フラットアイアンヘルスとLifebit社、最先端の研究技術を日本に導入 ~リアルワールドデータの活用を通じたがん医療の前進を目指す~

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フラットアイアンヘルス株式会社 プレスリリース:2024年10月08日 報道関係者各位 フラットアイアンヘルスとLifebit社、最先端の研究技術を日本に導入

~リアルワールドデータの活用を通じたがん医療の前進を目指す~ Flatiron Health, Inc.

(所在地:米国ニューヨーク、以下「フラットアイアンヘルス」) とLifebit Biotech, Ltd.(所在地:英国ロンドン、以下「Lifebit」)

は、これまでの協業を日本へ拡大し、リアルワールドデータ(RWD)

への安全かつセキュアなアクセスを可能とすることで、画期的な研究の支援およびがん医療の変革を目指します。

これまで数年にわたる両社の戦略的パートナーシップの成功に基づき、Lifebitの信頼できる研究環境であるTrusted Research Environment

(TRE)

技術を活用し、フラットアイアンヘルスが提供する高品質ながんのRWDへのセキュアなアクセスを可能にします。当該RWDへのアクセス権限を付与された研究者は、これらのデータを外部に持ち出すことなく、安全に最重要の研究に活用できます。

フラットアイアンヘルスが日本で既に提供している電子カルテ由来の高品質なRWD、特に日本の胃がん、大腸がんと乳がんのデータセットは、Lifebitの技術で構築されたフラットアイアンヘルスのTREを介して安全にアクセスされ、既にがんの研究に活用され始めています。

フラットアイアンヘルス株式会社の戦略的パートナーシップ責任者である田島絵里は、次のように述べています。

「この協業によって、がん領域における機微なRWDの提供が可能となり、がん患者の方々の治療や生活の質向上への貢献につながると考えています。Lifebitの先進的なTRE技術と、がん研究と治療に革命を起こすという我々のコミットメントとの組み合わせで、国内でもがんデータの可能性を最大限に引き出すことを目指します。新しいがん治療法に関する研究の加速を支援し、患者さんにより良い治療をより早く届けることが可能となります。」

LifebitのTRE技術は、機微なデータのプライバシーとセキュリティを保護し、高度に制御されたコンピューティング環境をフラットアイアンヘルスに提供します。この技術は、データを外部に持ち出すことなく、最も厳格なデータガバナンスの実現を可能とします。この環境の採用により、フラットアイアンヘルスのRWDは同社のセキュアな環境に置かれ、権限を与えられた研究者のみによりその環境内で分析することが可能となります。

LifebitのCEOであるマリア・ダンフォード博士は、次のように述べています。

「私たちの連合型TREによって、今までにない形で、最高レベルのデータセキュリティとプライバシーを保ちながら、貴重ながん領域のRWDへのアクセスが可能となります。世界中のがん患者の治療と転帰の改善に貢献し、私たちのパートナーシップの成果を創出できることを楽しみにしています。」

TREは、データのプライバシー保護だけでなく、世界中の別々の場所に保存されている大規模で多様な分散されたデータにアクセスを可能とし、医療に関する研究を促進するためのソリューションです。より大規模で多様な医療関連データを研究することは、より多くの科学的な発見の早期化を実現し、がんなどの病気の発見、予防、治療方法の理解を深めることにつながることが知られています。さらに、フラットアイアンヘルスのTREを通じて、異なる地域に由来するフラットアイアンヘルスのRWDをプールしての解析を可能にし、国や地域を超えたエビデンスの適用可能性についてさらなる検討が進むことが期待されます。

フラットアイアンヘルスは、米国、英国、ドイツと日本で国際的に事業を展開しています。同社は、これらの国や地域の病院や医療機関ネットワークと協力し、各国に最適化された方針に基づき、RWDがもたらす価値の最大化を追求しています。

Lifebitの連合型TRE技術は、このように必要不可欠なセキュリティ基盤を実現し、既に英国政府の主要なゲノム医療・研究プロジェクトであるGenomics

England、シンガポールの国立ヘルステック機関であるSynapxe、およびカナダの最大の人口健康調査であるCanPath(Canadian

Partnership for Tomorrow’s Health)などの主要な団体により使用されています。

フラットアイアンヘルスの日本のRWDとLifebitのTRE技術の活用による科学的なインパクト

フラットアイアンヘルスは、2024年10月12日から14日まで東京で開催される第16回国際薬剤疫学会アジア会議(ACPE)において、日本と米国における若年性胃がん・大腸がんに関する独自の研究結果を発表します。

この研究では、フラットアイアンヘルスの米国と日本の電子カルテ由来の非識別化済みのデータセットを使用しています。米国と日本のデータセットは共通化されたデータモデルに基づいて処理・標準化され、Lifebitの技術で構築されたフラットアイアンヘルスのTRE上で解析され、国を跨いだ患者群の比較を実現しました。

この研究は、国や地域を越えて、さらにインパクトのあるエビデンスを生み出すための先例となります。また、地域による自然歴の違いや各国における標準治療のギャップに関する理解を深め、患者の治療へのアクセスを改善するための将来の意思決定に寄与することを目指します。

フラットアイアンヘルスについて

フラットアイアンヘルスは、がん治療におけるポイント・オブ・ケア(POC)ソリューションの可能性を拡大し、がん患者一人ひとりにより良い医療を提供するためにデータを活用するヘルステック企業です。機械学習とAI(人工知能)、リアルワールドエビデンス、臨床試験における画期的な成果を通じて、私たちは患者の経験をリアルワールドエビデンスに変換し、革新的ながん治療のエコシステムを創出しています。

フラットアイアンヘルス社は、ロシュグループの独立した関連会社です。詳しくは、こちらをご参照ください。Flatiron Health, Inc.のホームページ:

https://flatiron.com/フラットアイアンヘルス株式会社のホームページ:

https://flatiron.co.jp/Lifebitについて

Lifebitは、ゲノミクス、ヘルスデータ、ソフトウェアのグローバルリーダーであり、世界中の組織が機密性の高いバイオメディカルデータを安全かつセキュアに活用できるよう支援しています。同社は、精密医療、ゲノミクス、ヘルスケアにおける最も困難な問題を解決し、生物医学データへのアクセスが病気の治療の障害となることのない世界を創ることを使命としています。

詳しくは、こちらをご参照ください。 (英文のみ)

https://www.lifebit.ai

当リリースの詳細について https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000150564.html

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000150564.html

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