沖縄黒糖と富山昆布 包括協定を締結 ローカル食材の交流復活による価値を創造!

ローカル食材の交流復活による価値を創造! サッカークラブ「沖縄SV」と「カターレ富山」がつなぐ北前船以来の交流がついに復活!

沖縄県黒砂糖協同組合(沖縄県那覇市:代表理事 西村 憲)は、 北陸昆布協会(福井県敦賀市:会長 橋本

慶)と2022年10月13日(木)に包括協定を締結いたしました。

【今後の展開】

■ヘルジアン・ウッド ザ テーブルにて沖縄黒糖と昆布を使ったランチコースの提供

■沖縄県と富山県のこども食堂へ、 昆布と沖縄黒糖の提供とレシピの提供 締結式の模様 (左)北陸昆布協会副会長 室谷 和典さん (右)沖縄県黒砂糖協同組合代表理事 西村 憲

締結式の模様 (左)北陸昆布協会副会長 室谷 和典さん (右)沖縄県黒砂糖協同組合代表理事 西村 憲

フォトセッション *左から カターレ富山 代表取締役社長 左伴 繁雄さん 北陸昆布協会副会長 室谷 和典さん 沖縄県黒砂糖協同組合代表理事 西村 憲 沖縄SV COO・妙摩 雅彦さん

フォトセッション *左から カターレ富山 代表取締役社長 左伴 繁雄さん 北陸昆布協会副会長 室谷 和典さん 沖縄県黒砂糖協同組合代表理事 西村 憲 沖縄SV

COO・妙摩 雅彦さん

現在、 沖縄黒糖や富山の昆布といったローカル食材は、 地産地消または東京などの大都市への流通がメインです。 しかし今後は、

それぞれの文化や歴史のある土地間でつながり、

地域のプロの力や視点を借りながらそれぞれの地域でも消費を促していくローカルトレードを進めていくことが重要であると考え、 このたび、 沖縄県黒砂糖協同組合は、

北陸昆布協会と県の垣根を超えた、 包括協定を締結することとなりました。

沖縄黒糖と富山昆布は、 江戸時代から明治時代まで北前船によって交易が行われており、 日本の各地域に根付いてきた食材です。

今回この包括締結のきっかけを作ったのは、 今年8月に独自に行われた地域のサッカークラブ「沖縄SV」と「カターレ富山」のローカル食材の贈りあいのやりとりです。

この令和の新たな交易、 交流に注目し、 沖縄県黒砂糖協同組合と北陸昆布協会が包括協定を締結することで、

日本の誇れる食材である沖縄黒糖と富山昆布の両県の交流と価値を改めて創造してまいります。

今後は、 ヘルジアン・ウッド ザ テーブル(富山県立山町)にて沖縄黒糖と昆布を使ったランチコースの提供や、 沖縄県と富山県のこども食堂へ、

沖縄黒糖と昆布の提供とヘルジアン・ウッドの熊野泰博シェフが手がけたレシピの提供をいたします。

【沖縄県黒砂糖協同組合代表理事 西村 憲 コメント】

今回は富山県にお邪魔させていただき、 改めて地場資産の素晴らしさを実感しています。 江戸時代から北前船での黒糖の交易を通じて富山との関りも深く、

今回改めてこのような形でつながりを持つことができたことを大変うれしく思います。 これまで沖縄黒糖の消費は大都市圏が中心でしたが、

これをきっかけに地域での消費やローカルトレードにも力を入れていきたい。 黒糖と昆布という食材でどのようなものができるのか?

と思われている方もいるかもしれませが、 私は大きな可能性を感じており、 今後は、 こども食堂への食材提供、 メニュー提供も行う予定で、

子どもたちの反応も楽しみです。

【北陸昆布協会副会長 室谷 和典さん コメント】

江戸時代には北前船という文化があり、 富山の食材と沖縄の食材は交流がありました。 今回、 この令和に新しいつながりができ嬉しく思っています。

沖縄にも富山にも地域に根付く文化があり、 そのような点でも共通点があります。 黒糖と昆布は意外な組み合わせに思われると思いますが、

食材を掛け合わせた料理が振る舞われることがすごく楽しみで、 可能性しか感じていません。 ヘルジアン・ウッド ザ

テーブルさんでのランチコースの提供を幕開けに両者でお互いの食材を使ったレシピや商品展開など盛り上げていきたいです。

【カターレ富山 代表取締役社長 左伴 繁雄さん コメント】

沖縄SVさんから突然黒糖が8月23日に贈られた時はとても驚きました。 カターレ富山は地域貢献活動に取り組んでいて、 今回のコラボレーションは、

健康や教育・環境など全てのテーマに通じる、 垣根を越えるきっかけとなりました。 来月、 11月20日に開催されるカターレ富山のJリーグホーム最終戦は、

「黒糖マッチデー」と銘打って、 黒糖のサンプリングなどを実施いたします。 今後は、

カターレ富山も関わりを持つこども食堂への食材やメニューの提供が予定されていますが、 例えば昆布の収穫体験など、

子どもたちの食育につながるような取り組みなどもこれから検討していけたらと思います。

【沖縄SV COO・妙摩 雅彦さん コメント】

沖縄SVでは地域創生に貢献するプロジェクトに取り組んでおり、 代表の高原は黒糖アンバサダーに就任しています。

新型コロナウィルスの影響で沖縄の黒糖が在庫過多になっているということを聞き、 沖縄黒糖を沢山の方に配布し、 PRをすることで地域の課題解決につながればと、

様々なJリーグクラブへ沖縄黒糖の贈呈を行なっています。

今回、 まさかカターレ富山さんから昆布のお返し(9月2日)をいただくとは思っておらず、 このようなコラボレーションに繋がったことをとても嬉しく思っています。

〈今後の展開〉

1. ヘルジアン・ウッド ザ テーブルにてランチコースの提供

ヘルジアン・ウッドの熊野 泰博シェフが手がけた、 沖縄黒糖と昆布を使ったランチコースを提供します。

日時:未定(近日、 お知らせ)

場所:ヘルジアン・ウッド ザ テーブル

コース内容:5品 *表記はペアリングの飲み物です。

沖縄×富山

黒糖×昆布

大門素麺 / 昆布

昆布のゼッポリーニ

【四十物昆布・上黒とろろ】【沖縄黒糖・波照間】

素麺 大門素麺【富山・砺波】

鳥出汁 醤油 お野菜昆布【四十物昆布・北海道歯舞産】

*カモミール・ライム・シークワーサー Sparkling

【シークワーサー・沖縄】【カモミール・富山・Healtion-wood】

鮭 / 蕎麦

蕎麦粉ガレット ~focus on 沖縄ちんびん~

【沖縄黒糖・伊平屋】

北海道産鮭マリネ【四十物昆布・昆布〆カット昆布】

ポテトサラダ【沖縄黒糖・西表】【四十物昆布・昆布マヨネーズ】

人参~focus on 沖縄しりしり~

【四十物昆布・北海道南産がごめ昆布】

**バタバタ茶・蕎麦茶・麦芽糖

【バタバタ茶・富山・朝日町】【麦芽糖・富山・島川あめ店】

名水ポーク / 味噌

名水ポーク・肩ロース~focus on 沖縄アンダンスー(油味噌)~

【富山・黒部】ジュのソース【沖縄黒糖・西表】

香草パン粉【四十物昆布・焙煎昆布】

炊込御飯・Healthian-wood米・黒米【富山・地野菜】

***さんぴん茶【沖縄・沖縄伊藤園】

黒糖 / 昆布

黒糖アイスクリーム【沖縄黒糖・多良間】

クランブル【四十物昆布・羅臼、 利尻昆布パウダー】

黒蜜【沖縄黒糖・波照間】

****穀物コーヒー(ライ麦・麦芽・大麦・チコリ・いちじく)

ハーブティー / 寒露

二十四節気に合わせて二週間毎に変わる レストランブレンド

2. 沖縄県と富山県のこども食堂へ、 昆布と沖縄黒糖の提供とレシピの提供

沖縄県と富山県のこども食堂へ、 沖縄黒糖と昆布を提供します。

ヘルジアン・ウッドの熊野 泰博シェフが手がけた、 沖縄黒糖と昆布を使ったレシピも提供します。

来月11月20日日曜日に開催されるカターレ富山のJリーグホーム最終戦にて、 発表させて頂きます。

また、 この試合は「黒糖マッチデー」と銘打って、 黒糖のサンプリングなどを実施いたします。

レシピ提供 熊野 泰博シェフ プロフィール

富山県滑川市出身。 東京、 フランスのブルゴーニュ、 ブルターニュの星付きレストランで修行。

東京、 sioのシェフを務め2022年2月にヘルジアンウッドのシェフに就任。

富山の「そこにある」郷土のものを中心に、 時には世界中の食材、 技法を取り入れ、 土地の歴史、 風土を学び、

僕の経験を通した「料理」として感じたままに表現します。

食を通して、 多くの方と繋がり富山、 北陸、 日本を盛り上げていきます。

【沖縄黒糖について】

沖縄黒糖は、 限定された製糖工場(8つの離島工場)で生産される含みつ糖の代表的なもので、 さとうきびの搾り汁をそのまま煮沸濃縮し、

加工しないで冷却して製造しています。 糖分の他にカリウム、 カルシウム、 鉄等多くのミネラル成分を豊富に含み、 特有の香りが特徴です。

沖縄の伝統的な家庭料理から昨今では、 スイーツや飲料など幅広く取り入れられています。

一方で、 ここ数年来の原料さとうきびの豊作による生産量増大と、

新型コロナウイルスの影響による販売量減少等による沖縄黒糖の在庫が過去最多となっている課題も抱えています。 (2021年12月現在)

★沖縄県黒砂糖協同組合ホームページ

https://www.okinawa-kurozatou.or.jp/

【北陸昆布協会について】

設立は昭和28年9月11日昆布業者の親睦、 連絡、 強調を図り会員相互の取引を円滑にし、 昆布に関する各種の指導研究をなし、

以て業界の振興に寄与することを目的としています。

★北陸昆布協会ホームページ

https://hokurikukombukyoukai.web.fc2.com/