治出版は、足もとから立ち上がる変容の軌跡をアーカイブするコンテンツレーベル「土着のイノベーション」を立ち上げます!

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英治出版株式会社 プレスリリース:2024年12月17日 報道関係者各位

英治出版は、足もとから立ち上がる変容の軌跡をアーカイブするコンテンツレーベル「土着のイノベーション」を立ち上げます!

第1弾書籍『想いはこうして紡がれる』を12月14日に刊行しました

レーベルロゴ。デザインは、bookwallの松昭教氏

英治出版株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:高野達成)は、地域に長く根を張り、世代を超えて持続的な変化をもたらす実践や取り組みを記録し、次世代に伝えていくための新しいレーベル「土着のイノベーション」を立ち上げます。また、その第1弾書籍として、『想いはこうして紡がれる――「古着を燃やさないまち」を実現した33年の市民活動を通して伝えたいこと』(吉田恵美子著)を2024年12月14日に発売いたしました。

■なぜ「土着のイノベーション」に希望を見るのか

いま、世界的に大きな注目を集めているPlace-Based、つまり、その土地に生きる人たちが織りなすシステムに根ざし、そのシステムを変容へと導く取り組みやプロジェクト。

日本においても、システムの変容をもたらしている事例は、その地域の特性や土地性、歴史といったものと密接に結びついたものが目立つようになってきています。

たとえば、福島県いわき市。“主婦”たちのボランティアサークルが始めたリサイクル活動が、30年超の時を経て回収した古着のリサイクル率はなんと90%近くに達し(全国平均は34.1%)、いわきは「古着を燃やさないまち」と呼ばれるまでになっています。

一人ひとりの市民が、一歩一歩、地域に根ざして活動し続けてきたことで、まちの「当たり前」を変え、そこで暮らす人の意識を変えたのです。

このいわきの変容を導いたNPOザ・ピープル前理事長で、本レーベル第一弾書籍『想いはこうして紡がれる』

[]著者、吉田恵美子さんはこれまでを振り返ってこう言います。

気づいてしまった人間が、その気づきをもとに一歩動き出す。そのことの積み重ねこそが住民の手による地域づくりであり、国づくりであり、地球づくりであると思うのです。

──『想いはこうして紡がれる』「おわりに 後からやってくるあなたへ」より

そのまま生活を続けてもよかったはずなのに、そのまちに根を張っているからこそ「気づいてしまった」問題を見過ごせず、小さな一歩を踏み出す──吉田さんの言葉には、「社会変容」と大括りにして語られるものがどのように始まり、進展していくのか、その実態と本質が込められています。

「土着のイノベーション」では、いわき市で起こったことのような、足もとから立ち上がってきた変容を丁寧に拾い集め、探求していきます。

一見、そうした事例の一つひとつは、小さなものと感じられるかもしれません。

しかし、不確かな可能性に希望を託し、システムを変容させようとしてきた人たちがいる。まちがある。それも、10年、20年、30年もの長きにわたり、積み上げてきた例も少なからず存在する。であるなら、彼ら彼女らが実現させようとしてきた「希望」とその道程を、今こそすくい上げたい──。

本レーベルは、その土地その土地で紡がれてきた「希望」を、次代へつないでいきます。■本レーベルが大切にしたい5つのこと

土地に根ざすということは、その地の特殊性を内包することにほかなりません。当事者に寄り添うほどに、広く伝えていくうえでのハードルは高くなり、読者が自分の身に引き寄せて考えてもらうことを重視しすぎれば、当事者の声は薄れていくことになります。

変容の当事者も、その物語の受け手も、それを伝える私たち届け手も、公平に向き合えるようにするにはどうすればいいのか。

それを考え続けるために、本レーベルは5つの「大切にしたいこと」を掲げます。1 変容の当事者性生活・暮らしは、わたしたちの手で変えられるという実感を届ける2

「私」と社会のつながり自分に根ざす取り組みが、社会に根を張る変容を起こす3 Place-Basedな視点土地・歴史に根ざしたまなざしをわすれない4

ポジティブなレガシー世代を超えてつないでいきたい「変化のプロセス」を残す5 インパクトの可視化唯一無二の取り組みに眠る「普遍的な価値」をすくい上げる

■第1弾書籍『想いはこうして紡がれる』を12/14に発売。今後はメディア横断的な展開も!

12月14日発売の第1弾書籍『想いはこうして紡がれる』を皮切りに、メディア横断的に展開していく予定です。以下、現時点で決まっている予定をお知らせします。

▶第1弾書籍『想いはこうして紡がれる』のご案内

ブックデザイン:アルビレオ、写真:長谷川恵一『想いはこうして紡がれる──「古着を燃やさないまち」を実現した33年の市民活動を通して伝えたいこと』

2024年12月14日刊行本体1900円+税272ページ商品URL:

https://eijipress.co.jp/products/2360川北秀人氏(IIHOE代表)推薦!

「災害、コロナ、格差。社会が変わり続けても、人はつながるから安心できる。ボランティアとリサイクルでつながりを紡ぎ続けた吉田さんから学ぼう」

ザ・ピープルでは、リサイクル率約90%というまちぐるみの変容を成し遂げ、ふくしまオーガニックコットンプロジェクトでは、耕作放棄地とコミュニティの分断の両方を「コットン」で解決。福島県いわき市で、「衣」の起点と終点に取り組み、人も物も自然も混ざり合う循環をつくった実践者が、次の世代に向けて綴ったメッセージ。

○著者吉田恵美子(よしだ・えみこ)特定非営利活動法人ザ・ピープル 前理事長いわきおてんとSUN 企業組合 前代表理事

一般社団法人ふくしまオーガニックコットンプロジェクト 代表理事

福島県いわき市にて、地域のなかで「住民主体のまちづくり」の取り組みを33年間行ってきた。主たる活動は「古着を燃やさない社会づくり」と、東日本大震災後の地域課題と向き合うなかでスタートさせた「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」。1990年創設の「ザ・ピープル」に参画し、ごみ問題への関心から古着のリサイクル事業を市民活動で実践。2000年から理事長を務め、いわき市を「古着を燃やさないまち」へと変容させる立役者のひとりとなった。

東日本大震災後、いわきの被災者と原発事故からの避難者とのあいだのすれ違いからコミュニティの分断を危惧し、耕作放棄地でのオーガニックコットン栽培を媒介にコミュニティ活性化を実現、地域課題の解決への筋道をつけた(2021年、ふくしまオーガニックコットンプロジェクトとして一般社団法人化)。2023年自身の健康上の問題(膵臓がんの発病)から「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」の取り組みを残して、他の活動現場からは身を引くこととなった。2024年11月、逝去。

○主要目次はじめに 社会の変化は、ひとりの市民から始まる第1章 一人ひとりの「気づき」を社会につなぐいわきはなぜ「古着を燃やさないまち」を実現できたのか?第2章

一人ひとりの「葛藤」を尊重し、対話でつなぐ震災、そしてその後の分断をいかに乗り越えたか第3章 一人ひとりの「想い」を紡ぎ、仲間とともに変える

「復興後」の未来を、オーガニックコットンに見た理由第4章 一人ひとりの「ビジョン」が受け継がれ、まちは変わる地域課題に、終わりはない第5章

一人ひとりの「私」から未来は変わる自分自身の声を聞くおわりに 後からやってくるあなたへ▶「CIRCULAR DESIGN WEEK 2024 in

Taiwan」への協力など、メディア横断的な展開も

本レーベルでは、地域を中心にいま巻き起こっている「変化のさざなみ」をキャッチし、あるときはその担い手、またあるときは地域のエコシステム、さらにあるときはアカデミックな理論と、さまざまな角度から光を当て、読み手の暮らしの変容へとつなげていくための知恵を編んでいきます。

直近では、2024年10月に台湾で行われたツアー&カンファレンス「CIRCULAR DESIGN WEEK 2024」

[]に参画。振り返りイベント「Circular Design Week 2024 in

Taiwanを振り返る~Bioregioningから捉え直す循環のデザイン」

[]

に対して協力しました。今後の展開に、ぜひご期待ください。■会社概要社名:英治出版株式会社本社所在地:東京都渋谷区恵比寿南1-9-12 ピトレスクビル4F

代表取締役:高野達成設立:1999年6月HP:www.eijipress.co.jp

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当リリースの詳細について https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000041064.html

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000041064.html

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