界的科学者が自ら語る大逆転ストーリー。 『ブレイクスルー ノーベル賞科学者カタリン・カリコ自伝』、7月12日発売。
ノーベル賞科学者カタリン・カリコ自伝』、7月12日発売。
新型コロナワクチン開発の立役者となり、2023年ノーベル生理学・医学賞を受賞したカタリン・カリコ氏による、初の決定版自伝!
株式会社河出書房新社(本社:東京都新宿区 代表取締役:小野寺優)は、カタリン・カリコ著『ブレイクスルー ノーベル賞科学者カタリン・カリコ自伝』
(原題=Breaking Through: My Life in Science)の日本語版を、2024年7月12日に刊行いたします。■心動かされるストーリー
コロナ禍から世界を救ったmRNAワクチン。その開発の基礎となる遺伝物質「m
RNA(メッセンジャーRNA)」研究を長年続けてきたカタリン・カリコ氏が、自らの人生を綴ります。
共産主義下のハンガリーに生まれた少女が科学者となり、結婚・出産を経て、研究を続けるため渡米。この間、数々の不当な扱いを受けながらも、カリコ氏は40年以上ものあいだ研究を続けることができました。家族や自分を支持してくれた仲間との絆も交えながら、不可能にも思われた“ブレイクスルー”にいたるまでの歩みをカリコ氏本人が記します。
国外退去の不安、資金獲得のプレッシャー、研究成果への無理解、大学追放の危機……。
そして、新しいキャリアを歩みだしたところで迎えた、100年に一度の世界的なパンデミック。
次から次へと襲い掛かる苦難に立ち向かい、歴史的偉業を達成する大逆転ストーリーは、多くの読者の心を打つはずです。■勇気を与えるメッセージ
カリコ氏のmRNA研究は新型コロナワクチンに止まらず今後のさまざまな応用が期待されており、本書では、その研究内容がわかりやすく解説されています。「ブレイクスルー」にいたるまでの研究や実験の描写はスリリングで、大発見への期待と興奮が伝わるようです。
また、基礎研究の危機、研究資金の獲得、女性研究者の支援など、日本でも大きな問題になっているトピックもたびたび登場します。
そして、科学に関することだけでなく、全ての人に発見と学びがある言葉も数多く収録されています。・どのようにして自分の好きなことを見つけたのか?
・自らを「ふつうの生徒」だったと語る彼女は、どのような努力をしたのか?・なぜ数々の逆境に負けずに、研究を続けることができたのか?
・新しいアイデアを手に入れるには、どうしたらいいのか?・女性の研究者として、社会に何を訴えるのか?……
夢に向かって努力する人も、まだ夢を探している人も、そして、そうした人を支えている人も、勇気をもらえる力強いメッセージです。■各界のトップランナーから推薦の声!
どんな困難や理不尽なことが起こっても屈せず、自身の信念を貫き通してきたカリコ先生を心から尊敬しています–山中伸弥氏
(2012年ノーベル生理学・医学賞受賞/京都大学iPS細胞研究所名誉所長・教授)逆境を乗りこえる力とゆるぎない信念の力を証明する、心奪われる本–
ジェニファー・ダウドナ氏(2020年ノーベル化学賞受賞/ゲノム編集技術「CRISPR-Cas9」開発者)
科学やイノベーションや不屈の精神が世界を変えるなんて、と疑ったことがある人は全員この本を読むべき–ビル・ゲイツ氏(マイクロソフト社共同創業者)
けっして諦めることなく、だれにも屈しなかった、すばらしい生化学者の真実の物語–ボニー・ガルマス氏(『化学の授業をはじめます。』著者/ドラマ『レッスン in
ケミストリー』原作者)■目次より
はしがきプロローグ第1部 肉屋の娘
子ども時代の風景/いたるところに科学の授業が/わたしの両親/共産主義のもとでの生活/この学び舎はわたしの場所/ワクチン接種とロックダウン/努力、努力、努力/高校時代に影響を受けた三つのもの/セゲド大学へ
第2部 科学についてのごくごく短い合間の話第3部 目的意識
何から何まで真新しく感じられた一年/わたしに特別な力があるとしたら/わたしたちはひとつのチーム/「きみは科学者になるんだろう」/サルヴァシュの魚類養殖研究所で/ベーラとの出会い/生物学研究所へ/「おまえさんは探索者(クタトー)だな」/RNAが医薬品として使えるかもしれない/研究をやめるわけにはいかない/結婚、そして出産/問題はRNAにあるのではない/新しい仕事をさがさなくては
第4部 組織内の部外者
テディベアの中の秘密/まったく別の国、アメリカで暮らす/これがアメリカのやり方なのだろうか/わたしの献身の対象は科学そのもの/中間的な場所/ペンシルベニア大学へ/mRNAの研究に着手する/医学生たちとわたし/学術研究のプレッシャー/医学部トップの交代/復讐と感謝/厳しい時代/人知の最先端へ、さらに新たな発見へ/応援し続けてくれる人がいる
第5部 スーザンのお母さん
コピー機の前で/長い目でみる/mRNAをワクチンに/これまでの研究が水の泡に?/スーザン・フランシアのお母さん/ブレイクスルー/わたしはスーザン・フランシアのお母さん/もうここにはいられない
第6部 一変した世界
二〇二二年/ビオンテック社へ/新型コロナウイルス感染症/史上最速のワクチン開発/どんな賞よりも価値があるごほうび/もしもあのとき……/メッセージを届ける
エピローグ謝辞■著者紹介カタリン・カリコ(Katalin Karikó)
1955年生まれ。ハンガリー出身の生化学者。ペンシルベニア大学特任教授。ドイツのビオンテック社顧問。
40年にわたる研究を経て、アメリカの免疫学者ドリュー・ワイスマンとの共同研究により、遺伝情報を伝える物質「mRNA」を医療に応用する技術を開発。ファイザー社/ビオンテック社およびモデルナ社の新型コロナワクチンの開発に貢献した。
その功績が讃えられて、アメリカのラスカー賞(2021年)、日本の慶應医学賞(2021年)、日本国際賞(2022年)など、数々の科学賞を受賞。2023年には、ノーベル生理学・医学賞をワイスマンとともに受賞した。
■書誌情報書名:ブレイクスルー ノーベル賞科学者カタリン・カリコ自伝著者:カタリン・カリコ訳者:笹山裕子仕様:四六変型判/並製/344ページ
初版発売日:2024年7月12日定価:2640円(本体2400円)ISBN:978-4-309-25470-8
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309254708/
当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000684.000012754.html
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