景勝・小倉山を守る会発足10年記念 唐長オリジナルデザイン・山田繊維株式会社(むす美)製風呂敷で包んだ古今嵯峨米を2023年11月1日より数量・期間限定販売中!

-1000年続いてきた京都嵯峨野の自然風景を、次の1000年へ引き継ぐために-

景勝・小倉山を守る会(代表:長尾憲佑(常寂光寺)事務局:NPO法人ひとともりデザイン研究所、以下

当会)は、京都嵯峨野(最寄駅:阪急電鉄嵐山線「嵐山駅」、京福電鉄嵐山本線「嵐山駅」、JR嵯峨野山陰線「嵯峨嵐山駅」周辺一帯、以下

当地域)において歴史的風土保存地区に指定されたアカマツ林、竹林、水田景観の価値ある風景を次世代に繋ぐために、当会会員である地元の寺院、企業、市民、行政が連携し、この10年間継続的に自然環境の維持管理をしてきました。

当会発足当時に比べて美しくなった自然風景を求めて多くの人々が訪れるようになり、観光地でもある当地域の地域経済の活性化につながっています。

今回、当会発足10周年を記念して、2023年秋に収穫した「古今嵯峨米」と、嵯峨野を本拠地とする唐長

トトアキヒコ氏デザインの風呂敷(山田繊維株式会社(むす美)製)とのコラボレーション商品が生まれました。

■景勝・小倉山を守る会

京都嵯峨野は平安時代からの風景が続いている全国でも稀有な地域です。京都市により、歴史的風土保存地区・歴史的風土特別保存地区に指定されて、開発を免れてきましたが、1960年代の燃料革命以降、薪炭材の活用などの通常の維持管理行為が行われなくなり、小倉山のアカマツ林は荒れる一方、平安時代から守られてきたアカマツと落葉樹が占める多種多様な林層からなっていた美しい風景が姿を消し、四季の変化を感じることが出来ない照葉樹が生繁る単一な林層の風景へと急激に変化してしまいました。

たくさんのお客様にお越しいただける中で小倉山が本来の樹林でないことを憂い、地元の寺社、施設、嵐山保勝会や有志の方々と共に2013年に当会を結成し、京都市に法令整備を働きかけ、常緑樹を伐採するとともに落葉広葉樹を植樹し、小倉山の美しい風景を回復させる活動を行ってきました。

現在では取り組みの範囲を小倉山のアカマツ林のみならず周辺の竹林、水田に広げ、引き続き官民一体となり美しい自然景観を取り戻す活動を継続しています。当会発足当時に比べて美しくなった風景を求め、さらに多くの人々が訪れるようになり、観光地でもある当地域の地域経済の活性化にもつながっています。

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■古今嵯峨米

京都嵯峨野地域の稲穂たなびく水田と竹林の景観と、在来種や希少種を含む多様な生物を保全し、次の1000年に引き継ぐため、周辺の竹林を整備して発生する竹をチップ化・発酵した堆肥を土づくりに利用し、地域資源を活用して、持続可能なコメの栽培に取り組む嵯峨地域農場づくり協議会のお米。品種はキヌヒカリで、絹のようにつややかな米肌で、粘り気が少なくぱらっとしており、冷めても柔らかさを保つことが特徴です。2023年には有機JAS認証を取得しています。

■唐長 トトアキヒコ氏

唐紙師。従来の唐長の唐紙を継承した襖や建具、壁紙、唐紙を用いたパネルやランプなど、現代の暮らしに合うさまざまな唐紙を制作しています。唐紙をアートにした第一人者であり、唐紙の芸術性を追求し、点描とたらし込みを融合させ自らの指で染めていくトトアキヒコ独自の技法「しふく(Shifuku)刷り」や「風祈」から生まれる深淵な青い唐紙作品は、八百万の神様や精霊とともに手がけた詩情が宿るスピリチュアルな《トトブルー》と愛され、その聖なる青は、別格の青い世界と物語を生み出しています。

嵯峨嵐山にアトリエを構えるトト氏にとって、小倉山や嵯峨は日々の散歩コースで、ここ数年で山の景観が美しくなっていく様子を見、稲穂たなびく季節にトンボの飛び交っている自然風景を楽しんでいるといいます。

■唐長オリジナル・古今嵯峨米限定風呂敷

今回のオリジナルデザイン風呂敷は、水田、そして空の青を表現しています。この青色はトト氏が絵の具を調合し、山田繊維株式会社(むす美)さんに依頼し、オリジナルで染めた青色で、光により色の見え方が変わります。包装紙ではなく、1000年以上前から使われているという記録がある風呂敷としたことにも、1000年先に今の風景を引き継ぎたい想いを込めました。コラボレーションを象徴する両者のロゴは、より上質なものとする為、刺繍に。糸は銀糸を使っており、お米、つまり銀シャリの光沢感を表現しています。

文様は、「雲孫令和(つるのこれいわ)」。「雲孫」という言葉・概念を文様は平成の終わりに始めた「平成の百文様プロジェクト」の一環で、江戸時代 より唐長

に代々伝わる「天平大雲」文様を継承する身として、トト氏が未来へと伝える為に再構築した文様。雲は雨を降らす文様であり、実りと豊穣を意味しています。雨で実りと豊かさを与え、そして雲となり循環し、吉祥の雲を丸紋へと変化させ、丸く円満な世界となることへの意味を込められています。そして、その思いと志は雲孫の代まで繋いでいくという、景勝・小倉山を守る会の取組にあった文様としてオリジナル風呂敷が生まれました。

<問い合わせ先>

景勝・小倉山を守る会事務局

NPO法人ひとともりデザイン研究所

(連絡先)

TEL:075-708-8587 FAX:075-708-8494

[email protected]

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