「空想⇔実装 ロボットと描く私たちの未来」を7月8日(金)から開催
「空想⇔実装 ロボットと描く私たちの未来」を7月8日(金)から開催 研究開発の「いま」を見せる新シリーズ「Mirai can NOW」第1弾
日本科学未来館(略称:未来館、 館長:浅川智恵子)は、 研究開発の「いま」を見せる新シリーズ企画「Mirai can NOW(ミライキャンナウ)」を開始します。
未来を考える“入り口”として、 「Life (ライフ)」「Society (ソサイエティ)」「Earth (アース)」「Frontier
(フロンティア)」の4つのテーマを設定し、 それぞれの研究開発の最先端トピックについて触れて、 感じて、 体験していただく企画です。
第1弾として「Society」をテーマに、 移動や対話ができるロボットから、 最新の卓球ロボットまで、
自由な発想から生まれたロボット技術を体験できる「空想⇔実装 ロボットと描く私たちの未来」を、 2022年7月8日(金)から8月31日(水)まで開催します。
「こんなことができたらいいな」と、 かなえたい夢を思い描く「空想」と、 描いた夢を科学や技術の力で形にしていく「実装」。 空想と実装を繰り返すことで、
私たちは未来をつくっていくことができます。 本イベントではソファー型の移動ロボットpoimo(ポイモ)や、
まるで旅行代理店での接客担当者のように観光案内をしてくれる対話ロボットなど、 企業や大学で研究開発中のロボット技術を公開します。 また会期中、
人工知能(AI)技術を用いた卓球ロボットの最新機が期間限定で展示されるほか、 人工知能やロボットなどを用いて個人を再現するデジタルクローンなど、
未来をつくる技術やアイデアをテーマにしたワークショップやトークイベントを、 専門家を交えて開催します。
空想と実装を行き来する楽しさや未来の可能性を体感することで、 ロボットが私たちの暮らしに溶け込んでいる未来社会を想像します。
なお7月8日(金)から7月10日(日)までの3日間は、 “未来の可能性に触れて、 感じて、 体験する”初の全館イベント「Mirai can FES
-ミライキャンフェス- ~あなたと未来をつくる3日間~」を開催します。 「Mirai can _!(ミライキャン)=“未来は、 かなえるものへ。
”」を共通テーマに、 15の限定プログラムを展開します。
未来館が掲げる2030年に向けたビジョン「あなたとともに『未来』をつくるプラットフォーム」の実現に向けたキックオフとなるイベントです。 「Life
(ライフ)」「Society (ソサイエティ)」「Earth (アース)」「Frontier
(フロンティア)」の4つのテーマに関連したトークイベントなどを展開するほか、 未来館をフィールドに研究開発に取り組む12のプロジェクトについて紹介します。 *
開催概要
タイトル:Mirai can NOW 第1弾 「空想⇔実装 ロボットと描く私たちの未来」
開催日:2022年7月8日(金)から8月31日(水)
※なお、 9月には本展示に関連したワークショップなどを実施します
会場:日本科学未来館 1階 シンボルゾーン
時間:10:00から17:00 (入場は閉館の30分前まで)※7月8日は13:00から17:00
休館日:火曜日 (ただし、 7月26日と8月の火曜日は開館)
料金:無料
※常設展、 特別展、 ドームシアターの鑑賞は別途料金が必要
※7月8日~7月10日は「Mirai can FES」開催に伴い常設展は無料開放
主催:日本科学未来館
詳細URL:
https://www.miraikan.jst.go.jp/events/202207082532.html * 展示ラインナップ
1.形も操作も自分次第!「poimo(ポイモ)」試乗
新しいパーソナルモビリティpoimoは、 用途に合わせた形状のカスタマイズが自由。 空気で膨らむ構造で、 軽くて丈夫で柔らかい車体が特徴です。
操作方法を自由にする研究も進んでいます。 ぜひ会場で試乗して、 自分だけの乗り物との未来を空想してみましょう。
展示期間:7月8日(金)~8月31日(水)
協力:mercari R4D、 東京大学筧康明研究室 (xlab)
体験方法:当日、 乗車体験会場にて整理券を配布しますpoimo(ポイモ)(画像提供:mercari R4D)
poimo(ポイモ)(画像提供:mercari R4D)
2.臨海副都心における自動運転技術を活用したサービスの構築に関するプロジェクト
今年2月に臨海副都心における自動運転の実証を実施。 その中で未来のモビリティの可能性を見せてくれたe-Palette(イーパレット)。
自動運転車は人を運ぶ時代から、 モノやサービスを運ぶ時代へ。 e-Paletteは、 未来のモビリティの可能性を見せてくれる箱型の移動空間です。
本を読みたいときには、 図書館そのものをあなたのもとへ運んでくれるかもしれません。 e-Paletteは私たちの暮らしをどう変えるでしょうか。
展示期間:7月8日(金)~8月31日(水)
協力:東京都、 株式会社Mobility Technologies、 日本工営株式会社、 トヨタ自動車株式会社
体験方法:当日先着順
3.私たちの個性や感性にあわせたモノづくり 「触感メタマテリアル」体験
物質の構造を意図的に変えることで、 もともと持っていなかった性質を持たせた物質のことを「メタマテリアル」と言います。
身近な遊具やイスの固さや触感を自由に選びたい、 という空想を実現する触感メタマテリアルで作られたイスで、 好みのイスの触感を体感してください。
展示期間:7月8日(金)~8月31日(水)
協力:慶應義塾大学SFC研究所環デザイン&デジタルマニュファクチャリング共創ラボ、 JSR株式会社、 ラピセラ株式会社
体験方法:当日先着順触感メタマテリアルで作られたイス(画像提供:慶應義塾大学SFC研究所環デザイン&デジタルマニュファクチャリング共創ラボ)
触感メタマテリアルで作られたイス(画像提供:慶應義塾大学SFC研究所環デザイン&デジタルマニュファクチャリング共創ラボ)
4.身体がロボットやAIと合体!「自在化身体プロジェクト」体験
手や指の数を増やしたり、 動物の体になってみたり。 そんな空想を最新のロボット技術や情報技術で叶えようとする研究が進んでいます。
「6本目の指」や「脱着できる身体」といった新たな身体をつけてみると、 脳や心にどのような影響を与えるのでしょうか。
会場では「6本目の指」を動かす体験をしてみたり、 ワークショップを行う日には、 レゴで作った「6本目の指」をお持ち帰りいただき、 自ら実験にも参加できます。
展示期間:7月8日(金)~8月31日(水)
協力:JST ERATO稲見自在化身体プロジェクト、 電気通信大学 宮脇陽一研究室、 フランス国立科学研究センター ガネッシュ・ゴウリシャンカー研究室、
慶應義塾大学 杉本麻樹研究室、 早稲田大学 岩田浩康研究室、 豊橋技術科学大学 北崎充晃研究室、 株式会社ジザイエ、 東京大学レゴ部、 泰興物産株式会社、
株式会社exiii design 、 公益財団法人東京都中小企業振興公社、 電気通信大学 脳・医工学研究センター(CNBE)、 ウインセス株式会社
体験方法:当日先着順6本目の指(画像提供:JST ERATO稲見自在化身体プロジェクト)
6本目の指(画像提供:JST ERATO稲見自在化身体プロジェクト)
5.ここは未来の旅行代理店? 「対話ロボットコンペティション2022」
未来では旅行代理店などでの接客業務もロボットが担っているかもしれません。 2021年に始まった、
ロボットがいかに自然に対話できるかを競うコンペティションの第二回予選会が、 本イベントで行われます。 会場では旅行代理店を模した環境で、
店員であるアンドロイドと会話しながら旅行先を決める体験ができます。
展示期間:7月8日(金)~7月10日(日)前回コンペティションの対話システムを用いたデモを予定、 8月11日(木)~8月31日(水)予選会
協力:対話ロボットコンペティション2022実行委員会、
文部科学省科学研究費助成事業「新学術領域研究」人間機械共生社会を目指した対話知能システム学(対話知能学)、 株式会社JTB、 株式会社JTBパブリッシング
体験方法:当日、 実演会場にて整理券を配布しますロボットの接客を体験して審査! (画像提供:対話ロボットコンペティション2022実行委員会)
ロボットの接客を体験して審査! (画像提供:対話ロボットコンペティション2022実行委員会)
6.人とロボットの未来の関係は? 人と人をつなぎ成長させる卓球ロボット「フォルフェウス(FORPHEUS)」
卓球ロボット「フォルフェウス」の最新機は、 プレイヤーの感情や身体の動きを読み取り、 成長に導くだけでなく、
ダブルスを組むペアの共感度合いや連携度合いを測定し高めることで、 ペアとしての成長を実現します。 ラリーを通じて人を成長させる「フォルフェウス」から、
AIやロボットが生活に溶け込む未来について考えてみてください。
展示期間:7月29日(金)~8月4日(木)
協力:オムロン株式会社
体験方法:当日、 実演会場にて整理券を配布します。 体験は一人5分程度です。
※卓球ボールと同じオレンジ色の服装の方はご体験いただけない場合があります。卓球ロボット「フォルフェウス」(画像提供:オムロン株式会社)
卓球ロボット「フォルフェウス」(画像提供:オムロン株式会社)
* 特別展「きみとロボット」×「空想⇔実装」コラボイベント
開催中の特別展「きみとロボット ニンゲンッテ、 ナンダ?」との関連イベントとして、 デジタルクローンの題材となった茂木健一郎さんやアーティスト、
研究者を招いて、 2つのトークセッションを特別開催します。
1.トークセッション「デジタルクローンはもうひとりの自分?」
人工知能やロボットなどを用いて、 実在の人物を再現するデジタルクローンという技術が、 いま世間を賑わせています。
こうした技術が可能にする「もうひとりの自分」が私たちに投げかける「きみってなんだ?」という問いを倫理、 哲学などの面から議論します。
開催日時:8月6日(土) 時間未定
開催場所:1階 コミュニケーションロビー
登壇者:茂木健一郎(ソニーコンピュータサイエンス研究所)、 米倉豪志(株式会社オルツ)、 池上高志(東京大学)、 渡部麻衣子(自治医科大学)、 他若干名
参加方法:事前申し込み、 当日席あり
※詳細は後日、 未来館ホームページでお知らせします。
2.トークセッション「私たちの“もっと自由な体”ってなんだ?(仮)」
特別展「きみとロボット」に体のあり方や身体感覚を拡張する新しい発想のロボット(MetaLimbsなど)を展示している稲見昌彦氏と、
「無駄づくり」コンテンツクリエイターの藤原麻里菜氏によるトークセッション。 人の身体はどこまで自由になるのか、 どのように変わっていくのか、 と空想を広げます。
開催日時:8月28日(日) 14:00~15:00
開催場所:1階 コミュニケーションロビー
登壇者:稲見昌彦(東京大学)、 藤原麻里菜(コンテンツクリエイター、 文筆家)
参加方法:事前申し込み、 当日席あり
※詳細は後日、 未来館ホームページでお知らせします。 * 日本科学未来館とは
東京・お台場にあり、 観光スポットから足を延ばして、 気軽に科学・技術に触れることのできる場所です。 展示をはじめ、 トークセッション、
ワークショップなど多彩なメニューを通し、 日々の素朴な疑問から最新テクノロジー、 地球環境、 宇宙の探求、 生命の不思議まで、
さまざまなスケールで現在進行形の科学技術が体験できます。
https://www.miraikan.jst.go.jp/
https://www.miraikan.jst.go.jp/
所在地: 東京都江東区青海2-3-6 日本科学未来館
電話番号: 03-3570-9151(代表)
アクセス:
新交通ゆりかもめ 「東京国際クルーズターミナル駅」下車徒歩約5分/「テレコムセンター駅」下車徒歩約4分
東京臨海高速鉄道りんかい線 「東京テレポート駅」下車徒歩約15分日本科学未来館外観
日本科学未来館外観
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