サービス開始1年で初診予約数1万件突破高度急性期病院向けWeb予約申込システム「やくばと病院予約」

2024年8月23日

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メドピア株式会社プレスリリース：2024年08月23日報道関係者各位

サービス開始1年で初診予約数1万件突破高度急性期病院向けWeb予約申込システム「やくばと病院予約」

メドピア株式会社（東京都中央区、代表取締役社長 CEO：石見陽）の連結子会社である株式会社やくばと（東京都中央区、代表取締役：後藤

直樹、以下やくばと）は、2023年7月にサービス提供を開始した基幹病院・中核病院向けのWeb予約申込システム「やくばと病院予約」を活用した患者さまによる初診予約数の累計が1万件を突破しました。

■背景

やくばとは、基幹病院・中核病院にとって困難だった初診予約のWeb化を実現すべく、2023年7月に「やくばと病院予約」をリリースしました。紹介患者数の増加や患者満足度向上などを目的として、これまで多くの医療機関に導入されています。

基幹病院・中核病院の初診予約の大半は電話・FAXで行われてきましたが、こうした予約方法には主に次のような課題があり、やくばとを導入することで課題解決につなげてきました。

・特定の時間に受電が集中することなどによる病院スタッフの業務負荷大・基幹病院・中核病院ならではの予約フローの複雑さに伴うシステム化の障壁

さらに患者さまにとっては、電話での受付時間外にも予約申込が可能となるため、日中に電話ができない・繋がらないといった問題の解消によって、早期受診・早期治療につながるというメリットも期待できます。加えて、わかりやすいUIを採用していることから、年代問わず幅広い世代の患者さまが簡単に操作できる点も利用者の増加につながっています。

結果として、開始から約1年で患者さまによる初診予約数が1万件を突破しました。やくばとは、今後も“予約”を通じて医療機関のDXを支援してまいります。

* 導入病院（藤沢湘南台病院）の声

藤沢湘南台病院（神奈川県・藤沢市、以下当院）は、218床の急性期病棟を中心に、地域包括ケア病棟や緩和ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟も運営される330床のケアミックス型※の病院です。

紹介患者数は、毎月約900人、約半数が事前予約の上で来院します。地域医療連携室のスタッフ6名でほぼすべての事務処理に加え、医療機関からの緊急の紹介の受け入れ確認・調整も担います。予約は医療機関からの電話連絡に加えて、FAXでの患者情報受信が基本のため、地域医療連携室の業務は電話に頼る部分が大変大きくなっています。

繁忙時には全員が通話中ということもあり、電話以外を使った業務の確立は以前からの課題でした。一部の診療科で試験的にWeb予約システムを導入しましたが、枠管理の煩雑さや、運用が一部診療科に留まったため、利用実績が上がりませんでした。

そうしたタイミングで「やくばと病院予約」について話を伺う機会があり、当院に最適なシステムだと感じました。

※複数の病床機能を併せ持ち、急性期医療と慢性期医療の両方に対応している病院。

「やくばと病院予約」を導入したことによる、１.患者さま２.紹介元医療機関３.当院、それぞれのメリットをお伝えします。１.患者さま

クリニックなどの医療機関経由で予約を取らず、ご自身で当院を予約・受診されようとした患者さまは、おそらく当院のホームページなどで外来担当表の受付時間を確認し、「多分この時間に行けば良いのだろうな」と、多少の不安と共に来院されているのではないかと思います。

「やくばと病院予約」によって、患者さまは好きな時間にご自身のスマートフォンから予約を取ることができるので、そういった不安は解消されます。２.紹介元医療機関

従来の電話連絡とFAX患者情報送信による予約方法は、紹介元医療機関に少なからずお手間を取らせてしまう方法です。

「やくばと病院予約」であれば、当院から紹介元医療機関に事前に配布している「QRコード付きのチラシ」を紹介状と共に患者さまに渡していただくだけで済みます。

当院による開業医訪問の際には必ず「やくばと病院予約」の説明、PRをしていますが、お褒めの言葉をいただくことが大変多いです。３.当院（特に地域医療連携室）

Web予約システム導入は、受診しやすい病院、紹介しやすい病院になるための環境づくりにつながり、紹介患者さまの増加につながる事が最終的な目的ではありますが、目先は地域医療連携室の業務効率化、電話問題解決の決定打にならないかと大きな期待をしていました。

導入から9カ月が経過し、「やくばと病院予約」経由での予約申込数は順調に増えており、直近では1カ月あたり約100件に迫る実績となっています。

仮に従来通りの電話での予約受付だったとしたら、電話は1件当たり最短でも3分程度を要するので、300分/月の電話受付業務の削減が実現したと言えると思います。