東大 松尾・岩澤研ら第一人者が徹底解説『AI白書2025 生成AIエディション』発刊
生成AIエディション』発刊 爆発的な進化を遂げる生成AIの開発・利用に欠かせない知識を整理した業界定番『AI白書』シリーズの最新版
株式会社角川アスキー総合研究所(本社:東京都文京区、代表取締役社長:加瀬典子)は、生成AIの最新動向を解説する『AI白書2025
生成AIエディション』を2025年3月1日(土)に発売します。
本書の概要
AI白書は2017年の刊行以来、そのときどきのAIに関わる話題を、技術から企業の利用事例、海外動向、関連する制度・政策まで、広く網羅して紹介してきました。最新版となる今年度は「生成AIエディション」として、爆発的な進化を遂げる生成AIの開発や利用に欠かせない最前線の知識を徹底紹介します。
現在、生成AIはマルチモーダル化が進み、AIエージェントとしての活用や幅広い分野での応用が期待されています。また、AIパソコン・AIスマホの登場など今後も関連市場の高成長が予想されます。その一方、AI技術がもたらす影響力への懸念により、法規制の導入に踏み切る国も増えつつあります。
本書では東京大学
松尾・岩澤研究室の協力のもと、最新の研究論文や、経済産業省の生成AI開発力強化プロジェクト「GENIAC」参加企業へのインタビューなどさまざまな調査を通じて、生成AIの技術や市場動向、法的論点など、AI社会の到来を見据えた視点で整理し解説します。
■第1章「生成AI社会の到来」AIの安全性に関する評価手法や基準の検討・推進を行う、AIセーフティ・インスティテュート(AISI)
所長の村上明子氏と、東京大学大学院工学系研究科の岩澤有祐准教授による、EU
AI法を踏まえたAI開発と安全性についての対談を掲載。主な生成AIサービスやNPUを搭載したAI PCとAI
スマホの解説、2024年にノーベル賞を受賞したDemis Hassabis氏とGeoffrey Hinton氏の過去のインタビューも収録しています。
■第2章「生成AIの技術動向」
生成AIの中でも特に技術進展が著しいTransformerを利用した言語モデルについて、技術的なバックグラウンドから最新の研究動向までを、松尾・岩澤研究室の研究者が執筆。生成AIの概要、動画像生成と拡散モデルの解説に加え、大規模言語モデル(LLM)を活用する技術、軽量化・高速化の手法を紹介。LLMの安全性に関しても、最新の論文を参照しながら技術的な考察を加えています。
■第3章「生成AIと産業界」
海外事例や市場規模など生成AIの商業的インパクトを紹介するとともに、経済産業省のプロジェクト「GENIAC」参加企業のインタビューを通じて、基盤モデル開発の最新動向や今後の展望を紹介します。
■第4章「生成AIの法整理」EU
AI法の規制概要、GDPRとの比較によるブリュッセル効果の可能性など現状を整理。米国のバイデン政権の遺産とトランプ政権による方向転換、ガードレールやガバナンスの仕組みづくりに求められる国内外のAI規制と関連法、著作権などAIモデル開発時の留意事項まで、アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業
パートナー弁護士の中崎 尚氏が解説します。
■目次第1章「生成AI社会の到来」安心・安全なAIを目指して
AI規制の国際潮流と日本企業が果たす役割:村上明子[AIセーフティ・インスティテュート所長]、岩澤有祐[東京大学大学院工学系研究科准教授]対談/生成AIサービスはAI
PC、AI スマホへ/私がアルファ碁よりも本当につくりたかったAI:Demis Hassabis[Google DeepMind
CEO]/「深層学習の父」はなぜ、AIを恐れているのか?:Geoffrey
Hinton[トロント大学名誉教授]/生成AIを用いた表現を通じた「人間」の探求:苅部太郎[アーティスト/写真家]第2章「生成AIの技術動向」
生成AIの概要/動画像生成と拡散モデル/大規模言語モデルとTransformer/大規模言語モデルを活用する技術/大規模言語モデルの軽量化・高速化/大規模言語モデルの安全性
第3章「生成AIと産業界」
生成AIの市場と産業への影響/注目の欧米の生成AIスタートアップ・研究機関/国外企業における生成AIの取り組み(Roblox、Canva、Nestle)/GENIAC採択事業者に聞く
日本の生成AI開発の課題と展望(株式会社ELYZA、株式会社Kotoba Technologies
Japan、富士通株式会社、株式会社ABEJA、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構
国立情報学研究所、ストックマーク株式会社、チューニング株式会社、株式会社Preferred Elements/株式会社Preferred
Networks、AiHUB株式会社、AI
inside株式会社、株式会社EQUES、NABLAS株式会社、SyntheticGestalt株式会社、国立研究開発法人海洋研究開発機構、カラクリ株式会社、株式会社データグリッド、株式会社ヒューマノーム研究所、フューチャー株式会社、株式会社リコー、株式会社ユビタス、株式会社Deepreneur、ボストン
コンサルティング グループ)第4章「生成AIの法整理」
AI規制・ガバナンスをめぐる世界の動向/国外のAI規制と関連法/国内のAIガイドラインと倫理/国内における生成AIの開発・学習・生成・利用における法規制の現状
執筆者岩澤有祐、長谷川貴巨、鈴木雅大、小橋洋平、原田憲旺、小島 武[松尾・岩澤研究室]、藤本敬介[株式会社ABEJAラボ長]、中崎
尚[アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業 パートナー弁護士]他第3章取材協力
みずほ銀行産業調査部テレコム・メディア・テクノロジーチーム、株式会社野村総合研究所IT基盤技術戦略室監修者略歴東京大学大学院工学系研究科准教授
岩澤有祐(いわさわ・ゆうすけ)
2017年東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻博士後期課程修了。博士(工学)、修士(情報理工学)。同特任助教、特任講師、講師を経て、現在、東京大学大学院工学系研究科准教授。共訳に『深層学習』(KADOKAWA)、監修書に
『深層学習教科書 ディープラーニング
E資格(エンジニア)精選問題集』(翔泳社)がある。深層学習についての論文読み会のDL輪読会を運営。専門は深層学習、特に知識転移に関する研究とその応用(ロボット、言語など)。2024年より人工知能学会の編集委員。松尾・岩澤研究室が務める大規模言語モデルに関する講座の監修など。
AI白書2025 生成AIエディション監修:岩澤有祐協力:東京大学 松尾・岩澤研究室発行:株式会社角川アスキー総合研究所発売:株式会社KADOKAWA
発売日:2025年3月1日定価:4,400円(税込)ISBN:978-4-04-911238-2サイズ:A4判、248ページ、2色刷(一部4色刷)
※電子版も同時発売予定。
https://www.kadokawa.co.jp/product/322407000524/株式会社角川アスキー総合研究所について
角川アスキー総合研究所は、メディア運営やコンテンツ制作で培った知見を活かし、調査、コンサルティング、マーケティング、ビジネスソリューション、出版、教育支援など幅広く事業を展開しています。コンテンツ力、メディア力、リサーチ力を総合的に活用し、お客様の課題解決に取り組みます。
公式サイト:
https://www.lab-kadokawa.com/ 当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000169.000017610.html
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