がん患者・パートナーのセクシュアリティ相談ルームアプリ公開/LINEスタンプ「動く♪がん治療とコミュニケーション」販売開始

がん患者・パートナーのセクシュアリティ相談ルームアプリ公開/LINEスタンプ「動く♪がん治療とコミュニケーション」販売開始

特定非営利活動法人キャンサーネットジャパン(理事長 岩瀬 哲)は、

がん患者やパートナーががんやがん治療によって影響を受けたセクシュアリティに関する相談を専門家(看護師、 泌尿器科医、

産婦人科医)などに無料で相談できるアプリを公開しました。 また、 パートナーであっても面と向かっては言いにくいことをかわいいキャラクターが代弁してくれる、

LINEスタンプをリリースしました。 ■ がんのセクシュアリティに関する無料相談アプリ

がんやがん治療によるセクシュアリティの影響は様々なものがあります。 たとえば、 男性の性機能への影響としては、 性欲の低下、 勃起障害、 射精障害、

ひいては将来も含めた妊孕性への影響などがあげられます。 女性の性機能へ与える影響としては、 性欲の低下、 性交痛、

オルガズムを感じない・感じにくいなどがあげられます。 また、 性機能に限らず、 治療による乳房の喪失、 脱毛、 手術痕といったボディイメージの変化、

抗がん剤等による体力・性欲の低下、 易感染状態など身体・精神的に与える影響は多岐にわたります。

がんを治療しながら・あるいは克服しても社会生活を送れるようになってきているものの、 セクシュアリティ支援は積極的にされてきていない背景もあり、

「がんなのだから仕方がない」と問題ともとらえていなかったり、 「がんになって、 セクシュアリティのニーズなんて贅沢だ」とあきらめてしまっていたり、

パートナーにさえ話しにくいのに、 他の人に相談はしにくいと思っていたり、 と潜在的に問題を抱えている人たちの声は多く聞かれています。

この度、 ウェブサイト「がんと生活のこと」内の「がんと性」(

https://www.cancernet.jp/seikatsu/sexuality/)を監修する専門家を中心に、

がん患者・パートナーのセクシュアリティ相談にチャット形式で対応するアプリを公開しました。

キャンサーネットジャパン(CNJ)のアプリとしてはどなたでもご利用いただけますが、 相談ルームを使用できるのは、 がん患者とパートナーに限り、

匿名性を保った状態で相談できる仕組みになっています。

【がんと性:アプリ相談ルームへの登録について】

https://www.cancernet.jp/seikatsu/%E3%81%8C%E3%82%93%E3%81%A8%E6%80%A7%EF%BD%9E%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E7%9B%B8%E8%AB%87%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%A0/

■ LINEスタンプ:動く♪がん治療とコミュニケーション

子どもたちへの性教育は進み、 「人権としての性」について考えられるようになってきていますが、 今のがん患者・パートナーの多くは感染のリスクも加わり、

「性」をポジティブなものとはとらえにくく、 タブー視しがちです。

信頼し合えるカップル・夫婦であっても「性」についてオープンに話せているのは一部ではないでしょうか。 更に、 がん治療というライフイベントが加わると、

相手を気遣うあまりに、 余計に言葉に出来ずにいるケースがあるかもしれません。

パートナーとのコミュニケーションが深まることによって、 お互いの悩みや苦痛、 誤解などを軽減できたり、 改善できたり、

お互いの人生がより豊かになることは多くあります。 とはいえ、 面と向かっては言葉にしにくいことが多くあり、 簡単には克服できないことも。

ちょっとした工夫でサポートできたら…。 そのような思いで、 CNJキャラクターのキャンとウィルが誕生し、 LINEスタンプとしてリリースしました。

パートナーとのコミュニケーションに使いやすい24の動くスタンプです。 かわいらしい動きと、 LINEでのコミュニケーションに使う事で、

お互いにほっこりとするようなテイストになっています。

是非、 多くの患者さんやパートナーのみなさまにご活用いただけると幸いです。

【動く♪がん治療とコミュニケーション】

https://line.me/S/sticker/14811314

本事業は日本対がん協会の協力による休眠預金活用事業です

【認定 NPO 法人キャンサーネットジャパン(CNJ)】

1991年に発足し、 がん患者が本人の意思に基づき治療に臨むことができるように、 科学的根拠に基づく情報発信を行うことをミッションとしています。

2001年にNPO法人化、 2007年1月に専用事務局を開設し、 現在は東京と大阪を拠点に全国で活動しています。 2016年8月認定NPO法人となり、

現在の主な活動は、 各種がんについての啓発イベント、 全国のがん診療連携拠点病院等に設置されている「もっと知ってほしいシリーズ冊子」の制作、

養成講座や認定試験など教育事業等も実施しています。 これらの活動を通して、 がんと向き合う人々が自分らしくがんと向き合える社会を実現することを目指しています。

希少がんも含め、 あらゆるがんに関する最新医療情報発信のため、 2014年より毎年開催しているジャパンキャンサーフォーラムは、

がん患者・家族のみならず一般市民を対象とした最大級のがん啓発イベントです。

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