シーベジタブルが、循環型経済をデザインするグローバル・アワード「crQlr Awards 2023」で、特別賞「FabCafe Global Prize」と6つの審査員賞を受賞

Prize」と6つの審査員賞を受賞

海の生態系を豊かに育む海面栽培や、地域コミュニティへの貢献、海藻の食文化継承などの観点で、43カ国、140のプロジェクトの中から評価

合同会社シーベジタブル(共同代表:蜂谷 潤、友廣 裕一、本社:高知県安芸市)は、循環型経済をデザインするプロジェクトやアイデアを世界中から募集する「crQlr

Awards」(主催:株式会社ロフトワーク、FabCafe Global)にて当社の取り組みを評価いただき、特別賞「FabCafe Global

Prize」と、本アワード最多となる6つの審査員賞を受賞しました。3月1日(金)から24日(日)まで、FabCafe Tokyoで開催される「crQlr

Awards Exhibition」で、当社に関する展示がある他、受賞者や審査員をはじめとする多様なゲストを迎えてのクロストーク「crQlr Summit

2024 TOKYO」に、当社共同代表の友廣裕一が登壇いたします。

当社は、磯焼けにより減少しつつある海藻を採取して研究し、環境負荷の少ない陸上栽培と海面栽培によって蘇らせ、海藻の新しい食べ方の提案を行っています。地上の植物は探求し尽くされ、様々な栽培技術や調理方法が確立していますが、海藻の世界は、はじまってすらいないものばかりです。過去から現在に受け継がれる海藻食文化を守ると同時に、新たな海藻食文化をつくることで、海にも人にもよい未来が広がっていると信じて日々活動しています。

今回の受賞により、循環型経済を目指す活動を行う、ビジネス・アカデミー・クリエイターネットワークに参画することで、循環を実践するクリエイターやプロジェクトとの関係を醸成し、今後ますます、サステナブルな取り組みに挑戦してまいります。

crQlr Awards について

crQlr Awards

(サーキュラー・アワード)は、循環型社会を目指す世界中のプレイヤーたちを、集めてつなぎ、活動を後押しするグローバルアワードです。サーキュラー・デザインを実践するプロダクト、サービス、アート、教育、システムデザイン、都市計画など、幅広いプロジェクトがアワードに集まります。国や産業を超えたコラボレーショを通じて、社会的・ビジネス的規範に挑戦し、レジリエントで公平でリジェラティブな未来の実現を目指します。

3つの審査ポイント

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クリエイティブであるか?サーキュラーエコノミーへの洞察があるか? -For People

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資源循環だけでなく、環境に対してポジティブな影響を与えられているか?-For Planet

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循環型経済を目指す社会、企業の課題に対し、解決策を示しているか?-For Profit

crQlr Awards

2023応募期間:2023年9月19日~11月13日応募総数:140点/世界43カ国審査員賞:28点特別賞:3点結果発表サイト:

https://crqlr.com/ja/crqlr-awards/2023/results

審査員からのコメント

本アワードで、当社は6つの審査員賞を受賞しました。審査員には、デンマークのイノベーションラボ「SPACE10」の共同創業者のGuillaume

Charny-Brunet氏をはじめ、東日本旅客鉄道株式会社 イノベーション戦略本部 デジタルビジネスユニット

マネージャー入江洋氏、建築家の成瀬友梨氏ら、イノベーション、デザイン、AI、アート、モビリティ、建築、コミュニティ、テクノロジー、バイオなど、多様な分野で実績を持つプロフェッショナルが審査にあたりました。

[Big Blue Loop Prize]審査員:Guillaume Charny-Brunet氏(SPACE 10 共同創業者 & ストラテジーディレクター)

Sea

Vegetable社の包括的なアプローチは、賞賛と高い評価を受けています。海藻を陸上養殖する独自技術とノウハウの開発により、海水温の上昇や生息環境の変化によって絶滅の危機にある美味しい海藻の安定的な生産を可能にし、自然繁殖を促進したからです。同社は、科学者、漁師、地元のお年寄り、シェフなどさまざまな人々を結びつけ、生物多様性と地域社会の両方に貢献するだけでなく、創造性と味覚をはるかに刺激する、生産的で回復力のあるエコシステムを作り出しています。加えて、彼らのすばらしい美的センスと、ストーリーやレシピを訴求する力がこの取り組みを伝染させているのです。これらの成果と今後の可能性を考慮し、Sea

Vegetable社には「ビッグブルーな循環賞(Big Blue Loop Prize)」がふさわしいと考えます。

[Illumination Prize]審査員:Darlene Damm氏(Singularity University 学部議長、Community and

Impact部門 元部長)

海には食用可能な海藻が1,500種類も生息していますが、よく知られているものはわずか100種類です。Sea

Vegetable社はそのような、見過ごされてきた海藻の価値を見出し、私たちが理解できるようにしてくれます。海藻は栄養価の高い野菜であり、環境や日本文化にとっても重要です。同様に、高齢化した労働者、障害を持つ労働者、過疎化した地域社会が持つ、見過ごされてきた価値にも同社は光を当てます。彼らが海藻の記録と研究から得た知識は、人間の健康と環境生態系の両方にとって有用です。

もしまだそうしていないのであれば、Sea

Vegetable社には、より多くの人々が学び、協力できるように、あらゆる種類の海藻、その特性、健康や環境への利点、見た目、レシピなどをまとめた「海藻」辞典やオープンデータベースをぜひ作ってほしいと思います。

[Exuberant Prize]審査員:Lucy Lu 氏(台湾 嘉義市文化局 局長)

海藻再利用に関する多くの事例がすでに存在していますが、私がこのプロジェクトを好む主な理由は、通常、人間の開発活動が自然環境と生態系に損害を与えるためです。しかし、海藻の復育を通じて、実際にはその損害を修復していると考えています。海藻は人間にとって非常に有益な食材であることが確認されており、また海洋生物にとっても食物を提供し、次世代を育む場所となっています。さらに、私は人類が海藻を食用として利用してきた歴史に基づいて、これが将来的には良いビジネスになる可能性が非常に高いと信じています。

[海と人で紡ぐ未来の物語賞]審査員:入江洋 氏(東日本旅客鉄道株式会社 イノベーション戦略本部 デジタルビジネスユニット

マネージャー、モビリティ変革コンソーシアム 事務局長)

まず地域の人との連携、パートナーシップが素晴らしい。研究という分野に閉じず、障害のあるひと、漁業関係者、地域の働く女性、シェフがバトンをつなぎ、豊かな海の再現、新たな食文化を創り、循環型経済を実現していることに価値があると感じます。「なんの利用価値もない海が生産性を生む。活動を通じて関心がなかった人が少しずつでも関心を持ってもらえる」という漁業関係者のコメントはとても印象的でした。海藻という当たり前の存在に新たな価値を加え、地域の活力としていくことは、とても魅力的な活動といえます。ぜひ地域の食育ともつなげ、子供たちへも活動を連鎖させていけるとよいと思います。

[海から地球と人類を救う賞]審査員:成瀬友梨 氏(建築家 / 成瀬・猪熊建築設計事務所 共同主宰)

新しい食文化を創出することが、海の生態系を豊かにし、雇用も創出するという、とても健全で、明るい未来を見せてくれるプロジェクトです。世界は食料問題に直面しており、日本でも静かに、しかし確実に大きな問題になることがわかってきています。そうした中で環境に負荷をかけないで食料を生産できる仕組みを構築しようとしていること、また新しい食文化として定着するよう調理法やレシピ開発まで取り組んでいることは素晴らしく、応援したい取り組みです。

[The Sea-rcular ecosystem award]審査員:David Tena Vicente 氏(FabCafe Barcelona CEO)

このプロジェクトは重要な環境問題に取り組んでいます。海藻場は海洋生命を育む上で重要な役割を果たします。特に、他の生物による食害を避けるための表層培養という革新的な栽培戦略は、海藻農業を促進し、海洋生態系を助ける可能性があります。このプロジェクトは、海水温の上昇や海藻場の減少という課題への解決策を提供するとともに、海藻の収集から生産、海洋研究に至るまでの新しい専門分野を提供し、都市への人口流出によって苦境にある地方地域にもプラスの影響を与えます。

(C) 2023 Loftwork Inc.コモンズ証

「crQlr Awards」の審査員や受賞者が集う「crQlr Summit 2024 TOKYO」で、共同代表の友廣裕一が登壇

2024年3月1日(金)から24日(日)まで、FabCafe Tokyoで「crQlr Awards

Exhibition」が開催されます。本イベントでは、「crQlr Awards

2023」で受賞したプロジェクトの展示の他、受賞者や審査員をはじめとする多様なゲストを迎えてのクロストーク「crQlr Summit 2024

TOKYO」や展示ツアー「crQlr Awards Exhibition

Tours」など多彩なプログラムを展開されます。会期中、当社の取り組みを紹介する展示や、「新しい関係性のデザイン」をテーマにしたトークイベントで友廣が登壇いたします。サーキュラー・エコノミーに関心のある方は、ぜひご参加ください。

crQlr Summit 2024 Tokyo イベント申し込みページ

登壇者:友廣 裕一(シーベジタブル共同代表)

大阪出身。大学卒業後、日本の地域の現状を学ぶため、全国の農山漁村を訪ねる旅へ。東日本大震災後は、宮城県石巻市・牡鹿半島の漁家の女性たちとともに弁当屋やアクセサリーブランドなどの事業や、東京・墨田区で食べる人とつくる人がつながるマーケットを立ち上げる。その後、共同代表の蜂谷と共にシーベジタブルを創業。人や組織をつなぎながら、新たな海藻食文化をつくるべく駆け回る。

crQlr Awards Exhibition日時:2024年3月1日(金)~3月24日(日)場所:FabCafe Tokyo(東京都渋谷区道玄坂1丁目22−7

道玄坂ピア 1F)営業時間:10:00~20:00FabCafe

合同会社シーベジタブル

◾︎企業名:合同会社シーベジタブル◾︎共同代表:蜂谷 潤(はちや じゅん)、友廣 裕一(ともひろ ゆういち)◾︎本社:高知県安芸市穴内乙688-9

◾︎事業内容:研究者から料理人まで各分野のスペシャリストが集まり、全国各地で海藻の基礎研究・種苗生産・陸上/海面栽培、さらには料理開発まで一貫した事業を行っています。海藻が激減する海の生態系を豊かに育みながら、社内外の料理人たちと新たな海藻の食文化をつくることにも取り組んでいます。

当リリースの詳細について

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000093542.html

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