ワタミと慶應義塾大学が学生への食事支援を開始

経済的困窮や一人暮らしにより支援が必要な学生に無料で食事をお届け

ワタミ株式会社(以下「ワタミ」)と慶應義塾大学は、地元を離れて一人暮らしを始める女子学生【支援1.】への支援として、2024年4月からミールキットや食事を一定回数届ける食事支援を開始いたします。また、家庭の経済的困窮により支援を必要とする学生【支援2.】にも近日中に支援を開始します。慶應義塾大学はこれまでも、慶應義塾生活協同組合と協力した食事支援など、学生への支援に力を入れてきましたが、企業と連携しての支援は、今回が初の取り組みとなります。

この度の食事支援の一環では、慶應義塾大学が、支援が必要な学生の募集・選考を行い、ワタミが展開する食事宅配サービス「ワタミの宅食」を活用した健康に配慮された管理栄養士監修のお食事などを、対象の学生のご自宅までお届けいたします。費用は慶應義塾大学が受け持ち、対象の学生は無償で本支援を受けることができます。

経済的負担を減らしつつ、バランスのとれた食事を提供することで、充実した学生生活を食の面からサポートしてまいります。 ■慶應義塾大学が実施する「食の支援」

慶應義塾大学では、家庭の経済的困窮や、親元を離れて生活している関係から、生活費の大部分を自身のアルバイト収入で賄っている学生がいること、昨今の物価高の中で、そのような学生の生活がさらに不自由となっていることを課題として、学生に対する食事や生活必需品の支援に力を入れてきました。

2024年度からは、全学生向けと女子新入学生向けの2つの食事支援を新たに開始いたします。「ワタミの宅食」を活用することで、学生によって、より利便性の高い支援を実施してまいります。

【支援1.】一人暮らしを始める女子学生に向けた食の支援

・対象:新たに一人暮らしを始める、関東以外の高等学校等出身の

女子新入生で、支援が必要と判断された学生

・人数:年間約200名

・内容:ミールキット「PAKU MOGU」「あっ!と ごはん」「定番おう

ちごはん」(2人用)を、毎月8セット分、無料で提供。

・募集受付中:~4月11日(木)まで

【支援2.】生活困窮者に向けた食の支援 ※募集受付準備中

・対象:家庭の経済的困窮などにより、支援が必要と判断した学生

・人数:年間約370名

・内容:「ワタミの宅食」の調理済み弁当「スマートプレート

(F400、R500)」を、毎月1回1食分、無料で提供。

■慶應義塾協生環境推進室

慶應義塾は協生環境の実現を目指して、協生環境推進室を設置し、一貫教育校から大学・大学院までを包含した全塾的な取り組みを推進しています。年間を通じて、「ワーク・ライフ・バランス」、「バリアフリー」、「ダイバーシティ」に関連する環境整備に加え、講演会やワークショップなど、学生のみなさんも参加可能なさまざまなイベントや取り組みを行っています。

また、女子学生に向けた「女性のからだ支援~Breezeプロジェクト~」を展開しており、生理用品の無償配付(年4回)や女性トイレ個室への生理用ナプキンの無料配布ディスペンサー「OiTr」の設置、そして“自分のからだとの付き合い方”に焦点を当てる慶應義塾大学病院の専門医等によるセミナーの開催や、「からだ相談室」の設置なども行なっています。

支援内容についての具体的なお問い合わせは本室までお願いいたします。

【ホームページURL】

https://www.diversity.keio.ac.jp/

【メールアドレス】[email protected]

■ワタミが提供する食事宅配サービス

ワタミは、全国で展開する食事宅配サービス「ワタミの宅食」の商品とインフラを活用し、慶應義塾大学の学生へ、お食事をお届けしてまいります。

商品は、指定された日に、担当のスタッフが学生のご自宅までお届けいたします。置き配にも対応しており、日々の授業や研究、課外活動等、様々な活動に励む学生にとって、利便性の高いサービスを提供してまいります。

お食事は、「スマートプレート」「ミールキット」ともに管理栄養士が献立を設計し、バランスに配慮された日替わり献立のお食事です。食生活が乱れがちな学生生活の中、少しでも健康的な食生活を意識していただけるよう、「食育」も視野に入れ、毎月1回、管理栄養士による「食育コラム」もお届けいたします。

■参考:「ワタミの宅食」について

「ワタミの宅食」は、日替わりのお食事と“まごころ”をお届けすることで

“社会を支えるインフラ”となることを目指し、事業を展開しています。

お弁当・お惣菜は、お客さまと同じ地域に住む“まごころスタッフ”がお届けしています。

毎日約24万食のお弁当・お惣菜をお届けしており、病者・高齢者食宅配市場「売上シェア13年連続No.1」※(2010年~2022年)を達成しています。2020年3月には、業界として初めて、自社弁当容器を回収し、新たな容器としてリサイクルする取り組みを全国に展開するなど、SDGsの目標達成にも貢献しています。

※「病者・高齢者食宅配市場」で売上シェアNo.1(2010~2022年)出典 「外食産業マーケティング便覧2011~2023」(株式会社富士経済調べ)