利益と効率だけを追うことに疲れた人へ。京都で成功した経営者による指南書『儲けと品性』
著者の清水幸雄氏(現・京都プラザホテルズ代表取締役会長)は、京都九条のメッキ工場の二代目社長でした。それが周囲の反対を押し切って工場を畳み、45歳で7億円の借金をして「京都プラザホテル」を開業しました。
全く未経験からの挑戦でしたが、現在ビジネスホテル9軒と温泉旅館1軒に事業を拡大し、コロナ禍の3年間も黒字をキープ。“遅咲き経営者”の試行錯誤と、成功につながった経営哲学とは?
■儲けるためには「品性資本」が必須
「儲けと品性」は相反するように見えて、実は車の両輪です。「品性と道徳を忘れた企業は、たとえ一時的に儲かっても、決して長続きしない」と著者は言います。そして、企業は「公器」であり、一番の目的は「世の中のためになる人をつくること」だというのが著者の信念です。
現代は「効率的に儲けて株主に還元する」企業が是とされますが、その風潮に流されない成功のあり方が本書で詳説されています。
著者・清水幸雄氏(京都プラザホテルズ代表取締役会長)
著者・清水幸雄氏(京都プラザホテルズ代表取締役会長)
■働く喜びの本質とは何か?
仕事に喜びを感じられない。利益ばかり追い求めるのに疲れた。経営者として行き詰っている。事業承継に悩んでいる――。
そんな悩みを抱える方に、本書をぜひ手に取って頂きたいと思います。「仕事の、そして人生の喜びとは何か?」を見直すヒントになるでしょう。
京都プラザホテル本館・新館
京都プラザホテル本館・新館
「南紀白浜 和みの湯 花鳥風月」
「南紀白浜 和みの湯 花鳥風月」
■目次より(抜粋)
●1章:40歳過ぎても天職に出会える
・「長男の務め」と、自分を押し殺して
・全員に反対されても、決断できた理由
・観光の町・京都でなぜビジネスホテルなのか
●2章:苦労がない道はつまらない
・天職のヒントは「幼い頃好きだったこと」
・コロナ禍の3年間、黒字をキープできた理由
・商売とは、儲かったら必ず反動がくる
●3章:品性が高い会社が生き残る
・「道経一体」と「品性資本」
・人間も企業も、大自然の一部
・仕事の能力だけで社員を評価しない
・事業承継は徳の継承
●4章:悩める人たちからの質問に答える
* 書籍情報
『儲けと品性』
著者:清水幸雄
判型:四六判
定価:1,760円(1,600円+税)
発売日 : 2024/5/2
ISBN:978-4594096984
発売 : 扶桑社
* 購入リンク
・Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4594096980/
・楽天ブックス
https://books.rakuten.co.jp/rb/17859840/
* 著者プロフィール
清水幸雄(しみず・ゆきお)
株式会社 京都プラザホテルズ 代表取締役会長。
1951年京都市生まれ。同志社大学卒業後、父が経営するメッキ工場に就職。父の没後に工場を畳み、1996年、ビジネスホテル「京都プラザホテル」を開業する。ホテル未経験で45歳での参入ながら成功をおさめ、現在、京都・大阪・兵庫・広島にビジネスホテル9軒と、和歌山県白浜に温泉旅館「花鳥風月」を経営する。「花鳥風月」は楽天トラベルアワード2023のうち2部門で受賞。2022年、社長を退き現職。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません