ジェンダーギャップ指数日本は118位と低迷…女性活躍推進企業のママ社員の1日を紹介

毎年世界経済フォーラムから発表される「ジェンダーギャップ指数」。2023年、日本は世界146カ国中125位で過去最低を記録し、2024年は118位と若干順位を上げたものの、いまだ世界的に見ると低い順位という結果になっています。

日本は出産育児の負担が女性に偏りすぎており、妊娠や出産が女性のキャリアを形成を阻んでいることやそれに対する制度が整っていないことも大きな要因として挙げられています。

化粧品の開発・販売する株式会社ランクアップでは、社員の8割が女性で、その半分は子育てをしながら働くママ社員ですが、超効率化による長時間労働の廃止と、子育て社員に寄り添う独自の福利厚生で、育休・産休からの復職率が100%となっています。少子化対策に寄与する育児サポートの面で働きながら育児を担う社員に対して、多数の取り組みを行ってきました。

今回は、女性が子育てを理由にキャリアを諦めず一生活躍できる環境を作る「女性活躍推進企業」の具体策として、社内制度や社員同士の相互理解に向けた施策、キャリア支援の推進などランクアップの取り組みを紹介。実際に働くママ社員の1日のスケジュールも併せてご紹介します。

女性がキャリアを諦めなくていい制度が充実!

ランクアップのママ社員の1日を紹介

■システム部 成光 瑠美 (子ども:長男17歳、次男13歳)

部長 2019年入社

国内通販システム及び、社内インフラ、システムセキュリティなどの社内全般のシステム運用管理を行う。

1日のスケジュール

【ランクアップで実現する仕事と育児の両立】

意識しないとコミュニケーションを取る時間が減ってくる年頃の子どもが2人いるのですが、会社全体が限られた時間で集中して仕事をするスタイルのため、夕飯などの家族との時間を大切にすることが出来ており、無理なく仕事が続けられていると感じます。

【時間休暇制度】

子どもの発熱などイレギュラーな事態に対応できるよう、1~6時間まで1時間単位の時間休が取得できる制度。

「子ども達が中学生・高校生になり手がかからなくなってきたのですが、保護者会への出席や病院の付き添いなどの際に、時間休を柔軟に使えるのがありがたいです。」

■カスタマーサービス部 望月 桃子 (子ども 長男10歳、次男7歳)

部長 2010年入社

入社後13年間は宣伝部で広告を担当。2023年からはコールセンター、ショールームなどお客様対応全般を統括するカスタマーサービス部に異動

1日のスケジュール

【ランクアップで実現する女性活躍】

ママだからといって仕事を減らされるのではなく、信じて大きな仕事も任せてくれるので自分の成長をとても感じることができます。また、現在は独身時代より責任のある仕事を任され、仕事量は当時の倍以上になっていますが、やりがいがとてもあり、毎日充実しています。

【子連れ出社制度/自由研究イベント・書き初めイベント】

子どもの長期休暇時などに預け先がない社員が、子どもを連れて出社できる制度。社内には子どもが遊べるスペースも。また、働くママ社員を助ける施策として夏休みには自由研究を、冬休みには書初めを社内で開催。恒例行事となっている。

「夏休みの自由研究、冬休みの書き初めという2大“親が苦しい”宿題を、会社で得意な社員や外部講師に見てもらい終わらせてくれます。家でやるにはハードルが高すぎて重い腰が全然上がらないのですが、子どもと一緒に出社すると仕事をしている間に別室で宿題が終わる…まさに救世主です。子どもも私が働いている姿を見たり、メンバーと話したりして、社会科見学をしているようにいつも楽しそうです。そこで『働く』ということに興味を持ったのか、私や夫の仕事について色々質問をしてくれるようになりました。それがとっても嬉しいです!」

■販売促進部 南出 奈津美 (子ども 長女4歳、次女2歳)

営業企画チーム 2018年入社

お客様向けにお送りする製品のご案内やメールマガジン、ダイレクトメール、会報誌の企画制作業務やチームのマネジメント業務を行う。

1日のスケジュール

【育児と仕事の両立で大変なこと】

子どもの保育園のお迎えがあるので残業ができず、繁忙期などはタスクの調整が難しいです。また、子どもが急な発熱や通院が必要な際に、期限がある仕事などの調整が大変です。

【スーパーフレックス制度】

子どもが病欠になり、通常の勤務時間が難しいママ社員に向け、朝5時~22時内で自由に勤務できる制度。

「スーパーフレックス制度を活用しています。朝早く出社したり、子どもが寝た後の夜に作業したりできるため、急な休みや時短でも周りに迷惑をかけないので子どもがいても仕事がしやすいです。」

子育て社員が多いランクアップならでは!

社員同士の相互理解を深める取り組みを紹介

■子育て中の社員の家庭に同行!子育てへの理解を深めキャリア形成支援に繋げる

「育児・育業体験」

ママ社員が多く活躍する当社では、キャリアを諦めずに働ける制度を柔軟に福利厚生として導入してきました。社員のライフプランも多様化する中で、

若手社員から“子どもがいる生活”や“働きながら子どもを育てる”経験をすることで、子育て社員への理解を深め、自身の今後のキャリアを考えるきっかけにしたい

という発案を受け、2022年4月に誕生したのが「育児体験」です。

性別を問わず育児をしながら働くことの促進や、その理解を深めることによって若手社員のキャリア形成の支援

にもつなげていきたいと考えて導入されました。子育て中の社員とそうでない社員とのお互いの理解促進、社内コミュニケーションの活性化にもつながることを期待しています。

体験を希望する社員を対象に子育て中の社員の家庭に同行して子どもの相手やお世話をする「育児体験」制度、さらにその後、産後パパ育休法の改正に合わせ、男性社員が育休中の子育てを疑似体験する「育業体験」制度も新たに導入し実施しています。

これまで、男性社員4名、女性社員4名が、育児・育業体験を実施しています。

■使わなくなった育児用品を社内へ還元!「育児リユースマーケット」

子どもの成長とともにサイズアウトしてしまった洋服など短期間で使わなくなってしまった育児用品を、社内で育児用品を必要としているママ・パパに譲渡するイベント。

「使わなくなった育児用品の対処に困っていたので、必要な人に譲ることでとても助かった。SDGsとして社内交流としてもピッタリの企画」、「これからパパになる身として、先輩ママ社員から『これは絶対もらっておいたほうが良い!』、『これも必要!』とリアルな実体験を聞くことができ、とても有益な時間になった」など社員から大好評の社内イベントです。

■罪悪感なく社内制度を活用するため制定した「7つの子育てランクアップ!術」

←社員育児憲章「7つの子育てランクアップ!術」

※6の「病児シッター」に関しては、2024年4月から全額会社負担

2022年には、社内の様々な制度をより積極的に活用し、

男女問わず子育てしながら働くことを理解尊重しながら、周囲への罪悪感を感じることなく快適に働いていけるよう、新たに社員育児憲章「7つの子育てランクアップ!術」を制定

しています。

■ランクアップとは

女性活躍推進企業として取り上げられることの多いランクアップは社員の8割が女性で、その半分はママ社員。代表取締役も副社長も一児の母です。

『たった一人の悩みを解決することで、世界中の人たちの幸せに貢献する』というコンセプトのもと、オリジナルブランド「マナラ化粧品(MANARA)」の開発・販売を行っており、累計販売本数2400万本*1を突破した日本一売れているホットクレンジング*2「マナラ

ホットクレンジングゲル」を始め数多くのヒット商品を生んでいます。

さらに超効率化による“長時間労働の廃止”と、子育てをしながら働くママを支える独自の福利厚生で、育休・産休からの復職率は100%

となっています。2014年、2017年には「東京ライフ・ワーク・バランス」認定企業としても表彰を受けています。

*1 2024年2月末時点

*2 温感クレンジング部門及び毛穴クレンジングゲル部門

2012年~2022年度「 クレンジング商品の販売動向調査」TPCマーケティングリサーチ(株)調べ(リニューアル前製品含む)

□■株式会社ランクアップ 会社概要■□

代表取締役 :岩崎 裕美子

設立年 :2005年6月10日

資本金 :1,000万円

従業員数 :101人(2023年11月)

売上高 :127億(2023年9月期)

本社所在地 :東京都中央区銀座3-10-7 ヒューリック銀座3丁目ビル7F

事業内容 :オリジナルブランド「マナラ」「アールオム」「アクナル」の開発および販売

コーポレートサイト :

https://rankuphd.jp/

マナラ公式ホームページ:

https://manara.jp/

□■公式SNS一覧 ■□

マナラ公式Facebook :

https://www.facebook.com/kandou.manara/

マナラ公式Instagram :

https://www.instagram.com/manara_japan/?hl=ja

マナラ公式Twitter :

https://twitter.com/manara_jp

マナラ公式YouTube :

https://tinyurl.com/yfn2euau