ランナー877万人※1の大敵、アキレス腱炎に新たな希望─モヤモヤ血管治療法、第48回日本足の外科学会で注目の成果を発表

痛みの治療を専門とする医療法人社団祐優会オクノクリニック(所在地:東京都港区

総院長:奥野祐次)は、根本的治療がないとされたアキレス腱炎の原因となる痛みの炎症モヤモヤ血管の革新的な治療とその経過を発表 * アキレス腱炎治療における新展開 ─ 動注治療の治療成績を発表

アキレス腱炎は、ジョギングやランニングをする人に良く見られる、足のかかとに痛みが生じる疾患です。アキレス腱への過度な負担により炎症を引き起こし、治りにくい痛みの原因となります。根本的な治療法がないとされ、全国で877万人いるとされる※1ランナーにとって大敵といえます。

アキレス腱炎では痛みの生じている部分に不要な血管ができていることが良く知られています。この不要な血管は「モヤモヤ血管」とも呼ばれ、一度生じると神経も一緒になって増えてしまい、治りにくい痛みの原因になります※2。

弊院では、この治療法の無いとされてきたアキレス腱炎に対して、「動注治療」という新しい日帰り治療を開発し、2023年10月26日、27日に大阪で開催された第48回足の外科学会にてその成績を発表いたしました。

動注治療は所要時間が約3分と短時間で完了します。これまでの5年間で800名以上のアキレス腱炎の方がこの治療を受けました。

今回発表したデータによると、治りにくいアキレス腱炎の方への動注治療の成績は良好で、8割以上の方が3か月から6か月で十分な痛みの改善とスポーツへの復帰がなされたことが確認できました。また重篤な副作用を訴えた人は1人もいませんでした。

アキレス腱炎に苦しむ方々に対して、より迅速で負担の少ない治療法として、当院では引き続き動注治療を積極的に推進してまいります。

* 【アキレス腱炎】 原因と3分で終わる新治療を解説

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[] * アキレス腱炎への駆血動注(治療シーン)

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* 動注治療とは

動注治療は、痛みの発生部位にできる異常な血管、つまり『モヤモヤ血管』を減少させる画期的な治療法です。

最近の研究により人間の身体には正常な血管だけでなく、痛みの原因になってしまうモヤモヤ血管ができてしまうことが分かってきました。これらのモヤモヤ血管と一緒に神経もできてしまうため痛みが生じます。

動注治療は加齢や保存的療法など根本的な治療がなかった痛みに対する新しいアプローチ方法です。一般的な点滴で用いる極めて細いチューブ(サーフロー)を用いて、手首または足首の動脈に直接注入します。1~2分ほどで終了し、その日ご帰宅いただける治療で日常生活の制限はありません。

国内ではすでに8,000人以上(2023年当院調べ)の方がこの治療をうけており、重篤な副作用は報告されていませんが注射した部位に内出血をおこしたり、蕁麻疹がみられることがまれにあります。

動注治療は国内では60以上の医療機関に導入されており、日本のみならず海外ではアメリカ、ドイツ、台湾などでも論文が発表されています。

* 動注治療の費用について

自由診療

アキレス腱炎、足底腱膜炎、外反母趾、痛風への動注治療

片足 30,000円(税込価格: 33,000円)

両足 40,000円(税込価格: 44,000円)

テニス肘、ゴルフ肘、野球肘への動注治療

片肘 30,000円(税込価格: 33,000円)

両肘 40,000円(税込価格: 44,000円)

初診をご検討で事前に医師に相談したい方は下記URLより質問・相談ができます。

https://okuno-y-clinic.com/contact

* 痛みの治療専門 オクノクリニックについて

医療法人社祐優会オクノクリニックは慢性的な痛みに悩む患者さんのために効果的な治療法を提案する、痛みの専門クリニックです。東京、横浜、大阪、神戸、札幌、仙台、福岡に計10医院を展開。痛みに悩む多くの患者さんと日々向き合っています。

肩こり、五十肩、腰痛、ひじ痛、ひざ痛、手の痛みなど約1分から2分で終わる動注治療やカテーテルによる治療を行っています。当院では今までに20,000人以上(※動注・カテーテル治療を合わせた数

2022年当院調べ)の患者さんがカテーテル治療をうけています。

この運動器カテーテル治療は現在国内外で注目されており、当院にも海外からの多くの視察や受診依頼が来ています。

* 総院長紹介

オクノクリニック総院長 奥野祐次

2006年3月、慶応義塾大学医学部卒業。放射線科医として血管内治療に従事したのち、大学院にて「病的血管新生」の研究を行い、博士号を取得。その後、江戸川病院で運動器疾患に対する血管内治療を専門とし、2014年4月に運動器カテーテルセンター

センター長に就任。2017年10月に横浜にてオクノクリニックを開院(現在東京を中心に全国10院を運営)。

年間30回以上の講演に登壇。治療の認知と普及、そして指導のために、世界を中心にテレビ出演、取材対応、論文執筆などの活動を展開。

ヨーロッパの学会(CIRSE2023)にてインターベンショナル・ラジオロジーの進歩へ貢献した医師に贈られるAward of Excellence and

Innovation in IR 2023を受賞。世界中で高い評価をうけ、海外および国内の著名な学会に招待されている。

※1

笹川スポーツ財団 ジョギング・ランニング人口

https://www.ssf.or.jp/thinktank/sports_life/data/jogging_running.html

※2

奥野祐次

ワニブックス 長引く痛みの原因は、血管が9割