初文庫化(月村了衛氏、森村誠一氏)、書下し(鈴峯紅也氏、鳴神響一氏)、文庫オリジナル(矢月秀作氏)、新装版(近藤史恵氏)など、徳間文庫の3月新刊は現代ミステリーの傑作揃い!

2024年3月8日(金)全国の書店・ネット書店で発売! 株式会社徳間書店 (本社:東京都品川区上大崎

代表取締役社長:小宮英行)は、徳間文庫の今月の新刊を3月8日(金)に発売することをお知らせ致します。

数々の文学賞を受賞した気鋭・月村了衛氏のリーガル・サスペンス『非弁護人』、昨夏の逝去が惜しまれる巨匠・森村誠一氏の『ただ一人の幻影』、警察小説シリーズの人気を牽引する鈴峯紅也氏の『警視庁公安J

アーバン・ウォー』など、現代ミステリーの傑作をお届けします。

* 月村了衛『非弁護人』

カバーイラスト=木村タカヒロ

カバーイラスト=木村タカヒロ

タイトル:非弁護人

著者:月村了衛

定価:1045円(税込)

判型:徳間文庫

ページ数:496P

発売:2024年3月8日(金)

ISBN:978-4-19-894925-9

商品ページ:

【徳間書店】

https://www.tokuma.jp/book/b642646.html

【Amazon】

https://www.amazon.co.jp/dp/4198949255

「よく聞け。貴様は死刑だ!」

無実の罪で法曹界を追われた元特捜検事。

法廷には立てない「非弁護人」が、

冷酷巧緻な大量殺人者に「法」で立ち向かう!

元特捜検事・宗光彬(むねみつあきら)。検察の腐敗により無実の罪で法曹界を追放された過去を持つ。弁護士資格のないまま高度な法律案件を闇で請け負うことから「非弁護人」と呼ばれていた。ある日パキスタン人少年から「級友を捜してほしい」と依頼される。その少女と家族の消息を追ううちに大量の失踪者の存在が明らかになる。戦慄の犯罪に立ち向かうべく、法廷に立てない宗光が取った驚愕の奇策とは!?白熱のリーガルサスペンス。

【解説より抜粋】

検察という法の正義を執行するはずの組織に裏切られた彼らが、なお法律を武器にして今を生き抜こうとするのが面白い。「ヤクザ喰い」や普通の人々の酷薄な無関心といった社会の暗部を語る本作は、公言できないあの手この手を使いつつも、最終的に法律という社会的に否定できない手段で、つかみどころのない「普通」の悪を追いつめていく。非弁護人のそのダーク・ヒーローぶりが、エンタテインメント小説としてカタルシスをもたらす。

――円堂都司昭(文芸評論家)

* 鈴峯紅也『警視庁公安J アーバン・ウォー』

カバーフォト=Kirill Cherezov/123RF.COM

カバーフォト=Kirill Cherezov/123RF.COM

タイトル:警視庁公安J アーバン・ウォー

著者:鈴峯紅也

定価:935円(税込)

判型:徳間文庫

ページ数:448P

発売:2024年3月8日(金)

ISBN:978-4-19-894924-2

商品ページ:

【徳間書店】

https://www.tokuma.jp/book/b642647.html

【Amazon】

https://www.amazon.co.jp/dp/4198949247

自衛隊の絆が、日本を戦場にする――。

公安捜査官・純也が日本のタブーと対峙する!

シリーズ累計82万部突破!

小日向純也が率いる公安部隊「J分室」。防衛大学校の卒業生が相次いで死亡した。事故死として処理されたが、純也は繋がりのない三人の裏に、これまでタブーとされてきた特務部・別班の陰を感じ取る。捜査を開始するものの、事件の闇は予想以上に深く、自衛隊の絆が純也の捜査を攪乱。さらには新たな犠牲者も出てしまい……。新メンバーも加わったJ分室に最大の危機が訪れる!(書下し)

【巻末あとがきより抜粋】

少し(いえ、だいぶ)古い話になりますが、私が社会人になりたての頃、日本はバブル経済の真っ只中でした。当時は様々な業界に人材が溢れ、どんな会社にもエースがいて、まれにそんなエースをも超えるスーパースターが存在しました。《中略》

ならば――。

四万五千もの職員を抱える警視庁ならきっと各部署ごとに、眩い光を放つようなスーパースターがいてもおかしくない。いや、いるに違いない。《中略》

警視庁という巨大な組織の中で縦横無尽に活躍する、そんなスーパースター達を書こう、というのがすぐに私の動機になりました。

――鈴峯紅也「【警視庁シリーズ】第二十巻刊行に寄せて」より

【店頭用POP】

* 矢月秀作『警視庁特務部逮捕特科アレストマン』

カバーフォト=anilyanik/getty images

カバーフォト=anilyanik/getty images

タイトル:警視庁特務部逮捕特科アレストマン

著者:矢月秀作

定価:869円(税込)

判型:徳間文庫

ページ数:328P

発売:2024年3月8日(金)

ISBN:978-4-19-894926-6

商品ページ:

【徳間書店】

https://www.tokuma.jp/book/b642645.html

【Amazon】

https://www.amazon.co.jp/dp/4198949263

俺たちに令状は必要ない。

逮捕専門の超法規的部署、始動――。

大ベストセラー「もぐら」シリーズの著者が放つアクション警察小説

人員不足を補うため、逮捕を専門とした特務部逮捕特科が新設された。リーダーは神原。格闘、サイバー犯罪、潜入捜査、設備機器調達など、癖のあるプロ達を束ねていた。ある日、神原は宝石店や貴金属専門の強盗事件の捜査を開始する。だがその裏には非道な半グレや計算高いヤクザたちがいた。全容がつかめない中メンバーたちは窮地に陥ってしまい……。社会の暗部に新設部署が立ち向かう!(文庫オリジナル)

* 鳴神響一『警察庁ノマド調査官 朝倉真冬 丹後半島舟屋殺人事件』

カバーイラスト=爽々

カバーイラスト=爽々

タイトル:警察庁ノマド調査官 朝倉真冬 丹後半島舟屋殺人事件

著者:鳴神響一

定価:880円(税込)

判型:徳間文庫

ページ数:320P

発売:2024年3月8日(金)

ISBN:978-4-19-894929-7

商品ページ:

【徳間書店】

https://www.tokuma.jp/book/b642643.html

【Amazon】

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殺人事件の裏側に、海中財宝伝説あり!

さすらいのキャリア警視、出資詐欺事件に挑む

「脳科学捜査官 真田夏希」(シリーズ累計43万部突破!)の著者による新感覚旅情警察ミステリー!

資産家の老人が遺体で発見されたのは、伊根湾名物「舟屋」に収められた和船のなかだった。地方特別捜査官の朝倉真冬は疑問を抱く。犯人はなぜ、約二百三十軒ある舟屋のなかからここを選んだのか。地元警察はこの点に迫ろうとしない。故意の捜査遅滞を疑いながら独自調査を進める真冬は、伊根湾沖の財宝引き揚げをネタにした出資詐欺事件に辿り着き──。大人気警察小説シリーズ第五弾!(書下し)

* 森村誠一『ただ一人の幻影』

カバーフォト=Einsamer Baum bei Abendrot/Adobe Stock

カバーフォト=Einsamer Baum bei Abendrot/Adobe Stock

タイトル:ただ一人の幻影

著者:森村誠一

定価:902円(税込)

判型:徳間文庫

ページ数:336P

発売:2024年3月8日(金)

ISBN:978-4-19-894931-0

商品ページ:

【徳間書店】

https://www.tokuma.jp/book/b642641.html

【Amazon】

https://www.amazon.co.jp/dp/419894931X

初文庫化!

著者晩年の人生を振り返る思いが、短い物語の中に濃縮され、ノスタルジックかつロマンティックに綴られる傑作ミステリー集。

定年後にデビューし人気作家となった宮越には、胸に仕舞った青春の記憶があった。田舎の花火大会。河原で出会った少女と名乗り合いもせず、寄り添って天空に咲く大輪を見ながら話した思い出である。彼のもとにその女性の娘から手紙が届く。やがて宮越は、追憶の少女が夫を殺し、服役中に獄死したと聞かされる(「遠い夏」)。一期一会の男女の出会いから謎が立ちのぼる、極上の叙情推理八篇。(解説:村上貴史)

【解説より抜粋】

作家であり続けることを強く意識し、五十年以上も作家として生きてきた森村誠一。本書では、彼の作家人生の一部である二〇一〇年から一三年に刻んだ円熟のきらめきを、その期間に発生した震災のなかで示した強さを、さらには傘寿に差し掛かろうという年齢や自由と向き合う覚悟を、体感させて戴いた。

よい短篇集である。

――村上貴史(ミステリ書評家)

* 近藤史恵『南方署強行犯係 狼の寓話〈新装版〉』

カバーイラスト=赤

カバーイラスト=赤

タイトル:南方署強行犯係 狼の寓話〈新装版〉

著者:近藤史恵

定価:858円(税込)

判型:徳間文庫

ページ数:288P

発売:2024年3月8日(金)

ISBN:978-4-19-894927-3

商品ページ:

【徳間書店】

https://www.tokuma.jp/book/b642644.html

【Amazon】

https://www.amazon.co.jp/dp/4198949271

新米ヘタレ刑事

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「ビストロ・パ・マル」シリーズ

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初の警察小説シリーズ!【待望の新装版】

夢だった刑事課に配属。しかし、初現場でミスをしてしまった新米刑事の會川圭司は、捜査班を異動させられる。そこで待っていたのは、変わり者と噂される女性刑事、黒岩だった。クールで勝気、指導は厳しいが、実は意外な一面も──。會川は、そんな黒岩と殺人事件に挑むことになった。夫が殺され、妻が失踪。行方を追ううち明らかになる妻の事情とは。著者初となる警察小説シリーズ!

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