ュガーフリーチョコレート摂取後の血糖値上昇が、通常のチョコレート摂取後に比べて低いことを論文報告いたしました。
薬理と治療(2022年50巻3号)に論文掲載 株式会社ロッテ(代表取締役社長執行役員:牛膓 栄一)は、 食品の健康機能に着目し、
様々な研究に取り組んでおります。 この度、 「シュガーフリーチョコレート喫食時の血糖への影響」の研究を実施し、
本研究成果が「薬理と治療(2022年50巻3号)」に論文掲載されたことをお知らせします。
今回の研究により、 「シュガーフリーチョコレート摂取後の血糖値上昇は通常のミルクチョコレート(※)摂取後と比較して小さい」ことを確認しました。
(※)日本食品標準成分表(八訂)に準拠した配合のミルクチョコレート ■研究概要
食品に含まれる糖が吸収されると血糖値が上昇し、 インスリンのはたらきによって元の血糖値に戻ります。 血糖
値の急上昇は糖尿病の危険因子として知られており、 日々の間食で食べるものを血糖値が上昇しにくい食品に
することは、 健康の維持増進につながると考えられます。 本研究では、 シュガーフリーチョコレートまたは通常
のミルクチョコレートを摂取した際の血糖値上昇を比較しました。 また、 インスリンや中性脂肪、 GLP-1などその
他血中指標への影響についても比較しました。
【対象】20歳以上65歳未満の健常成人32名(単盲検クロスオーバー試験)
【方法】シュガーフリーチョコレートまたはミルクチョコレートを40g摂取し、 摂取前、 摂取後30分、 60分、 90分、 120分に採血し、 血糖値、
インスリン濃度、 中性脂肪濃度、 活性型GLP-1濃度を測定
■研究結果
シュガーフリーチョコレート摂取による血糖値上昇は、 ミルクチョコレート摂取による血糖値上昇に比べ小さいことが確認されました。 インスリン分泌においても、
シュガーフリーチョコレートの方が少なくなることが示唆されました。
***:p <0.001
対応のあるt検定 シュガーフリーチョコレート摂取時 vs. ミルクチョコレート摂取時
エラーバー:標準偏差
【掲載紙】
薬理と治療(2022年50巻3号、 433-437)
タイトル:シュガーフリーチョコレート喫食時の血糖への影響
著者:佐藤 将太、 川村 淳、 齋藤 圭祐、 岩間 義孝、 奥山 知子
株式会社ロッテ
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