沫シミュレーションによりレイスマートの有効性を可視化。
紫外線照射装置レイスマートの製造および総販売元の株式会社アリオン(本社:福岡市南区 代表取締役:関孝人)は、
室内空間において飛沫の流れを可視化するシミュレーションを活用し、 エアロゾル対策における同装置の有効性を示した。
飛沫シミュレーションについては、 エネルギーや気象、 防災など幅広い分野の流体解析を手掛ける株式会社テックレボリューション(本社:東京都豊島区
代表取締役:酒井正和)に依頼。 同社の開発する「3D飛沫可視化-エアーマネージメント」を活用した。 「飛沫」は、 会話や大声、 咳、
くしゃみなどにより人の体外に放出され飛散しますが、 「飛沫」より微細な粒子、 もしくは空気中で微小化した「飛沫」は一般的に「飛沫核」と呼ばれます。
このように空気中に微細な粒子が浮遊している状態のことを「エアロゾル」と言われています。
「エアロゾル」については、 長時間にわたり室内空間を漂う、 さらに空気の流れにより広範囲に拡散することなどが明らかになっていますが、 昨今は、
その対策に重点をおくべきとの見解も多く見受けられるようになり、 早急な対応が望まれる重要な課題のひとつとなっています。
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室内上部に浮遊するエアロゾル
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粒子径(m)
〔想定:広さ約50平方メートルの一般的な室内空間〕
エアロゾルは会話やくしゃみなどにより発生し、 広範囲に広がります。
発生したエアロゾルは、 室内の温度差によって生じる自然対流や居室者の体温やパソコンなどの電子機器による熱によって上昇します。
上昇気流に乗ってエアロゾルを含む微細な浮遊物(ウイルス・細菌・カビ等)が室内空間を漂います。
※マスクを着用していない状態での会話、 くしゃみをした際のエアロゾルを想定。
※エアロゾル粒子の粒径0.56㎛~79㎛の動きを可視化。
【可視化シミュレーション活用の背景】
新型コロナウイルスの感染が急拡大しており、 空気中に漂うエアロゾルの対策を求める声が感染症などの分野の専門家から上がっている。
室内空間でのエアロゾルの動きを可視化することで、 紫外線照射装置 レイスマートの有効性を検証。
▼レイスマートの照射領域イメージ(床面より2.1mの高さに設置)
室内の壁面に設置し、 天井付近の上部空間に紫外線照射領域(除菌ゾーン)を形成。
空気中に漂うウイルス・細菌・カビなどの浮遊物に対し、 紫外線を照射する事によって室内空間の除菌をおこな
います。
▼レイスマートの紫外線強度分布
▼室内空間に漂うエアロゾル
▼シミュレーション条件(室内面積約約50平方メートル (6.1m×8.1m) 天井高2.8m
▼シミュレーション条件(居室人数7名/会話4名、 くしゃみ1名)
▼室内温度シミュレーション(居室者表面温度27℃、 外気温度20℃、 ノートパソコン発熱量20W)
【可視化シミュレーションの結果】
会話やくしゃみなどによって発生するエアロゾルは、 室内の温度差によって生じる自然対流や居室者の体温などによって天井付近まで上昇し、
その後室内空間を浮遊する事が確認できた。 これらのシミュレーションにより、 室内空間における紫外線照射装置 レイスマートの有効性を示すことができた。
■紫外線照射装置(UVGI)「レイスマート」について
〇 紫外線照射装置(UVGI)は、 CDC(米国疾病予防管理センター)発行のガイドラインにおいて、 空気安全対策に有効な除菌方法として記載されています。
〇 温度差で生じる室内の上昇気流によって、 空間上部へ運ばれた浮遊菌類(ウイルス・細菌・カビ等)に直接紫外線(UV-C)を照射し除菌していきます。
〇 高さ210cm以上で紫外線(UV-C)を水平照射するため、 安全性と高効率な除菌ゾーンが両立します。
〇 高さ210cm以上の壁面に設置するため、 活動空間や動線を妨げることなくスペースを有効活用できます。
■人の体温など室内の温度差で生じる空気対流を利用した除菌方法
■会社概要
会社名:アルサグループ 株式会社アリオン(レイスマート総販売元)
所在地:〒815-0075 福岡市南区長丘5-21-6
代表者:関孝人
設立:1999年
事業内容:レイスマート販売事業、 クリーン事業、 内装仕上げ工事業、 コーティング事業、 マンション管理事業他
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