QIAGEN社、サンプルの前処理とRNA精製が改善された『TissueLyser III』と『RNeasy PowerMax Soil Pro Kit』を発売

QIAGEN社、サンプルの前処理とRNA精製が改善された『TissueLyser III』と『RNeasy PowerMax Soil Pro Kit』を発売

QIAGEN

N.V.(以下、QIAGEN。日本法人:株式会社キアゲン、東京都中央区、代表取締役社長:サカシタ・ショーン)は、骨、組織、土壌サンプルなど多様なサンプルからの核酸精製を行う研究者のサポートを目的とした2つの新製品『TissueLyser

III』と『RNeasy PowerMax Soil Pro Kit』の発売を開始しました。

いずれもDNAやRNAの検査にあたり、サンプル採取の精度を向上して精製された核酸の収量を向上する技術です。これにより、核酸精製ポートフォリオを拡充し、研究者への貢献と企業成長を促進する考えです。

■『TissueLyser III』について

核酸(DNAおよびRNA)の精製手順では、効率的なサンプル破砕が重要な要素となります。本製品は、様々な生物種由来のサンプル破砕を強化し、様々な用途に使用できるハイスループット処理対応のサンプル破砕装置です。骨や組織のような溶解が困難なサンプルであっても、効率的なサンプル破砕を行い、高品質の

DNA および RNA

精製が可能になります。これにより、マイクロバイオーム、環境、ヒトの生物医学研究、法医学分析、がん研究など、様々な研究分野において、再現性の高い結果を提供します。

さらに、14,000件以上の科学論文に引用されている前世代装置の信頼できるテクノロジーを基盤に、核酸効率的なサンプル破砕のための強化された機能を提供します。ステンレス・ジルコニウム、セラミック、ステンレス・スチール、ガラス・ビーズを使用したチューブまたは96ウェル・プレート内で高速振とうすることにより、動植物組織、バクテリア、酵母などの様々な生物種サンプルを破砕できます。最大192サンプルまで、また最大50mLの大容量サンプルまで、便利で安全なプロセスを提供します。タッチスクリーンとロータリーノブを備えており、7つの事前プログラム、および5つのカスタマイズ可能なプロトコールとプログラムサイクルにより、使いやすさを向上します。

■『RNeasy PowerMax Soil Pro Kit』について

QIAGEN のInhibitor Removal Technology を使用して、特に堆肥、堆積物、糞尿のようなPCR

阻害物質を多く含む精製が困難な土壌サンプルから高純度 RNA

を分離するために設計されています。より大きな50mLビーズ破砕チューブにより、最大15gの土壌サンプルを扱うことができます。

本キットはQIAGENの先進的な特許出願中の阻害物質除去技術(IRT)と効率的なビーズ破砕および細胞溶解ケミストリーを採用しています。リアルタイム定量RT-PCR、デジタルPCR、次世代シーケンシングなどのダウンストリームアプリケーションに適した高収率、高純度のRNAを提供します。前身である『RNeasy

PowerSoil Total RNA

Kit』と比較して、新しいキットの合理化されたワークフローは8サンプル処理で時間を300分から120分に60%短縮し、微生物生態系の理解におけるより早い発見と進歩を実現します。

■詳細情報:

『TissueLyser

III』の発売は、QIAGENのサンプル前処理および分析用自動化ソリューションの一貫した強化への揺るぎないコミットメントを示すものです。『TissueLyser

III』は、QIAcube HT、QIAxcel

Connect、QIAsymphonyを含むQIAGENのハイスループット機器ポートフォリオを補完します。また、『TissueLyser

III』で破砕したサンプルは、新しい『RNeasy PowerMax Soil Pro Kitを含む多くのQIAGENキットで使用可能です。

『TissueLyser III』の詳細については:

https://www.qiagen.com/TLIII

『RNeasy PowerMax Soil Pro Kit』の詳細については:

https://www.qiagen.com/de/products/discovery-and-translational-research/dna-rna-purification/rna-purification/microbial-rna/rneasy-powermax-soil-pro-kit

株式会社キアゲンについて:

QIAGENグループの日本法人である株式会社キアゲンは、QIAGEN本社の企業戦略および経営方針との連携を通して、日本国内の幅広いライフサイエンス研究、分子診断分野においてSample

to Insightソリューションを提供しています。1997年設立で、120名の社員が所属しています。(2022年12月31日時点)詳細はこちら

http://www.qiagen.com/jp/

デジタルPCRについて詳細はこちら:https://go.qiagen.com/QIAcuity_Portal_JP

QIAGENについて:

QIAGEN N.V(本社:オランダ)は、Sample to Insight

ソリューションを提供するリーディング・グローバル・プロバイダーとして、研究者のみなさまが生体試料サンプル(Sample)から価値ある生物学的知見(Insight)を得ることに貢献しています。

QIAGENのサンプル調製テクノロジーは、血液、組織その他の物質からDNA、RNAやタンパク質を単離処理し、バイオ分子を可視化、分析可能な状態で検出します。そのサンプルを、バイオインフォマティクスソフトウェアやその知識ベースを用いて分析することで、関連したデータを実用可能な価値ある知見として解釈することができます。また、QIAGENの持つ自動化ソリューションにより、一貫したワークフローとして効率的かつ

効果的な研究プロセスを実現します。

QIAGENは分子診断(ヒューマン・ヘルスケア)やライフサイエンス(アカデミア、創薬研究開発、産業アプリケーション、法医学など)に従事されている世界中500,000名以上の顧客のみなさまにこれらのソリューションを提供しています。

売上高は約21億4千万ドルでフランクフルト証券取引所およびニューヨーク証券取引所に上場。35ヵ国、6,200名以上の社員が所属しています。(2023年3月31日の時点)

詳細はこちらhttp://www.qiagen.com

当リリースの詳細について

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000094351.html

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