私達は迷信を信じない・・・NOBILE 1942 ＜リチュアル＞３つのフレグランス７月10日（水）新発売

2024年6月30日

＜リチュアル（儀式）＞私達は迷信を信じない・・・・３つの香りのお守り私達は迷信を信じない・・・でも・・・イタリアの劇作家、Eduardo de

Filippo（エドゥアルド・ド・フィリッポ）曰く「迷信を信じるのは無知だ。

しかしそうでないのも良くない」という言葉があります。世界の多くの国では、不運を避けるための迷信的な儀式（リチュアル）がある。例えば、黒猫を追いかけない、大事な場面では特定の色を身につける、また、よくない事から身を守るために、お守りを身につけるとか。イタリアにもたくさんあり、ナポリの街はまさに伝統と俗説の劇場です。

NOBILE 1942はフレグランスを通してイタリアの歴史や文化の一旦を紹介してきました。この延長線上に、まるでお守りのような３つのフレグランス、“I

RITUALI”を発表します。これらは私達の日常にある、迷信的な儀式（リチュアル）からインスパイアされた、ストーリーを香りに仕立てました。

３つのフレグランスはNOBILE 1942の他のフレグランスと同じく高品質基準で作られました。が、そこには皮肉が加えられています。

これらのフレグランスは迷信を信じる人にもそうでない人にもお使いいただきたい。なぜなら、懐疑的であろうと、道理にかなっていようとどちらでも・・・

そして結局、本当のところ、迷信の真偽は誰にも"わからない “のです。

ラ・ディ・ベンダータANTI-MALOCCHIO （ANTI-EVIL EYES）１．アンティ・マロッキオオードパルファン75mL 23,100円

日常的に“幸運”は当たり前のように通り過ぎるが、その逆で、“不運”に対して人はとても敏感なのでは？例えば、不運な目にあっている人には、「邪眼（＝evil

eye）に見られているの？」と。まるで誰かに小さな呪いを掛けられているの？というような言い方をイタリア日常的に言います。それがMALOCCHIO（＝邪悪・ネガティブなエネルギー）の言葉の語源です。人々がMALOCCHIO、つまりネガティブなオーラに見まわれた時、幸いにもこの“ジンクス”には特効薬があります。この不運を打ち砕くことができるのは、昔から儀式（リチュアル）を用いたり、また不思議な言語の摩訶不思議なフレーズを操る魔女の呪文が効果的と言われています。彼女はあなたにとりついたネガティブなエネルギーから解放してくれます。

そして更に、ネガティブなものを完全に遠ざけ、邪悪なものからあなたを守るにはアミュレット（お守り）があります。

レッドチリ（赤い唐辛子）は悪いエネルギーに対してその効果を発揮します。≪香りの儀式（リチュアル）≫

まるでお祓いでひとつまみの塩を投げるように、あなたの後ろに向かって香りをスプレイ・・・・。

アンティ・マロッキオオードパルファン 75ｍL香りのタイプ：シトラスアロマティックウッディ調香師

マリア・セレステ・ロンバルト（Mariaceleste Lombardo）<香りの構成>トップノート：アーモンド、レッドチリ、ソルト、スターアニス、バジル

ハートノート：アクアティックノート、サイプレス、ガイヤックウッド、イモーテル、キャラメルシュガーベースノート：パチュリ、ベチバー、サンダルウッド、

アンバーノート、オークモスA GRAZIA （The Grace）２．ア・グラツィアオードパルファン75mL 23,100円

聖ジェンナーロ（St.Gennaro）の信仰はナポリの文化に根づいていて、ナポリの人々が今もこの聖人への崇拝を欠かさない。

個人的な苦悩、コミュニティーの問題など、人々は自然現象や災害に直面すると「聖ジェナーロが護ってくれる」と熱心な祈りを捧げる。

イタリア、ナポリ出身の俳優、映画監督、脚本家であるMassimo Troisi（マッシモ・トロｲシ）はその短編の中に

「聖ジェンナーロ、あなたは私をご存じです。どうぞ恵みを与えてください」と記している。街中のひとが困ったときは兄弟のように彼にお願いをするのだ。

ナポリの大聖堂には、年に3回、聖ジェンナーロの軌跡を信じる人々が集まり、祈りを捧げる。

5月の第１土曜日、聖ジェナーロの祝日である9月19日、そして聖ジェンナーロの加護の祝日である12月16日。

（12月16日は、1631年に彼がフェスピアス火山の噴火から街を守ったとされている日。）

そこで昔から行われていたことは、彼の血が溶けるのを固唾をのんで待つ、そして願うというもの。

何千人もの市民や信者の前で、彼の血がさらされる。もしも彼の血が溶けなかったら？その年は何かしらよくないことが起きると伝えらえている。例えば、

1940年にはイタリアが第二次世界大戦に参戦した。1943年にはナチスがこの街を占領した。1980年にはイルピニア地震が起きた。

そしてまた、2020年にも、血は溶けなかった！（この年はコロナが世界的に猛威を振るい始めた年・・・）信じるか信じないかは別として・・・。

≪香りの儀式（リチュアル）≫祈りへの心の高ぶりと共に、まずはワンスプレイ、必要に応じて更にスプレイ、、、そして待つ（祈るような気持ち）

ア・グラツィアオードパルファン 75ｍL香りのタイプ：アロマティックウッディ

“このフレグランスでは、赤の感覚だけでなく、人体の暗示や大地から空へと向かう激しい感情も表現しようとした。香水の中心は強烈で温かみのあるローズ。スパイシーなオープニングではメタリックなアクセントがほのかに感じられ、さらにフルーティーでグルマンな要素、そしてとても深いウッディなラストが感じられる。

私はパトス（激情）に満ちた包み込まれるような体験を作りたかったのです。"調香師ミカエル・マトス（Miguel Matos）<香りの構成>トップノート

：ベルガモット、ダヴァナ、クミン、ローズオキサイドハートノート：ローズ、シプリオール、チョコレートベースノート

：サンダルウッド、アンバー、ラスベリー、レザー、バニラ、ムスクLA DEA BENDATA (Lady Luck)３．ラ・ディ・ベンダータ（幸運の女神）

75mL 23,100円

古来よりイタリア・ナポリやその周辺の都市では、数字に固有の意味を与え、“Smorfia(スモルフィア・ナポレターナ)＝ナポリ数字”と呼んで夢占いなどに用いてきた。これは1から90までの数字がありそれぞれが異なる意味に紐付けられているというもの。全ての数字が象徴的な意味をもち、それらの隠された意味を解読する。もちろんそれらは神聖で超自然的な次元と密接につながっている。

現在もナポリでは、ビンゴのような数字に関連するゲームや、宝くじ売り場で自分の見た夢を話すと、内容に合った数字のくじを買うことができるという。彼らはすべてのものが番号に変換できることを良く知っている。

だから日常にはラッキーな数字を求めて、そしてそれはまるで女神のキスを受けるような気持ちで・・・いちかばちか・・・

ナポリ人は賭け事が好きだ。生まれてくる子供が男か女か、災害の予測、政治家たちの死について、などなど。

そして宝くじで運を試す習慣がある。これは一種のカバラのようなもので、夢を見た後にゲームをしたり、正確な意味を持つ数字に変換されたりする。今日ある、“Lotto

game”はナポリが発祥といわれている。≪香りの儀式（リチュアル）≫ 5つの数字のためのスプレイ5回、6回目のスプレイは賞金大当たり