手県釜石市の『地域の力を引き出す「持続可能」な観光地経営の最前線』と長野県中野市の「旅 × 学び」の最新事例についてトークイベントを開催!
イベントレポート】岩手県釜石市の『地域の力を引き出す「持続可能」な観光地経営の最前線』と長野県中野市の「旅 × 学び」の最新事例についてトークイベントを開催!
~ 11月1日(火)から「SAGOJOスクール」をオープン~ 全国の地域事業者と旅/地域貢献に関心の高いユーザーをマッチングし、
地域の「人手不足」を解消する株式会社SAGOJO(本社:東京都 品川区 代表取締役:新 拓也 以下「SAGOJO(サゴジョー)社」)は、
地域の来訪促進や観光地経営、 観光SDGsに取り組む地方自治体の皆さまと関係メディアを対象に、 ”サスティナブル観光地100選”
に選出された岩手県釜石市の「地域の力を引き出す持続可能な観光地経営の取り組みと『旅 ×
学び』の最前線」をテーマとしたオンライントークイベントを10月13日(木)に開催しました。
岩手県釜石市の『地域の力を引き出す「持続可能」な観光地経営の最前線』
第一部では、 釜石市の観光地域づくり法人(DMO)として観光地経営/来訪者促進に取り組む株式会社かまいしDMC(本社:岩手県釜石市 代表取締役
河東英宜以下「かまいしDMC社」)の代表取締役 河東 英宜氏と、 釜石市の地方創生の戦略立案などを手がけた青森大学准教授・総務省地域力創造アドバイザー 石井
重成氏の2名が登壇し、 「震災復興/コロナ禍」を乗り越えた岩手県釜石市で地域の力を引き出す持続可能な観光地経営に取り組む「かまいしDMC社」の手法と『旅 ×
学び』の最前線、 先日開始した全国旅行支援の取り組みについてお聞きしました。
基幹産業の衰退や首都圏・都市部への人口流出の課題を抱え、 東日本大震災では甚大な被害を受けた岩手県釜石市ですが、 震災復興の実現を目指し、
釜石市の観光新興ビジョン “釜石オープン・フィールド・ミュージアム” のコンセプトのもと、 サスティナブル・ツーリズム(観光SDGs)に取り組み、
2018年以降5年連続で認証機関グリーン・デスティネーションズが定める “サスティナブルな観光地100選” に選出されています。
▷株式会社かまいしDMCについて:
実際に釜石市に来る観光客は昨年のコロナ禍において、 企業研修で約1,000名、 修学旅行で約5,000名ほどでした。
「サスティナブルツーリズムで人が訪れるよりも、 観光地域づくりの土壌ができたことによって観光客を受け入れられる体制が整ったことが大きな要因かもしれません。
DMOの役割として稼ぐ力を引き出すこと、 地域への誇りと愛着を醸成する目的があります。 地域住民の皆さんが普段の暮らしを見せることで観光客の方も喜ぶので、
住まう誇りを培うことができないかを模索しています」と河東氏は述べます。
また、 釜石での取り組み事例として複数の地域事業者で協業したジェラートについても紹介。 地域にはジェラートの競合となる事業者がおらず、
地域の特産品を活かしたフレーバーを複数考えることで、 地域事業者との協業を生み出すことに繋がりました。
「自分たちが作りたいものや流行りのものを売り出すのではなく、 地域のものをまちの皆さんと楽しみながら協業できるかがポイント」だと言います。
一昨年度まで釜石市で地方創生の事業に9年ほど携わっていた石井氏は、 釜石オープン・フィールド・ミュージアムの構想にも取り組んできました。
「地域共創を生み出すためには良質な関係人口の拡張をおこない、 多様な人材の還流や活躍する場所をつくることが大切です。
一人ひとりが取り組んでいることは都市部から見たら小さいことかもしれないですが、 無数の小さな物語の集合体こそ地域の特性でもあります。
釜石市は市民コーディネーター制度があり、 震災復興やポスト復興、 持続可能なまちづくりに向けた観光地域づくりが根底にあるので、
さまざまな事業やサービスが面となって展開されていくと思います」と話しました。
トークセッションでは、 全国旅行支援についても意見を伺いました。 全国旅行支援は、 新しい地域や普段は行かない旅行先にも目を向ける機会になっているため、
全国の人から「旅行に行きたい」という想いが伝わってくると話す場面も。 株式会社SAGOJO 取締役 スガタカシ氏は「SAGOJO社のユーザの動きをみていると、
ここ数日SNSが賑わっていて旅行情報を活発におこなっていたり、 全国旅行支援の使い方をシェアしたりするなど旅人としての強みを発揮している一面がある。
全国旅行支援をきっかけに旅行の機運が戻ってくれると嬉しい」と前向きな想いを語ってくれました。
釜石オープン・フィールド・ミュージアムの今後について聞かれた河東氏は、 「展示物が人なので、
個々の何かをやりたいという想いを実現できる機能を当社が持ち始めていると感じていますし、
我々も想いを持った方たちに対して何ができるか最大限努力しながら考えることができる。
その繰り返しが釜石オープン・フィールド・ミュージアムのこれからなのかなと思います」と話しました。
『旅 × 学び』の可能性について聞かれた石井氏は、 「自己変容・地域変容し、 相互に循環していく姿がこれからの地域社会の未来にあったら嬉しいです。
地域をまたいでいろんな立場の人たちが自分たちの悩みや思っていることを胸襟を開いて話すことでお互いに知恵の交換ができるような、
そんな人間関係が全国に広がってくれたらいいなと思います」とコメントし、 第一部は幕を閉じました。
長野県中野市の “学ぶ旅” を切り口とした最新取り組み事例
第二部では、 長野県中野市役所 商工観光課 小林係長、 中嶋氏の2名が登壇し、 『旅 × 学び』をテーマに実施した、
「中野市ドローンスクール」の最新取り組み事例を紹介しました。 本企画では、 ドローンの撮影技術を学ぶだけではなく、
長野県中野市で活躍するプロクリエイターや中野市職員によるドローンパイロットチームを講師として迎えることで、 中野市にゆかりのある地域の方との交流を提供。 また、
BBQ懇親会、 果樹園で桃狩り体験、 関係人口創出拠点『Zenya』にて動画編集ワークショップ、 参加者が作成した動画の発表会も開催しました。
▷企画詳細:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000017738.html
SAGOJO社と中野市との出会いは2020年頃。 中野市の関係人口を創出する施策としてSAGOJO社と意見交換したことが始まりでした。
その中で生まれた企画がドローンを軸とした映像クリエイターキャンプです。 中野市で「ちょうどいい田舎暮らしができる」ことを映像を通して発信し、
移住・定住の促進に繋げる施策として、 第一回ドローンスクールを2021年10月に開催。 参加者からも好評で、 第二回ドローンスクールを2022年7月に実施し、
中野市の魅力発信や関係人口の創出へと繋がりました。
「中野市は身近に自然があって暮らすには便利なちょうどいい田舎町です。 高社山の麓にある廃校になった小学校の校庭でドローンを飛ばして皆さんにまちを見てもらい、
2日目は旬の果物の収穫体験、 地元の農家さんと交流・果樹園ランチをおこないました。
中野市でしか体験できないことを味わう時間を過ごしてもらえたと思います」と中嶋氏は述べます。
企画して良かったことを聞かれた中嶋氏は「ドローンスクールに参加してくれた方が、 中野市で開催するイベントにエントリーしてくれたこと。
『中野市の自然が大好きです。 ここでしかない出会いやご縁に感謝し、
五感を使って自然とスポーツに親しむ2日間を全身で楽しみます』とコメントしてくれて胸が熱くなりました。 」と想いを語り、 小林氏は「関係人口は再現性が大事なので、
第三回、 第四回と引き続き取り組んでいければいいなと思います」と述べ、 イベントは終わりを迎えました。
<SAGOJOスクールについて>
SAGOJO社では11月1日(火)より、 『旅 × 学び』をテーマに地域のファンを増やすサービス「SAGOJOスクール」をオープン致します。
“旅人はヒーローだ。 ” をコンセプトに、 次世代の旅人に求められるスキルやマインドを伝え、
まったく新しいシゴトや生きかたをつくりだす「SAGOJOスクール」では、 地域資源を題材に『旅 × 学び』のコンテンツを展開。
ただの観光ではなくユーザーが現地滞在をしながら受講、 スキルアップする仕組みをつくることで、 地域と連携しながら生きるための本質を身につけることができます。
また、 ユーザーが地域情報をSNS等で発信することで、 地域の魅力をPRできるだけでなく、 地域と一歩踏み込んだ体験を提供するため、 地域のファンが増え、
関係人口の拡大へと繋がります。
▷SAGOJOスクール公式HP:
<暮らすように旅をしながら、 まちづくりのプロに学ぶ 2week地方起業塾 in 釜石>
「SAGOJOスクール」オープンに伴い、 まちづくりのプロである「かまいしDMC社」と連携し、
地域プレーヤーとして活躍するための考えやノウハウを講座と実戦形式で学ぶ「地方創業塾 2week
釜石ラーケーション」を11月1日(火)~11月14日(月)に開催致します。 “地域で稼ぐ力を身に付ける” を目標に、
14日間で講義や地域のお手伝い・事業者への取材を実施。 その取材を元に、 釜石の一次産業の魅力を伝えるサービスやビジネスモデルを考え、
最終日にはプレゼンをおこなうため、 地域に深く関わりプレーヤーとして成長できる合宿形式となります。
地域起業で大切になってくるのが地元事業者との連携です。 農業や漁業のお手伝いや観光資源を生かしたサービスを体験することで、
地域に深く関わりながらリアルな学びを得ることができます。 普段の仕事と両立しながら講座を受講するワーケーションスタイルとなりますので、
講座以外の時間で周辺の観光や仕事など自由に過ごしていただけます。
■企画詳細
【開催日】2022年11月1日(火)~11月14日(月)
【開催地】岩手県釜石市
【スケジュール】
1日目:オリエンテーション
2日目:座学「地域プレイヤーに必要なスキルとは」
3日目:座学「地域で稼ぐ事業のために大切なこと、 よくある失敗例」
4日目:一次産業のお手伝い
5日目:座学「持続可能な事業構想のポイント」
6~7日目:一次産業のお手伝い
8~9日目:地域事業者への取材
10日目:河東さんに企画の相談
11~13日目:一次産業のお手伝いや取材
14日目:発表・講評
【参加費】税込39,800円 ※交通費4万円まで、 宿泊費14日分の補助あり
【対象者】1970 年度~1985 年度生まれで、 住民票が岩手県釜石市・遠野市、 栃木県大田原市、 群馬県みなかみ町、
秋田県仙北市以外の方は交通費4万円まで、 宿泊費14日分(1日最大税込1万円)を補助します。 (経費の精算には領収書が必要です)
今後もSAGOJO社は、 岩手県や長野県を含む全国の地方自治体や地域事業者と共に、 さらなる地方創生の一環として、
地域活性化・関係人口の増加へと貢献することを目指し、 地方創生に寄与します。
▷株式会社SAGOJOについて:
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