話を聴かない親×あきらめる子ども=親子の危機! アクティブリスニング(積極的傾聴)で子育てがうまくいくノウハウを記した書籍が発売

アクティブリスニング(積極的傾聴)で子育てがうまくいくノウハウを記した書籍が発売 株式会社主婦の友社は、『アクティブリスニングでかなえる最高の子育て』(

https://www.amazon.co.jp/dp/4074500744

)を2023年2月2日(木)に発売いたしました。 子どもの話を聴くコツはズバリ、 「ヘソを向けること」。 たったそれだけで、 子どもの声が耳に届き、

気持ちが伝わってきます。 子どもの声は、 あなたへの招待状。 スマホを横に置き、 子どもの声に耳をすませてみて。 子どもはきっと、

あなたをより深く信頼しはじめるでしょう。

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累計15万部『自分でできる子が育つ ほめ方 しかり方』の著者・島村華子先生、最新書き下ろしは「アクティブリスニング」です。

* アクティブリスニングとは

アクティブリスニングとは、相手に注意を向けて、たとえ自分の経験や価値観と違ったとしても、メッセージ、愛情・思考を相手の立場から理解する傾聴方法

です。アクティブリスニングをすると、親子の関係が深まって関係がよくなり、子どもの自己肯定感が高まることが、さまざまな研究によりわかっています。

* あなたは子どもの話、ちゃんと聴いていますか?

「子どもが興味をもっていることはなに?」

「今、子どもが夢中になっていることは?」

「子どもが疑問に思っていることはなんだろう……」

と考える前に、

「静かにしなさい!」

「早くしなさい!」

「ルールを守りなさい」と、話の最後を指示や命令で終わらせていませんか。

* 大人は話を聴いていない

「子どものためを思って」という大人の言動が、じつは子どもの想像力や創造力をはばんでいる、「いい子でいてほしい」と望むだけで、実は

大人は子どもの声を聴こうとしていないと著者は言います。

次のような調査結果があります。

米国の小学生1521人にアンケートをとったところ、過半数が、「話したいときに自分の親はあまり聞いていない」と感じている

ことがわかりました。さらに、「親の気をそらしているものはなにか」と聞いたところ、「携帯電話」がトップで、「きょうだい」「仕事」「テレビ」と続きました。

さらに、「携帯電話がなくなれば、親が家族と過ごす時間が増えるから良い」と答えた子どももいたというのです。

* だれしもわかってもらいたい

人はだれしも、自分のことをわかってもらいたいと思っています。

自分の考え、ニーズ、気持ち、魅力を理解してもらいたいと切望しているのです。だれかが理解してくれたと感じると、その相手との心のつながりを感じ、アドバイスに耳をかたむけやすくなります。

一方、わかってもらえていないと、人は疎外感を感じやすく、相手を説き伏せたいの思いから反発しやすくなります。 * NGな聴き手(リスナー)の8つのパターン

人の話を聴いていない典型的な8つのリスナーパターンを紹介します。 1. 【おざなりリスナー】子どもの話を「へー、そうなんだー」と聞く

2. 【決めつけリスナー】自分の決めつけをフィルターにして、聴きたいことだけを聴く

3. 【勝手にアドバイザー】求められてもいないのにアドバイスをする

4. 【教えたがりリスナー】ただ話を聴くだけでは飽き足らず、すべての出来事を講義にしてしまう

5. 【お説教リスナー】話し手の考え方、能力、性格を批判して、すぐに説教に持ち込む

6. 【おおげさリスナー】「すごいね!」「えらい!」を連発する

7. 【却下系リスナー】相手のメッセージをとにかく否定しがちな

8. 【乗っ取りリスナー】相手の話をさえぎって、自分の話にすり替える

* よくある「乗っ取りリスナー」の例

子どもが、「友だちと遊べなくて嫌だった」と言ったとき、「私もそういうことがあった」「私の場合はね……」と、会話をハイジャック

してしまう人です。同じ経験をしたことを強調して相手に歩み寄っているために、乗っ取りリスナー自身は会話に貢献していると勘違いをしていて、ハイジャックに気づいていません。しかし結局は、自分のことを話したいがためにしていることで、子どもは言いたいことを言えずじまい。

相手のマイクを奪わずに、まずは相手の話に集中する、これがアクティブリスニングの考え方です。

* どんなとき、人は話をわかってもらえたと感じるのか

相手が聴いてもらえている、わかってもらえていると実感するには、次の3つの要素が必要です。

1.話し手が自由な意思表示ができている

2.聞き手のアクティブリスニングと無条件の受け入れ

3.話し手と聞き手が分かち合えている

* 子どもの声に耳をすますコツはズバリ、手をとめて子にヘソを向けること

話を聴くとき、もっとも簡単で効果的な方法は、手をとめて、子どもにおヘソを向けること。そうすることで、自然と子どもと視線を合わせて、話を聴く態勢ができるから。

これなら今日からすぐにできそうですね!

子どもの声を聴きたければ、自分の声に耳をすます、スマホをそっと横に置き、子どもにおヘソを向け、気持ちを傾ける。そこに流れるのは、きっと二人にとってかけがえのない時間。

ほら、耳をすませて。

忙しい暮らしのなかで忘れがちなことを教えてくれるのは、小さな声かもしれませんよ。

* 著者情報

島村華子Shimamura Hanako

モンテッソーリ教育とレッジョ・エミリア教育研究者。上智大学卒業後、カナダのバンクーバーに渡り国際モンテッソーリ協会(AMI)の教員資格免許を取得。カナダのモンテッソーリ幼稚園での教員生活を経て、英国オックスフォード大学にて児童発達学修士号、教育学博士号を取得。現在はカナダの大学にて幼児教育の教員養成にかかわる。専門分野は動機理論、実行機能、社会性と情動の学習、幼児教育の質評価、モンテッソーリ教育、レッジョ・エミリア教育法。著書に『自分でできる子に育つ

ほめ方 叱り方』、『モンテッソーリ教育の研究者に学ぶ 子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ』がある。

* 書誌情報

書名:アクティブリスニングでかなえる最高の子育て

著者:島村華子

定価:1540円(税込)

発売日:2023年2月2日(木)

判型、ペー六数:四六判 176ページ

ISBN :978-4-07-450074‐1

出版社:主婦の友社

【Amazon】

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* 本書に関するお問い合わせ先

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