Y’s、人形作家・愛実によるY’sの服を纏った人形作品をY’s表参道にインスタレーション
インスタレーションは2022年9月30日金曜日から10月11日火曜日まで開催。また、愛実氏が自身の人形を捉えた写真作品を、Y’sが服に配した特別なコレクションを同時発表。
Y’s表参道では、 9月30日金曜日から10月11日火曜日までの期間、 人形作家・愛実による、
Y’sの服を纏った人形作品をY’s表参道にインスタレーションします。
https://www.yohjiyamamoto.co.jp/news/detail/ys-omotesando-higanosakai/
相反する様な二つの世界の隙間に迷い込む。
あなた─私 肉体─精神 過去─未来
彼は誰時─誰そ彼時 正気 ─狂気 生─死
あちら側とこちら側の境界線にいる。
人形たちは、 心の在り方・肉体の存在・時間、 それらの中で何かを失っている。
その境界線に(あなたも)立つ──
「彼我の境」と題され、 Y’sを纏った6体の人形作品と、 4体のトルソー作品で構成されるインスタレーション。
それぞれの人形が、 諦めや悟り、 耐えきれない悲しみ、 あるいは光──をその向こうに見つめているようです。
過去や現在のコレクションから選ばれ、 創り直された服が、 痛ましさや切なさ、 或いは、 愛しさや優しさ、 強さ、 様々な感情を内包する人形に、
また違った息を与えます。
彼は誰
明け方の薄暗さの中、 日の光の美しさを希いながら全てが白日の下に晒されるのを恐れている。
かはたれ──薄暗い隣が誰かもわからない時間に紛れて存在しながら秘密が暴かれるのを恐れていると同時に光を望んでいる。
赤いドレスは新たに生まれるイメージも抱かせる。 赤を纏うこの人形は、 そこから出ていく者。
Clothing: Y’s RESORT 2021 Collection
誰そ彼
夕暮れの薄暗さに迷い込む。 ここは何処なのか、 あなたは誰なのか。 私は誰なのか。 道が少しづづ逸れていることにも気づかない。
たそがれ──自分は何が好きで何が嫌いか、 信じるものは何か。 自分は気が付くことなく、 何となく人の流れに乗り歩いているうちにとんでもない所にきてしまったら。
黒を纏うこの人形は、 迷い込んだ者。
Clothing: Y’s RESORT 2021 Collection
埋み火
灰の中埋めた炭火のようにいつまでも消えない思い。 再び燃え盛らぬよう、 身を潜め息を潜める。
うずみび──妄執に取りつかれ、 身の内に押し込め抑えているつもりが妄執と一体化していく。 それを手放すことが出来ず、 苦しみつつも捨てることができない。
Clothing: Y’s Autumn-Winter 2022-23 Collection
愛の痛み
叫ぶことが出来ればいいのに。 叫びで世界を壊してしまえばいい。
あいのいたみ──「愛」という名のもとに抑圧された慟哭を精神と肉体の狭間に落としてしまった。
Clothing: Y’s Autumn-Winter 2022-23 Collection
追慕
かつてはそこにあった風景、 暮らす人々の営みに思いを馳せる。 親しき人の姿を思うたび優しい暖かさとわずかな痛みを感じる。
ついぼ──人形は2018年に銀座奥野ビル306号室で開催された個展で発表された作品。 昔、 美容室があったとされるその場所で、
かつてあった美容室に通っていた女性を想像した。 新しくつくられた服に袖を通した作品は、 昔への思いに焦点をあてている。 「痛み」は後悔である。
Clothing: Y’s Autumn-Winter 2022-23 Collection
琵琶伝
泉鏡花「琵琶伝」より。 愛と憎しみ、 嫉妬と復讐と狂気が入り混じった泉鏡花の「琵琶伝」のお通を人形で表現した。 モチーフにより当時着物で表現された人形が、
新たに創作された服を纏う。 また違うかたちのお通の愛と悲しみの狂気を感じる。
びわでん──人形は2018年に弥生美術館で開催された「文豪・泉鏡花×球体関節人形 ~迷宮、 神隠し、 魔界の女~」の為に制作された。
Clothing: Y’s Autumn-Winter 2021-22 Collection
Y’sを纏った6体の人形作品に、 トルソー作品 4体が交わり、 Y’s表参道の空間に佇みます。
「彼我の境」インスタレーションは、 2022年9月30日金曜日から10月11日火曜日まで、 Y’s表参道でご覧いただけます。
Y’s Ayumidoll Collection
真黒のシャツや、 Tシャツの上に配され、 黒(Y’s)と人形の境界線が溶けていく。 愛実氏が自身の人形を捉えた写真作品を、
Y’sが服に配した特別なコレクションが、 インスタレーションのスタートと同時に展開されます。 カプセルコレクションの詳細は、 9月下旬に公開が予定されています。
彼我の境
愛実
インスタレーション: 2022年9月30日金曜日から10月11日火曜日まで
カプセルコレクション: 2022年9月30日金曜日発売
– 人形作品と、 人形の纏うY’sの服はご購入が可能なものもございます。 購入方法はY’sオフィシャルウェブサイトでご案内予定です。
愛実 Ayumi人形作家
Instagram @ayuminingyou | Twitter @ayuminingyou
Y’s表参道
https://www.yohjiyamamoto.co.jp/shopinfo-detail/?id=6550
東京都渋谷区神宮前4丁目12-10 表参道ヒルズ西館 1F/B1F MAP
TEL 03-6455-4302
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Y’s
ワイズは、 1972年に山本耀司が手掛けた最初のブランドであり、 それとともに、 山本の服作りへの思想と哲学です。 原点は、
男性の服を女性が着るというコンセプトのもと時代に流されることのない価値観を持つ、 自立した女性たちへの服作り。 機能的で品位ある日常着。 独自のカテゴリーの中、
普遍的な価値観とユニークなパターンメイキングで形づくられるワイズのクリエイション。 カッティングとシルエットに拘り、 素材の風合いを生かし、
着ることによって生まれる人の体と服の間にある空気感、 分量感、 バランスを大切に行われる服創り。 ワイズは、 哲学を受け継ぐ現在のアトリエチームの表現により、
ブランドのアイデンティティ、 機能的で質の高いプレタポルテを提案するコレクションを体現しています。
http://www.yohjiyamamoto.co.jp/ys/
Y’sでは居住国に合わせたオンラインブティックをご用意しています:
日本/日本語
https://theshopyohjiyamamoto.jp/shop/c/c30/
France・International/Francais
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