医療現場のDXをサポートするOPERe、セイコーエプソンと資本業務提携へ

株式会社OPERe(東京都千代田区、代表取締役 澤田優香、読み方 オペリ、以下 OPERe)と、セイコーエプソン株式会社(長野県諏訪市、代表取締役社長

小川恭範、以下

エプソン)は、このたび、2024年4月に資本業務提携契約を締結し、戦略的パートナーとして連携を強化していくことで合意しました。この提携は、OPEReによる医療現場のDXをサポートするアプリケーション「ポケさぽ」などのビジネスに対し、エプソンのインクジェットプリンター・スキャナーなどのハードウェアやソフトウェアを連携させることで、医療現場で課題となっている人手不足の解決を支援するビジネスの展開を目指すものです。

左:セイコーエプソン 執行役員 プリンティングソリューションズ事業本部長 吉田 潤吉 右:OPERe代表取締役 澤田優香

業務提携背景・概要

昨今、医療現場での人手不足から医療スタッフの業務過多が問題となっています。現場では入院・手術前の患者に対して多くの情報を提供する必要があり、また患者が紙などに記載頂く項目について重複してしまうケースもあります。また医療スタッフは、患者情報を電子カルテに転記する必要があり、業務負荷増加の一因となっています。

このような課題を解決するため、OPEReとエプソンは、2023年6月より社会医療法人財団石心会 川崎幸病院(神奈川県 川崎市、院長 山本晋、以下

川崎幸病院)にて、入院・手術前の患者が必要な情報についてスマートフォンとEpson

Connectを通じて提供することで、医療現場の業務負荷低減や、患者の医療体験向上に関する実証実験*を実施いたしました。

参考:2023年4月21日プレスリリース「入院前の患者情報取得による業務効率化および患者の医療体験向上に関する実証実験を川崎幸病院にて開始

[]」

*本実証実験は、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社が提供する大学横断型インキュベーションプラットフォーム「1stRound」による支援資金にて実施しました。

この実証実験にて一定の成果が見られたことから、スマホアプリ(デジタル)と医療現場で不可欠な紙メディア(アナログ)を組み合わせた本格的なビジネス展開に向け、具体的なソリューションの開発を加速させるべく、連携の強化を図ります。

両社は、このビジネス化を通じて、医療DXを実現し、医療現場の課題解決に取り組んでいきます。

「ポケさぽ」とは

「ポケさぽ」は、患者のポケットにあるスマートフォンから、動画やチャットを用いて患者説明を半自動的に行うシステムです。患者説明の「同じ説明を違う患者に」する部分を「ポケさぽ」が担うことで、患者は、いつでも・どこでも・なんどでも患者説明を受けることができ、より安心・より便利に入院・検査・出産・麻酔などに向けた準備を行うことができます。

「ポケさぽ」について:https://www.opere.jp/poke-sup

「Epson Connect」とは

エプソンのプリンター・スキャナー・複合機向けのクラウドサービスで、遠隔への印刷、スキャンtoクラウドなどの機能を実現します。エプソンの共創プラットフォームとしてAPI公開し、教育や医療などさまざまな業種・業界における課題解決と新たなソリューションの提供を目的にパートナー企業との連携やオープンイノベーションにも取り組んでいます。

<Epson Connectの代表的なメリット>・遠隔にあるプリンターに印刷ができる・クラウドにスキャンデータの保存ができる

・プリンタードライバーをインストールする必要なく利用ができるEpson Connectの紹介ページ:

https://openinnovation.epson.com/epson-connect/

【会社概要】

株式会社OPERe

所在地:東京都千代田区大手町1-6-1大手町ビル1F-3F Spaces 大手町設立 :2020年6月代表者:代表取締役 澤田優香URL :

https://www.opere.jp/

セイコーエプソン株式会社

所在地:長野県諏訪市大和三丁目3番5号創立 :1942年5月18日代表者:代表取締役社長 小川恭範URL :

https://corporate.epson/ja/

当リリースの詳細について

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000118047.html

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