業のひととき「加賀獅子頭の400年の伝統に浸り、職人と語らう工房ツアー」開催 | 期間：2025年3月1日～8月31日

2024年11月20日

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星野リゾートプレスリリース：2024年11月20日報道関係者各位【界

加賀】手業のひととき「加賀獅子頭の400年の伝統に浸り、職人と語らう工房ツアー」開催 | 期間：2025年3月1日～8月31日

～石川県下唯一の加賀獅子頭工房「知田工房」の職人の想いを感じる工房見学とオリジナルの加賀獅子頭ねつけ絵付け体験～

石川県加賀市・山代温泉に佇む温泉旅館「界

加賀」では、2025年3月1日から8月31日に手業のひととき「加賀獅子頭の400年の伝統に浸り、職人と語らう工房ツアー」を開催します。ご当地楽(*1)「加賀獅子舞」で使用している加賀獅子頭を制作している県下唯一(*2)の加賀獅子頭専門工房「知田工房（ちだこうぼう）」に足を運び、職人との対話や作業風景の見学を通して、加賀獅子文化を後世につなごうと努力を重ねる職人の想いを間近に感じるツアーです。手のひらサイズの小さな加賀獅子頭ねつけの絵付けを体験し、魔除け厄除けの守り神として小さな加賀獅子頭を持ち帰ることができます。界

加賀では、知田工房の加賀獅子頭を用いた「加賀獅子舞」の演舞を最前列で見られます。本取り組みは、2021

年より界全施設で実施している、職人・生産者と行うご当地文化体験「手業のひととき」の一環です。*1

ご当地楽（ごとうちがく）：日本各地にある伝統工芸や芸能、食などの地域文化を無料で楽しめる、温泉旅館ブランド「界」独自のサービス*2 2020年01月

石川県における獅子頭専門工房として知田工房調べ「手業のひととき」とは

「手業のひととき」とは、地域の文化を継承する職人や作家、生産者の方々に出会い、お客様がその希少な技を間近で見たり、舞台裏を知ったりできるご当地文化体験です。「界」では、ブランド発足以来、「その地域、その季節ならではのおもてなし」を提供しています。界のスタッフは職人や作家、生産者の方々から、ご当地の文化や手仕事を教わり、その地域に一層愛着を感じるという経験を重ねてきました。その経験を元に、お客様にも、ぜひ地域の文化を継承する職人や作家、生産者の手業に触れて欲しい、という思いで「手業のひととき」を

2021 年より開催しています。これまでに18施設で23の体験を実施し、界全体で1200名を超える利用がありました。詳細 URL :

https://www.hoshinoresorts.com/sp/tewaza/界加賀の手業のひとときについて

石川県の多くの町では、祭りや行事の際に金沢市無形民俗文化財「加賀獅子」の演舞を行います。各町に一基、それぞれ材質や表情、大きさの違う個性のある加賀獅子頭が守護神として大切に保存され、現在、界

加賀が位置する加賀市だけでも、127町で独自の獅子頭が継承されています。界

加賀では、加賀獅子を独自にアレンジしたご当地楽「加賀獅子舞」を、2015年の開業以来、コロナ禍でも毎晩欠かさず館内で披露し、400年続く加賀獅子の文化継承の意味を込め、スタッフ自らが稽古を重ねています。

この演舞で使用されている加賀獅子頭を作り修繕しているのも、県下唯一の加賀獅子頭工房「知田工房」です。職人が加賀獅子頭に込める熱い想いを知ることで、界

加賀のご当地楽「加賀獅子舞」をより一層味わってもらいたいという想いから開催を決定しました。界加賀の手業のひとときの特徴特徴１

400年紡がれてきた加賀獅子の伝統を受け継ぐ、県下唯一の工房で職人の想いを感じる工房見学

知田工房では、加賀獅子という文化の担い手が減りつつある中、400年続いてきた伝統をいかに継承していくか、広めていくか、試行錯誤する職人の熱い想いを知ることができます。実際に加賀獅子頭の制作を行う職人の手業を見ることで、石川県の人々が紡いできた加賀獅子の400年の伝統と加賀獅子頭に込められた想いを感じます。工房では、石川県の各地域で受け継がれ、知田工房で守られ続けている各地の加賀獅子頭の特徴やデザインの違いについての話を聞き、大きな輪切りの木から１つの獅子頭を彫りだす作業の様子を見学できます。

特徴２オリジナルデザインの加賀獅子頭ねつけの絵付け体験

加賀獅子頭は悪事を一飲みすると言われており、魔よけ厄除けの守り神で縁起物です。工房では、加賀獅子頭ねつけを作成し、旅の思い出に笑福招来の小さな獅子頭を連れて帰ることができます。掌に収まる小さな加賀獅子頭ですが、ひとつひとつ知田工房の職人の手で彫られ、口の部分は大きな加賀獅子頭同様、パクパクと動く造りになっており本格的になっています。体験では、手彫りされた頭に目や口の絵付けを行い、耳や角、髪などのパーツや好みの色の紐をつけて、オリジナルの加賀獅子頭ねつけを作成できます。目の入れ方によってさまざまな表情を見せ、好みの顔に仕上げることができます。

特徴3 職人の想いを胸に、界加賀にてご当地楽「加賀獅子舞」を鑑賞

工房に足を運んだ後にチェックインし、温泉や夕食をゆっくり楽しんだ後は、ご当地楽「加賀獅子舞」を一番前の特等席で鑑賞します。

知田工房で制作された加賀獅子頭の迫力と、職人の想いや歴史を知ってから鑑賞する演舞の感動はひとしおです。界

加賀では、400年受け継がれてきた石川の獅子舞文化を継承したいという思いを込めて、地元の工芸作家や民俗芸能チームの協力を得て、金沢市無形民俗文化財「加賀獅子」を独自にアレンジしたご当地楽「加賀獅子舞」を毎晩上演しています。振付・衣装・音楽をすべてオリジナルで制作し、勇壮華麗な武家文化の伝統はそのままに、あたらしくて独創的な「加賀獅子舞」をスタッフが披露しています。加賀獅子の特徴である、八方睨（はっぽうにらみ）と呼ばれる独特の風貌の獅子頭は一度見たら忘れられないほどのインパクトです。

知田工房について400年の歴史を受け継ぐ、県内唯一の加賀獅子頭専門工房。

創業70年、二代続く工房は、今までに全国の施設や神社、地域の祭礼用獅子頭など500頭以上の獅子頭を制作修理。

知田工房の獅子頭は、地元霊峰白山麓の桐材を原木に、年期を積んだ職人が一刀一刀心を込めて彫りあげる完全手作りの獅子頭。受注を受けてから大きさにあった木を探し、木の中に眠る獅子を掘り上げ、色つけまで一つ一つ手作業でおこなっています。

知田一家左から知田依利子氏、2代目清雲氏、大芽氏

知田工房2代目知田清雲氏<プロフィール>1962年生まれ高校卒業後、彫刻家「今英男先生」に弟子入り父、「初代清雲」に弟子入り

以来、沖縄の首里城の彫刻・東京築地の大獅子・全国獅子頭修復・加賀獅子頭の制作など1994年依利子と結婚し、1995年に大芽が誕生。

<コメント>

知田工房では、地元の桐の木を使い、ひとつひとつ手作りで心を込めて加賀獅子頭を制作しています。ひとつとして同じ顔はなく、町ごとの個性を表現しているところに、ぜひ注目していただきたいと思っています。400年続く伝統をなんとかして残していきたい、現存する獅子頭を永く町の人々に愛されるように修繕し続けていきたいというのが職人としての想いです。コロナ禍で練習や演舞ができなくなり伝統が途絶えてしまった地域もあり、加賀獅子の演舞が披露される機会が年々減ってきてしまっている中、工房まで足を運んでいただいて加賀獅子頭に触れてもらえることは、職人としてとても嬉しいことだと感じています。

手業のひととき「加賀獅子頭の400年の伝統に浸り、職人と語らう工房ツアー」概要期間：2025年3月1日～8月31日週1回（毎週木曜日）開催＊一部除外日あり

料金：1名 7,000円（税込、宿泊費別）予約：公式サイトにて7日前までに要予約時間：チェックイン当日13:00～14:30定員：各日2組4名まで

SDGsへの貢献について

総務省が実施した伝統工芸に関する実態調査によると、これまでも様々な支援策が講じられてきたものの、生活様式や社会経済の変化、安価な類似品の流入といった背景事情により、伝統工芸品の需要が減少しています。これに伴い、伝統工芸品の生産額や従事者数も減少傾向にあり、今後、伝統工芸や伝統文化の継承が途絶えてしまうことが懸念されています（*3）。

「界」は、2011年のブランド誕生以来、温泉旅館ならではの癒しや寛ぎを生かしながら、その地域、季節ならではのおもてなしを提供してきました。その上では、地域の伝統文化を守り、地域経済にも貢献することが重要と考えています。旅行者と地域をつなぐ架け橋になることで、次の世代に伝統工芸や文化が継承されることを願い、手業のひとときの取り組みを通して、SDGsの目標8「働きがいも

経済成長も」目標11「住み続けられるまちづくりを」に寄与することを目指しています。*3 総務省行政評価局

令和4年6月「伝統工芸の地域資源としての活用に関する実態調査」界とは「界」とは

「界」は星野リゾートが全国に23施設を展開する温泉旅館ブランドです。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや和の趣、伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求しています。また、その地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地楽」や、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」が特徴です。2025年8月には、神奈川県・箱根湯本温泉に位置する「界

箱根」がリニューアルオープンします。URL：https://hoshinoresorts.com/ja/brands/kai/