名シリーズ、巨匠、スター俳優・・・どの作品がベスト?『この1本! 超人気映画シリーズ、ひとつだけ見るならコレ』
超人気映画シリーズ、ひとつだけ見るならコレ』 時間がない現代人に贈る新感覚シネマガイド!
映画は「早送り」より「厳選」して見よ!
サブスク時代、 何から見たらいいのかわからない・・・。 そんな現代にピッタリの映画ガイドが誕生!
評論家は「大多数の人が当たり前に面白いと思う娯楽映画を当たり前に薦めるのを怠ってきた」、 かといって、
レビューサイトは「濃いファンのいる映画に高い点がつく傾向にある」。 では、
一般人にとって本当に面白い作品とは?『気まぐれコンセプト』の「ホイチョイ・プロダクションズ」馬場康夫氏が、 さまざまな視点を盛り込みながら厳選しました。
«本書は、 どんな映画も自宅で見られるこの時代に、 あなたがシリーズ映画や一人の監督の映画を休日の暇つぶしに1本見るとしたら、
どの1本を選ぶべきかをお薦めする、 サブスク時代の映画ガイドである。
本書では、 「この1本」を選ぶ上で、 プロデューサーや脚本家といった同業者、 つまり料理で言えばシェフたちに意見を聞いた。 次に、
ジャッキー・チェン映画はジャッキー・チェン本人、 ピクサー・アニメはピクサーの前社長というふうに、 最も芯を食った人の意見も取り入れた。 さらに、
ゴジラ・シリーズはテレビ朝日の「1万人によるゴジラ選挙」といった、 大人数によるアンケート調査も参照した。 各章に示した「この1本!」は、 そうして選出した、
いわば映画版「シェフが薦める名店」である。 決して、 著者一人の好みを書いたものではない。 »
(本書「はじめに」より)
『私をスキーに連れてって』『彼女が水着にきがえたら』『波の数だけ抱きしめて』などの作品を送り出してきた著者が、 『男はつらいよ』、 『007』、
『スター・ウォーズ』、 『名探偵コナン』、 『ハリー・ポッター』、 「マーベル・シネマティック・ユニバース」、 「ピクサー・アニメ」、
「スピルバーグ監督作品」、 「オードリー・ヘップバーン作品」「フランス不倫映画」など、 さまざまな括りの中から“ベスト・オブ・ベスト”をしぼり込みました!
それぞれ全体像を見渡しつつ、 基礎知識から豆知識まで盛り込まれているので、 既に作品を観たことがある人にも、 そうでない人も楽しめる内容になっています。
«まず、 おいちゃん役をテレビと同じ森川信が演じた最初の8本は、 コメディ色が強く、 話に勢いがあって、 理屈抜きに面白い。 が、 寅さんの衣装や、
冒頭の夢の場面などが後の作品とは違うので、 1本だけ選ぶとなると、 森川信出演の8作ではない気がする。
フォーマットが整うのは八千草薫がマドンナ役を務めた第10作『寅次郎夢枕』からである。 寅さんは毎回マドンナに惚れて振られるが、
この作品は両想いになる初めてのケースなので、 その意味でも見ものだ。
また、 さくらの息子・満男が成人して全面に出てくるシリーズ末期の作品だと、 第43作『寅次郎の休日』が、 ギャグに切れがあって面白い。
ぴあの「クチコミ満足度ランキング」で最も評価が高いのは、 浅丘ルリ子が2度目のマドンナを務めた第15作『寅次郎相合い傘』である。 「男はつらいよ」は、
寅さんとマドンナが両想いになると恋愛軸が盛り上がって俄然面白くなるのだが、 浅丘ルリ子の出演作は最新作も含めて5本あって、 どれも両想いなので面白い。 »
(本書「『男はつらいよ』ならこの1本」より)
«全盛期の黒澤明監督の映画の脚本は4~5人のチームで書かれていたというが、 ピクサー作品は、 脚本家が1本につき12人いて、
シーンごとに分担していると言われる。 さらに、 最初のストーリーの検討には、 別作品で動いている12人も加わって、 厖大な人数が関わるのだそうだ。 また、
完成後にラセターが、 試写を見て作り直しを命ずることもしばしばで、 『トイ・ストーリー2』は公開9ヶ月前でゼロからやり直し、 『アーロと少年』は、
公開予定を1年半延期して作り直し。 そのたびにスタッフは阿鼻叫喚の毎日を経験する。 »
(本書「『ピクサー・アニメ』ならこの1本」より)
▲各章に作品一覧を掲載。
本書の「この1本!」は、 あなたの「ベスト作品」と一致するか? プロフェッショナルな視点とミーハーな視点が同居する、 サブスク時代必携のシネマ鑑賞ガイドです!
〈目次〉
はじめに
「男はつらいよ」ならこの1本
「007シリーズ」ならこの1本
「スター・ウォーズ・シリーズ」ならこの1本
「マーベル・シネマティック・ユニバース」ならこの1本
「名探偵コナン」ならこの1本
「ピクサー・アニメ」ならこの1本
「ゴジラ・シリーズ」ならこの1本
「黒澤明監督作品」ならこの1本
「オードリー・ヘップバーン作品」ならこの1本
「ハリー・ポッター」ならこの1本
「裕次郎とルリ子のムード・アクション」ならこの1本
「ロッキー・シリーズ」ならこの1本
「スピルバーグ監督作品」ならこの1本
「東野圭吾原作映画」ならこの1本
「21世紀のミュージカル映画」ならこの1本
「クリント・イーストウッド監督作品」ならこの1本
「山崎貴監督作品」ならこの1本
「ジャッキー・チェン映画」ならこの1本
「高倉健仁侠映画」ならこの1本
「フランス不倫映画」ならこの1本
「若大将シリーズ」ならこの1本
あとがき
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『この1本!
超人気映画シリーズ、 ひとつだけ見るならコレ』
著/ホイチョイ・プロダクションズ 馬場康夫
定価:1980円(税込)
判型/頁:4-6/320頁
ISBN978-4-09-388870-7
小学館より発売中(8/22発売)
本書の紹介ページはこちらです↓↓↓
https://www.shogakukan.co.jp/books/09388870
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