術記録の負担を減らすには?
本田泰教、以下OPExPARK)は、手術記録システム「OPeDrive」に新たな機能を追加することで、手術記録作成の効率化を目指します。今回、医師の手術記録作成に関する実態調査のアンケート結果をもとに、具体的な課題と新機能の方向性についてご紹介します。
医師の働き方改革が進む中、業務効率化は医療現場での重要なテーマとなっています。特に手術記録作成は、医師にとって負担の大きい業務の一つであり、現場ではその負担軽減が求められています。
OPExPARKでは、全国の医師を対象に手術記録作成に関するアンケート調査を実施しました。その結果、以下の実態が明らかになりました。アンケート結果の概要•
医師のうち過半数(54%)が手術記録作成に30分以上費やしている。•
特に文章作成やイラスト作成、画像処理などの作業に時間をかけている外科系の診療科では、手術記録作成に比較的多くの時間を費やしていることが分かった。
アンケート調査の概要調査期間:2024年11月13日 ~ 2024年11月14日
調査対象:手術手技のデジタル教科書プラットフォーム「opeXpark」の会員登録者調査方法:WEBアンケート有効回答数:267件手術記録作成の負担の実態
手術記録作成に費やしている時間についての調査では、以下の結果となりました。
手術記録作成に費やしている時間についてさらに、手術記録作成において、特に負担となっている作業として挙げられたのは以下の通りです。
手術記録作成の中で特に時間を費やしている作業についてまた、診療科によって費やしている時間や負担となっている作業に違いがあることが分かりました。
(診療科ごと)手術記録作成に費やしている時間について
(診療科ごと)手術記録作成の中で特に時間を費やしている作業について
図の通り、脳神経外科・消化器外科といった外科系の診療科では、過半数の医師が30分以上の時間を費やしているのに対し、消化器内科では約9割の医師が30分未満という回答でした。また、消化器内科では文章作成・テンプレートの編集に費やしている医師がほとんどでしたが、脳神経外科・消化器外科といった外科系の診療科ではイラスト作成や手術画像の抽出・挿入に費やしていました。
約54%の医師が30分以上を手術記録作成に費やしており、特に外科系の診療科では、手術の詳細を記録するためのイラスト作成や画像処理に時間を要していることが分かりました。一方で、消化器内科などでは文章作成やテンプレートの編集に時間をかけている医師が多く、診療科によって負担の内容に違いがあることが明らかになりました。
これらの結果から、手術記録作成の効率化には、単なる時間短縮だけでなく、医師の負担を軽減する仕組みが必要であることが分かりました。
OPeDriveが提供する新たなソリューションOPeDriveでは、手術記録作成における医師の負担軽減を目指し、現在の機能に加えて、新機能の開発を進めています。
手術記録システム「OPeDrive」の現在の主な機能:•最大4画面同時録画:
術野および周辺機器の映像を同時に録画。ハンディカムで術者の手元やスタッフの動きも記録でき、手術全体を多角的にとらえます。•スムーズな動画編集:
記録システムの端末から編集用の端末へ簡単にデータ転送でき、専用の編集ソフトウェア「OPeDrive VE」を用いれば、手術動画の効率的な編集が可能です。•
音声によるしおり挿入機能: 手術中に音声でしおりを挿入することができます。音声はリアルタイムで文字起こしされ、後の編集作業が大幅に効率化されます。
OPeDriveの詳細はこちら []新機能:手術記録レポート作成機能
2025年4月以降にリリース予定の新機能では、以下のような効率化が期待されています:•画像挿入機能:
手術中に音声で挿入したしおりを基に、少ない編集量で録画した手術動画から対応する手術画像を抜き出してレポートに挿入することが可能になります。これにより、画像抽出や挿入作業を効率化することができます。
•音声しおりテキスト反映機能:
手術中に音声で挿入したしおりの内容をテキスト化し、手術記録に反映させることができます。これにより、手術中の重要なポイントを簡単に記録でき、手術記録作成の負担を軽減できます。
•AIによる症例要約生成(6月以降リリース予定):しおり挿入機能で文字起こしされたテキストを収集し、AIによる要約を行います。OPExPARKより
今回の調査結果を踏まえ、OPeDriveは全国の医療機関における手術記録作成業務の効率化を支援する取り組みを進めます。これにより、医師の労働時間の削減や負担の軽減、ひいては医療の質向上に貢献することを目指します。
新機能については2025年4月以降にリリース予定です。製品や機能の詳細については、以下のお問い合わせ先までご連絡ください。お問い合わせ先E-mail:
[email protected]株式会社OPExPARKについて
OPExPARKは、いつでも・どこでも最先端の手術を学習できる教育コンテンツの撮影・編集・配信を通じて、医師教育のDX化を推進しています。また、手術映像およびOPeLiNK取得データをリアルタイムで伝送し、専門医が遠隔地から現場の執刀医による診断・手術に助言・アドバイスを行う等、病院のDX化に向けた取り組みを実施しており、国内外の医療の質向上に貢献しています。
[会社概要]会社名 : 株式会社OPExPARK本社所在地 : 東京都品川区東品川2-2-8 スフィアタワー天王洲 CW棟2階設立 : 2019年 6月 21日
代表者 :本田 泰教事業内容 : 手術情報融合プラットフォームの開発と販売、医師限定手術教育ウェブサービスURL :
https://www.opexpark.co.jp/ 当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000072863.html
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