治療選択肢が増えた短腸症候群に関する臨床疑問を解決する、診療科を横断した「短腸症候群/腸管不全」専門医チームが発足

治療方針に悩む医師を遠隔サポートし、患者一人ひとりに適した治療へ繋げる

株式会社Medii(本社:東京都新宿区、代表取締役医師:山田裕揮、読み:メディ、以下Medii)は、短腸症候群患者の適切な治療を促進することを目的に、医師専用オンライン専門医相談サービス「E-コンサル」において、短腸症候群に関する豊富な経験と最新知見を持つ多診療科を横断したエキスパート専門医チームを発足しました。E-コンサルを通じて、治療方針の選択が難しい短腸症候群患者を診療する主治医は、短腸症候群/腸管不全

専門医チームにグループチャットで無料相談ができるようになります。

これにより、全診療科対応かつ指定難病患者数の99%にあたる疾患をカバーするE-コンサルが対応できる病態、疾患は更に拡充しました。今後もE-コンサルを医師にとってより有益で使いやすいプラットフォームにすることで、Mediiのミッションである「誰も取り残さない医療を」の実現に取り組んでまいります。

短腸症候群とは

短腸症候群(Short Bowel

Syndrome:SBS)は、小腸を含めた腸管を手術で大量に切除したり、消化吸収機能が著しく低下したりすることにより必要な栄養分が吸収しきれない小腸の疾患の一つです。国内では小児から成人まで約1,000人の患者が、栄養欠乏・下痢・脱水・体重減少などの症状と闘い、さらに不足する栄養素を補充するための静脈治療によるカテーテルへの感染や重大な合併症のリスクも抱えながら、日常生活や社会生活に支障をきたしています。

治療においては、血管や腸管を介して栄養素を投与する栄養療法や、腸管延長や表面積拡大などのための手術のほか、栄養素や水分の吸収機能の改善を目的とした薬物療法など新たな治療方法も出てきており、患者一人ひとりにあった適切な治療の選択をすることが、QOL(Quality

of

Life:生活の質)向上に繋がります。しかし、短腸症候群は患者数が少ないために医師でも経験が限られることが多いことに加え、革新的な新薬も出てきている今日において、一人ひとりに合わせた治療方針の選択は困難を極めるのが現状です。

取り組み内容

Mediiは「誰も取り残さない医療を」をミッションに掲げ、希少疾患や難病、希少がん領域を中心に、限られた専門医の知見や経験を必要としている医療現場に届けるため、医師専用オンライン専門医相談サービス「E-コンサル」を提供しています。

この度、短腸症候群の深い知見をもった多診療科のエキスパート専門医にご協力いただき、短腸症候群に関する症例相談を受け付ける専門医チームを発足しました。主治医の先生が悩ましい症例があった際に、診療科を横断した短腸症候群のエキスパート専門医に無料相談できる環境を構築し、それぞれの患者に適した治療の促進に繋げることで短腸症候群患者のQOL向上を目指してまいります。

「短腸症候群」医師向け啓発サイト:

https://medii.jp/SBSconsultant

また、多くの合併症がある短腸症候群の治療へのアプローチについて、様々な診療科の視点からエキスパート専門医と議論する医師向けオンラインセミナーを4/26(金)に開催します。栄養療法を中心に症例ごとの治療選択の方法や最新の治療選択について経験豊富なエキスパートに語っていただきます。

開催日時:2024年4月26日(金) 19:30~20:30 ※後日、アーカイブ視聴可能会場:オンライン(Zoom)参加費:無料申込URL:

https://share.hsforms.com/1ZUzqZCE-SxOxqgpqmXdAPwq4xc1

※E-コンサルにご登録いただくと、アーカイブ動画が視聴できます。

短腸症候群/腸管不全のエキスパート専門医の紹介

※掲載の承諾をいただいた先生のみ紹介(順不同)

東北大学大学院 医学系研究科 外科病態学講座 小児外科学 教授和田 基 先生

腸管不全とは、短腸症候群やその他の機能的障害により、生命の維持、成長に必要な栄養を腸から吸収することができず、経静脈的な栄養補給を要する病態を指します。腸管不全は多職種連携に基づく集学的かつ専門的な治療が必要ですが、現在、日本国内には専門的な治療を提供する施設が十分ではありません。短腸症候群/腸管不全専門医グループでは、これらの病態に対する総合的なサポートを提供します。

兵庫医科大学 炎症性腸疾患外科 主任教授 診療部長IBDセンター長 病院長池内 浩基 先生

短腸症候群の原因としては、小児では先天的な疾患。成人では血管原性の疾患やクローン病が多数を占めると思います。私の専門領域は炎症性腸疾患です。内科的治療の進歩は著しいのですが、長期経過例の中には最終的に短腸症候群となる症例もあります。ただ、最近は粘膜増殖因子が保険適用を獲得し、点滴のサポートがいらない症例も増えてきています。いずれにしましてもよく見かける疾患ではないため、診療時に難渋することもあると思います。そのような時に、ご相談いただければと思います。

東北大学病院 総合外科(下部消化管グループ) 講師/副科長渡辺 和宏 先生

兵庫医科大学病院 消化管内科 助教上小鶴 孝二 先生

兵庫医科大学病院 消化管内科

助教・病棟医長佐藤 寿行 先生

E-コンサルについて

E-コンサルは、患者の診断や治療方針に悩む主治医が、近くにいない専門領域の専門医に症例をチャットで相談できる、完全無料のオンラインマッチング相談サービスです。1,200名以上のエキスパート専門医の協力のもと、全ての専門領域の相談に対応しており、厚労省指定難病患者数の99%を占める疾患をカバーしています。相談内容に応じて最適なエキスパート専門医とマッチングされ、医師は匿名でチャット相談が可能です。1対1だけでなく、複数の専門領域のエキスパート専門医が所属するグループへの相談(特許取得済)もできます。

詳細:https://medii.jp/e-consult

Mediiについて

Mediiは「誰も取り残さない医療を」をミッションに掲げ

、各領域の高度な知見を持つエキスパート専門医にすべての医師が気軽にアクセスできる仕組みを創っています。代表の山田は現役のリウマチ膠原病専門医であると同時に自身も免疫難病患者であり、ラテン語で本質を意味する「Medii」という社名には、医師と患者の双方向の視点で課題のある医療構造を本質的に仕組みから変えていきたいという思いが込められています。特に専門的知見が暗黙知化されている課題の大きな希少疾患・難病の早期発見や治療最適化を目指しています。

会社名:株式会社Medii(メディ)所在地:東京都新宿区新宿1-24-12 THE GATE 新宿御苑 2F設立:2020年2月20日資本金:325百万円

代表者:代表取締役医師 山田 裕揮

URL:https://medii.jp

https://medii.jp

※E-コンサルは、株式会社Mediiの登録商標です。

当リリースの詳細について

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000060898.html

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