“紡ぎの庭”改修プロジェクト、6月24日より始動
志真泰夫、所在地 茨城県つくば市:以下、法人)
は、病院玄関前・健診センター玄関前のペデストリアンデッキ(歩行者専用の遊歩道)にある「紡ぎの庭」を改修するための寄付プロジェクトを6月24日(月)より開始いたします。2025年3月末までに寄付金額500万円を目標に活動いたします。
植え替えボランティア活動を行う法人職員と地域のボランティアの皆さん
植え替えボランティア活動を行う法人職員と地域のボランティアの皆さん
紡ぎの庭は、法人施設に隣接し、つくば市が管轄するペデストリアンデッキに2009年5月に誕生した庭で、NPO法人つくばアーバンガーデニング(以下、TUG)と二人三脚で維持管理をしています。病院利用者の他、ペデストリアンデッキを行きかう地域の皆様にも「安らぎの場を提供したい」との想いで、季節の花々を植える等の活動を進めてきました。しかし、誕生から15年が経過した現在、パーゴラとベンチは腐食して、35箇所ある花壇も老朽化が目立つようになりました。
そこで法人では、2024年6月に「紡ぎの庭改修プロジェクト」を立ち上げ、TUGをはじめ地域の皆様からの応援・支援を受けながら改修をおこない、維持管理を継続していくための新たな体制を構築することになりました。本改修にあたり、つくば市が公募している道路美化ボランティア活動「アダプト・ア・ロード」にも参画し、行政の理解・協力を得ながら進めていく予定です。
今後も当法人は、患者さんや地域の皆様に安らぎの場を提供できる環境整備に努めてまいります。
■【プロジェクト概要
* 募集期間 :2024年6月24日(月)~2025年3月31日(月)
* 目標金額 :500万円 (ベンチの改修費用、年間の維持管理費用より算出)
* 資金調達方法 :法人独自による寄付活動
(窓口寄付、HPからのクレジットカード決済、金融機関窓口・ATM等での寄付を予定)
* プロジェクトURL:
https://www.tmch.or.jp/hosp/info/9047.html
■改修の詳細
皆様から寄せられた支援をもとに、老朽化したベンチの修繕、パーゴラや花壇を整備し、患者さんや地域の皆様にとって「安らぎの場」となるように改修します。また日々の管理の課題となっている散水業務を円滑に行えるよう、散水設備を増設します。
紡ぎの庭改修イメージ
紡ぎの庭改修イメージ
■紡ぎの庭概要
* 花壇サークル数 : 35個
* 全長 : 約100m (病院施設と健診センターが隣接する部分)
* 設置年月日 : 2009年4月
* 年間維持費用 : 約200万円(花苗の購入、除草作業、肥料・栄養剤の購入など)
* 紡ぎの庭 誕生秘話:
https://www.tmch.or.jp/hosp/info/9537.html
※年2回(6月、11月)にTUGの指導の下、職員等からボランティアを募り、植え替え作業を行っています。
紡ぎの庭を散歩する患者さんと職員
紡ぎの庭を散歩する患者さんと職員
年2回行われる紡ぎの庭植え替え作業
年2回行われる紡ぎの庭植え替え作業
紡ぎの庭のラベンダーを使用したイベント
紡ぎの庭のラベンダーを使用したイベント
■法人の寄付活動について
法人は2021年7月に緩和ケア病棟家族控室改修のためのクラウドファンディング(以下、CF)を実施し、全国各地の439名の皆様より13,084,000円(達成率373%)のご支援をいただきました。しかし今回はCFではなく、法人独自で寄付活動に挑戦します。これには
2つの理由があります。
まず「寄付体制の構築」
です。紡ぎの庭の維持管理には年間約200万円(これまで当法人が支出)の費用がかかり、庭の管理同様、資金調達にも継続性が求められます。法人の活動をより多くの方々に共感してもらい、「応援したい」と思っていただけるようにするためには、CFの成功に甘えることなく、公益法人として継続的な資金調達体制を構築したいと考えます。
次に「法人(とくに病院)と地域の結びつきの再構築」
です。2020年の新型コロナ大流行以降、近隣地域で開催していた講演会や体験型イベントは、全て中止にせざるを得なくなり、病院と地域とのコミュニケーションは希薄になっていました。現在は徐々に再開していますが、新型コロナ流行前のように地域に出向いて実施ができておりません。本プロジェクトを、新たに法人と地域が共創するモデルとして、地域とのつながりを創り出すきっかけとしたいと考えています。
※参考資料:2021年に法人で実施したクラウドファンディングの概要
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000070192.html
■代表コメント
【公益財団法人筑波メディカルセンター 代表理事 志真泰夫】
「紡ぎの庭」は、2009年に筑波メディカルセンター病院とつくば総合健診センターの間のペデストリアンデッキ(歩行者専用の遊歩道)に作庭されました。病院玄関前の殺風景な景色に心を痛めた中田義隆先生(前代表理事、故人)が「緑のデザイン賞」(第一生命、都市緑化基金)に応募され、授賞の賞金を基に作られました。
その後、法人とTUGが二人三脚でたくさんの花壇に四季折々の花を植え、ペデストリアンデッキを通る患者さんやご家族に季節の変化を感じてもらう安らぎの場を提供してきました。犬の散歩で立ち寄る地域の方たち、遊歩道を行き交う通学の学生たち、そして「こどもの家」保育園の子どもたちにとっても憩いの庭となっています。
しかし、作庭から15年の歳月が経過し「紡ぎの庭」のベンチやパーゴラ(庭の格子状の棚)は老朽化で修理が必要となり、35個ある花壇も植物等の剪定やメンテナンスが必要な状態です。
「紡ぎの庭」の改修は多額な費用を要し、当法人だけの力では難しく、まず、第1目標として改修を行うための費用およそ300万円、さらに第2目標として、年間200万円程度かかる庭の維持管理費用と合わせて500万円を最終目標としています。そのため、病院や健診センターを利用される皆さん、地域の皆さんにご寄付をお願い申し上げる次第です。皆さまの温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。
【NPO法人つくばアーバンガーデニング(TUG)理事長 井口百合香】
花でいっぱい、そして今ではちょっと育ちすぎた緑でもいっぱいの筑波メディカルセンター病院前の「紡ぎの庭」。
2008年に筑波メディカルセンター病院、筑波大学、TUGなどがプランを練り、都市緑化基金・第一生命主宰の「緑のデザイン賞」に応募して受賞。副賞の施工費用をいただいて建設しました。選考理由は「多様な主体が連携して日本の都市計画史上、重要な研究学園都市のペデストリアンデッキ(歩行者専用の遊歩道)を再生しようとしている」こと。つまり「紡ぎの庭」であること。素晴らしいのは、時間が経過した今も、それが変わらないことです。
筑波メディカルセンター病院の支え、TUGガーデナーの手入れ、花植えへのボランティアさんの参加、学生の研修の場でもあり、障害のある青年たちの仕事場にもなりました。ラベンダースティック作りなどは患者さん、ボランティアさん、一般の人たちの交流の場。そんな幸せな風景がいつまでも続くことを願っています。
■企業情報:公益財団法人筑波メディカルセンター
茨城県の県南地域に位置する医療機関です。「多くの人たちの健康保持と増進を図るため、その人たちの価値観を尊重し、プロフェッショナルとして最善を尽くします」を法人のミッションとして掲げています。
・法人名 :公益財団法人筑波メディカルセンター
・代表理事:志真泰夫
・住所 :茨城県つくば市天久保1-3-1
・HP :https://www.tmch.or.jp/
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