「白」のチカラを活かし多色コンシーラー技術を進化 透明感を与えながら色ムラの境界まできれいに隠し、素肌となじむ
透明感を与えながら色ムラの境界まできれいに隠し、素肌となじむ ポーラ・オルビスグループの研究・開発・生産を担うポーラ化成工業株式会社（本社：神奈川県横浜市、
社長:釘丸和也）は、 複数の色で構成するベースメーク品の技術を進化させ、 コンシーラーを白色と他の3色で構成することによって、 「透明感を与えながら、
クマやシミなどの色ムラを目立たなくする」技術を開発しました。
本技術は今後、 ポーラ・オルビスグループから発売される製品・サービスに活用される予定です。 * 色ムラの隠し方 多色のメリット
クマやシミなどの色ムラをカバーするためには、 一般的に単色のコンシーラーが用いられます。 しかし、 素肌はもともと一色ではなく、 複雑に色が分布しているため、
単色コンシーラーでカバー力を高めると素肌本来の色分布が失われてしまい不自然に仕上がる課題があります。 ポーラ化成工業では、 ベースメーク料の色を黄、 赤、
緑などに分解し充填することで、 素肌に近い色分布を肌上に再現させ、 美しく仕上げる技術を確立してきました※1。 この技術をコンシーラーに応用すると、
単色のコンシーラーに比べクマやシミを自然にカバーできることが分かっています（図1中央）。 ポーラ化成工業では、 この技術をさらに進化させ、
機能を極めたいと考えました。
※1 「透明感と奥行き感のある、 いきいきとした肌質感を再現できるファンデーションを開発」 （2017年12月6日）
http://www.pola-rm.co.jp/pdf/release_20171206.pdf
* 境界線カモフラージュと透明感に「白」のチカラ
クマやシミが目立ちやすい原因の一つに、 色ムラ部位とその周辺との明るさの違いがくっきりしていることがあると考えられます。
したがって色みの分布だけでなく明るさの分布にも適度にばらつきを出せば、 明るさの違う境界線まで自然にカモフラージュできるのではないかと考えました。 そこで、
「黄」、 「赤」、 「緑」に明るい「白」を加えた4色コンシーラーを開発しました。 白が適度に他の色と重なることで、
よりゆるやかで自然な色分布にすることも期待できます。 肌に塗り、 仕上がりをテストした結果、 3色コンシーラーに比べ、 クマやシミがよりきれいにカバーされ、
素肌とよくなじむことが実証されました。 さらに白を独立させたことで発光するような透明感を与えることにも成功しました（図1右）。
ポーラ化成工業では、 今後もベースメークの革新を目指して技術を進化させていきます。