by PR TIMES

2024年7月8日

深島をなくさない！たくさんの人に深島を知ってもらうきっかけに。観光まちづくり佐伯と深島の共創プロジェクト「深島ぷろじぇくと」が取り組んでいます。

大分県南部の小さな離島「深島（ふかしま）」は近年「猫の島」として親しまれています。島民11人の深島には課題がたくさん。その課題を解決すべく動き出した「深島ぷろじぇくと」。3冊目となる「深島ねこ図鑑」を制作し、離島地域でのねこと住民と訪れる人、みんなにとって良い取り組みのモデルケースをつくりたいと考えています。

クラウドファンディングにより実現した深島ねこ図鑑vol.3が、7月6日より販売開始されました。

書籍にくわえ、深島ねこ図鑑デジタルもリリースされており、ねこ図鑑を通して深島を無人島にしない！取り組みへとつなげていきます。

深島ねこ図鑑は島に暮らすねこたちのご飯代や医療費などを捻出するため、2019年から始まった取り組み。深島のねこたちには全員名前がついており、その名前や性格を紹介しています。

3冊目となる「深島ねこ図鑑vol.3」はクラウドファンディングにて300人を超える方のご支援と応援により実現しました。

ねこ図鑑の購入はこちら

・深島ねこ図鑑vol.3と深島ねこ図鑑デジタルについて

深島に暮らすねこ全頭を掲載。名前の他、柄や特徴がわかりやすくなりました。

血縁関係やそっくりさんの見分け方も掲載。深島でねこたちと触れ合う際に役立ちます。

全ページカラーで全頭写真付き。

写真は過去の2冊の撮影も担当した橋本さんのものと、今回はInstagramのフォロワー100万人越えのsimabossnekoさん、ぺにゃんこさんの写真も掲載されています。

さらにデジタル版

も同時リリースされ、書籍には載っていない特別な情報を音声で聞くことができるほか、デジタルならではのフォトストック機能や現地での参加型クエスト（今日のお題）が楽しめるようになっています。

深島ねこ図鑑デジタルは株式会社otonoとともに製作。株式会社otonoは、まちのストーリーを伝えるドラマ型音声ガイドを軸に観光・まちづくりに取り組む会社で、深島においてはねこ図鑑デジタルの他、定期船で聞ける音声ガイドと島内散策ガイドを今年4月にリリースしています。

深島ねこ図鑑は売上の一部がねこたちの寄付になり、ご飯代や医療費にあてられています。

小さな離島でねこたちを守るための持続的な取り組みであることに加え、島民の負担を減らし、島のことを知ってもらうキッカケともなり、島民11人の小さな島を守ることにもつながるものです。

ねこ図鑑の取り組みが始まったのは2019年。

佐伯市観光協会（現観光まちづくり佐伯）と深島が手を取り、島の課題を解決することを目的に「深島ぷろじぇくと」をたちあげました。

その際にまずできること、やらなければいけないこととして、ねこたちの健康を守ることと島の負担を減らすことを考え、ねこたちのご飯代、TNR*の実現にむけて費用を捻出できるようねこ図鑑をつくることになりました。

寄付にだけ頼るのではなく、自立した資金源を確保することが目的です。

*TNRとはねこを捕まえ（Trap）、不妊去勢手術をし（Neuter）、元の生活場所に戻す（Return）活動のこと

ねこ図鑑を販売したことにより、全頭TNRをすることができ、さらにワクチンや健康管理も行えるようになったことから、ねこたちはみるみる健康的にふくふくとしていきました。

さらに、そういった取り組みを応援してくれる方やねこ好きさんが島にたくさん来てくださるようになりました。島に来た方とはねこの話、島の暮らしの話などたくさんのお話をし、深島を知ってもらうことができています。ねこ図鑑を通して深島を知ってもらうことが、いつ無人島になってもおかしくない小さな深島を守る一歩になると信じています。

ねこ図鑑の購入はこちら

https://deepblue55.theshop.jp/items/88090149

深島ではその小ささからUターンや移住の希望は薄く、日々の暮らしを守り繋いでいくことが目下の目標です。

しかし、島外のつながりが広がり、島内と島外のコミュニティをうまく活用することができれば、島をこのまま守れるかもしれないという希望が見えてきました。

ねこ図鑑を通してたくさんの人と繋がれるとうれしいです。