末の色・香りを損なわない殺菌技術の確立

△Rapid SPIRAL

電気興業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:近藤忠登史)は、酪農学園大学との共同研究の結果、D-Rapid(R)(超高温過熱水蒸気システム)を用いて、粉末の色・香りを損なわずに加熱殺菌することに成功いたしました。

現状、粉末の殺菌においては放射線による殺菌が確実ではあるものの、安全上日本では認められておりません。代替として蒸気加圧瞬間殺菌や紫外線殺菌、熱風殺菌等の方法がありますが、大量処理ができない、対象物の品質劣化(焦げ臭の発生、風味の低下など)が著しいといった理由から使用が難しい状況にあります。

当社では、これらの課題解決をはじめ、過熱水蒸気技術を応用した新たな食品製造技術について、2022年より酪農学園大学 農食環境学群

食と健康学類長の阿部茂(つとむ)教授と共同研究を進めてまいりました。そしてこの度、特許技術の過熱蒸気反応装置(Rapid SPIRAL)を用いることで、

粉末の色・香りを損なわない殺菌技術を確立

し、同大学協力のもと、ホウレン草粉末および、小麦粉末に対して、色・香りの変性を抑えて菌数を低減できることを確認いたしました。

△サイクロン式の過熱蒸気反応装置(Rapid SPIRAL) 特許第7063948号

この結果を踏まえ、当社では殺菌可能な粉末の種類拡大に向けた研究開発に注力し、粉末食品の安全やフードロス対策に寄与してまいります。

また、2024年11月27日(水)~29日(金)に東京ビッグサイトにて開催される展示会「POWTEX2024

[]」にて、Rapid

SPIRALの実機をはじめ本技術についてのご紹介、製品技術説明会を行う予定です。【別紙】1.測定方法の概要と結果

・色彩測定方法:色彩・色差計を用いて、ハンター比色法により処理前後のL*a*b*値を評価・臭気測定方法:GC-MS(ガスクロマトグラフ質量分析)による香り分析

※GC-MS(ガスクロマトグラフ質量分析)

GC-MSとは、物質を分離して、その成分を詳細に特定できる分析装置です。複雑な混合物の中に含まれる成分を精密に調べることができ、食品、医薬品、環境資料などの分析でよく用いられています。

2.酪農学園大学について

北海道の地を酪農によって沃土として農業・食糧の確立発展を図るべく黒澤酉蔵によって1933年に創立された、北海道酪農義塾に起源を持ちます。「農・食・環境・生命」を基軸とし、畜産や農業分野での教育と研究に注力する、農食環境学群、獣医学群の大学です。同大学の農食環境学群

食と健康学類長である阿部茂教授と共同研究を行っております。・所在地:北海道江別市文京台緑町582番地・URL:

https://www.rakuno.ac.jp/3.展示会概要・展示会名:POWTEX2024 第25回 国際粉体工業展 東京

・開催日:2024年11月27日(水)~29日(金)9:30~17:00・会場:東京ビッグサイト 東1・2・3ホール・公式サイト:

https://www.powtex.com/tokyo/

・当社ブース位置:2B-30(東2ホール)4.製品技術説明会・日時:2024年11月28日(木)14:00~14:30・場所:上記会場内 Dルーム

・題名:超高温過熱水蒸気による粉体の短時間乾燥・殺菌処理の新たな可能性について・講演者:酪農学園大学 農食環境学群 食と健康学類長 阿部茂教授当社

R&D統括センター 未来研究所 所長 今増寿尚・詳細URL:

https://www.powtex.com/tokyo/jp/visit/release.php

※聴講に事前予約は不要ですが、お席が限られているため、お早めにお越しください。以上

電気興業株式会社【問い合わせ先】

電気興業株式会社 経営企画部 営業企画課

Tel 03-3216-9470

Mail [email protected]

Website

https://denkikogyo.co.jp/ 当リリースの詳細について

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000145373.html

※このメールは自動送信されていますので、返信はご遠慮ください。