稲泉 連『パラリンピックと日本人 アナザー1964』(小学館新書)が第35回ミズノスポーツライター賞・最優秀賞を受賞!
アナザー1964』(小学館新書)が第35回ミズノスポーツライター賞・最優秀賞を受賞!
障害のある人が社会の隅に追いやられていた時代 ──
1964年の東京パラリンピックに出場した傷痍軍人や療養所の患者たち、大会を支えた人々など、日本の障害者スポーツの土台を作った人々の物語を追った稲泉連氏のノンフィクション作品『パラリンピックと日本人
アナザー1964』が、3月3日に「第35回ミズノスポーツライター賞最優秀賞」を受賞しました。
本作は、1964年の東京パラリンピックから60年を経た2024年8月、小学館より刊行しました。60年前のパラリンピック出場者たちは著者・稲泉氏の取材に、当時は障害のために人前に出ることに抵抗があったと語ります。それから2021年の東京パラリンピック、2024年のパリパラリンピックを迎え、社会はどう変わったのか。何が変わらないのか。1964年の物語は、現代社会やその先の未来に向けて「問い」を投げかけます。
◎作品の内容
1964年の東京パラリンピックが開催される1年前、突如「選手」として集められた傷痍軍人や療養所の患者たちは、大会に出場することで「自立」への一歩を踏み出す。その裏には、「日本の障害者スポーツの父」といわれる中村裕医師や、会場で外国人選手をエスコートした“元祖ボランティア”の語学奉仕団、その結成に深く関わり、その後も障害者スポーツをサポートした美智子妃の存在があった。日本の障害者スポーツの土台を作った人々の物語です。
※本書は2020年3月に刊行された『アナザー1964
パラリンピック序章』に、新章として日本の「スポーツ用義足」の第一人者・臼井二美男さんのインタビューを加筆した新書版です。◎著者プロフィール稲泉 連【いないずみ
れん】……1979年、東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒。2005年、『ぼくもいくさに征くのだけれど―竹内浩三の詩と死』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。著書に『復興の書店』『豊田章男が愛したテストドライバー』『「本をつくる」という仕事』『日本人宇宙飛行士』『サーカスの子』など多数。
稲泉 連『パラリンピックと日本人 アナザー1964』定価:1,540円(税込)小学館新書 416ページ2024年8月1日発売
ISBN978-4-09-825475-0
https://www.shogakukan.co.jp/books/09825475ミズノスポーツライター賞とは
公益財団法人ミズノスポーツ振興財団が、スポーツに関する報道・評論およびノンフィクション等を対象として、優秀な作品とその著者を顕彰する賞。スポーツライターの活躍を願って設立され、2024年度で35回目を迎えました。表彰式は、4月22日にグランドプリンスホテル新高輪で行なわれます。
https://corp.mizuno.com/jp/zaidan/business/independent/writer 当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003087.000013640.html
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