写真集『失われた日本の風景』を5月28日に発売!
もう戻ってこないレトロな光景からこの国の来し方・行く末に思いをはせる】 写真集『失われた日本の風景』を5月28日に発売!
路地裏、井戸端会議、チャンバラごっこ、駄菓子屋、踏切、手仕事、むらの祭り、家の行事……令和のいま、写真でよみがえる昭和の面影。もう見られない昭和20~40年代の情景を、あまりにも懐かしい写真とともに。
株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役
小野寺優)は、写真集『失われた日本の風景』を2024年5月28日に発売いたします。本書は、風景写真・民俗写真の第一人者である薗部澄さんの写真に、民俗学者の神崎宣武さんがエッセイを添えて構成。2000年に刊行した『失われた日本の風景』都市懐旧編・故郷回想編の2冊を合本しての復刊となります。
『失われた日本の風景』河出書房新社
『失われた日本の風景』河出書房新社
かつて人びとはこのように生き、子どもたちはこのように遊んでいた……戦後、本格的に撮影行を始めた薗部澄さんは、日本人の「ふるさと」を撮り、写真に残していこうとしました。神崎宣武さんはこう書きます。「生活を撮るということは、とりもなおさず人間を撮るということである。あたりまえのことながら、被写体となる人たちとの距離が縮まらなければ、つまり気心が通じあわなければ、生なりの表情を撮ることはできない。そのために、薗部さんは、同じ場所に何度も何度も愚直に通い続けたのである」――そのおかげで追体験できる、あの頃を生きた人々の姿、街や村の光景に、私たちはいま、何を感じ取ることができるでしょうか。
令和のいま、もう見られない昭和20~40年代の情景に、あまりにも懐かしい写真とともに思いをはせる写真集『失われた日本の風景』の発売にぜひご注目ください。
『失われた日本の風景』河出書房新社
『失われた日本の風景』河出書房新社
『失われた日本の風景』河出書房新社
『失われた日本の風景』河出書房新社
『失われた日本の風景』河出書房新社
『失われた日本の風景』河出書房新社
■『失われた日本の風景』目次
●都市懐旧編●
【街並みと暮らし】
路地/井戸端/チャンバラごっこ/駄菓子屋と縁日/買い食い/坂の町
【盛り場の風景】
人が集まるということ/あいまいな場所/買い物の楽しみ/路上の人/映画館の時代/和風ビジネス街/抗議する人びと
【駅とみち】
駅のルール/見送り/待ち合わせ/踏切/交通機関の盛衰/かつぎ屋/まちとむらのつながり
【薗部澄の軌跡】
『失われた日本の風景』河出書房新社
『失われた日本の風景』河出書房新社
●故郷回想編●
【むらの表情】
わが山は緑/むら人の顔/働く子どもたち/カミとヒトの祭り/家のつくり
【働く風景】
牛馬と働く/傾斜地を耕す/浜の女たち/夜なべ/手わざ
【家と人】
主婦の力/寝そべる子どもたち/家の行事/むらのへそ/めぐり来る人びと
【薗部澄の視線】
『失われた日本の風景』河出書房新社
『失われた日本の風景』河出書房新社
『失われた日本の風景』河出書房新社
『失われた日本の風景』河出書房新社
■著者紹介
写真:薗部 澄(そのべ・きよし)
1921年、東京都生まれ。東方社、サン・ニュースフォトス、岩波映画製作所を経て、フリーランスのカメラマンとなる。風景写真・民俗写真の第一人者。平成6年度芸術選奨文部大臣賞を受賞。1996年3月逝去。著書に『北上川』『中仙道』『黒川能』『奈良六大寺大観』『日本の郷土玩具(全6巻)』『日本の民具(全4巻)』などがある。
文:神崎 宣武(かんざき・のりたけ)
1944年、岡山県生まれ。民俗学者。長年にわたり、陶磁器や民具、食文化、旅文化など、国内外の民俗調査・研究に取り組む。岡山県宇佐八幡神社宮司も務めている。著書に『わんちゃ利兵衛の旅』『まぐわう神々』『日本人の原風景』『近鉄中興の祖
佐伯勇の生涯』『「うつわ」を食らう』『「おじぎ」の日本文化』などがある。
■作品紹介
『失われた日本の風景』河出書房新社
『失われた日本の風景』河出書房新社
書名:失われた日本の風景
著者:薗部澄=写真 神崎宣武=文
仕様:A5判/並製/320ページ
発売日:2024年5月28日
税込定価:3,190円(本体2,900円)
ISBN:978-4-309-22924-9
装丁:松田行正
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