創業1年での特許出願数が10件に到達!体の深部臓器にも光照射が可能な光照射デバイスの基本特許の特許査定を受領
世界初の「血管内から血管外組織に光を届ける」技術を特許権利化
「光を利用した治療技術の実用化を促進し、これまで治療のできなかった患者さんに有効な治療法を提供する」ことを目指し、これまでにない革新的な光治療用医療機器の研究開発を行う名古屋大学発ベンチャーのイルミメディカル株式会社は、当社の技術の根幹となる特許の特許査定を受領したことをお知らせします。
* 特許概要
●出願番号 : 特願2023-572241
●出願人 : イルミメディカル株式会社
●特許査定受領日: 2024年2月13日
* 本特許の背景・課題
本発明は、血管内光照射デバイスによる血管内から血管外組織への光照射を「外部光源レス」で行うことを可能とする革新的プラットフォーム技術となるものです。
従来、レーザー治療は大型かつ高価なレーザー光源搭載レーザー装置にて発生させたレーザー光を、光ファイバを用いて導光することで用いられてきました。
しかし、このシステムでは治療を行う病院においてレーザー装置導入のためのイニシャルコストがかかること、メンテナンスコストがかかること、レーザー装置設置に伴るスペース確保の問題等がありました。加えて、現在、光治療・光診断用途としてアカデミア・事業会社において、多様な薬剤(光吸収性物質)の開発が行われいますが、薬剤の吸収波長が異なると、レーザー光源を変更する必要があるため、将来的に複数台のレーザー光源を導入する必要性があるなど、課題がありました。
当社は上記課題を解決するため、自社、及び外部の事業会社との共同にて「外部光源レス」化した光照射の技術開発を進めております。
本件はこの技術の基盤となるもので、当社の企業価値を大きく高めるものと期待しております。
* 今後の展望
本発明の特許の権利化は、特に血管内から血管外組織の光照射技術による革新的医療の実用化とその普及を見据える当社にとって、大きなマイルストーンの1つと認識していました。光治療は効果があっても、使い勝手やコスト面で普及の足かせになっていたと当社では認識しており、今回の発明は当社の技術を普及し、真のイノベーション実現に繋がると期待しています。なお当社では、自社、及び外部の共同開発先と連携し、さらなる技術開発を進めています。
今後は当技術のライセンスや当技術を応用した共同研究を通じ、収益化・技術の社会実装へと繋げていく考えです。
患者さまの健康寿命延伸に向け、研究開発を進めて参ります。
* イルミメディカルの知財方針
当社は当社事業のグローバル展開を前提とした活動を行っており、そのため知財戦略の重要性を認識しています。
2023年2月の会社設立から約1年ですが、すでに特許出願数が10件、その内、特許査定が2件となっています。特許以外に商標権も複数取得しており、技術のブランド化も進めます。今後も積極的な知財戦略を展開して参ります。
* イルミメディカルの採用について
当社では特に技術者(カテーテル関連、光関連、産学連携)の採用活動をしています。
すでに、複数の企業・大学との共同研究を進めており、本格的な開発ステージに入りつつあります。今後、事業を急速に拡大するため、人財募集を行っております。
当社事業にご興味のある方は、お気軽にご連絡ください。
連絡先メールアドレス: [email protected]
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません