ノボ ノルディスク ファーマ、旭市 (千葉県) および千葉大学医学部附属病院、旭市における糖尿病対策に関する包括連携協定を締結
ファーマ、旭市 (千葉県) および千葉大学医学部附属病院、旭市における糖尿病対策に関する包括連携協定を締結 ノボ ノルディスク
ファーマおよび千葉大学、都市における2型糖尿病の発症抑制および2型糖尿病患者の重症化予防の実現に貢献するための共同研究契約を締結 ノボ ノルディスク
ファーマ株式会社 (代表取締役社長:オーレ ムルスコウ ベック、 本社:東京都千代田区)、 旭市 (市長:明智 忠直、 千葉県旭市)、
および千葉大学医学部附属病院 (病院長:横手 幸太郎、 千葉県千葉市) は、 本日、 旭市における糖尿病対策に関する包括連携協定を締結しました。 また、
あわせて本日、 ノボ ノルディスク ファーマ株式会社と国立大学法人千葉大学 (分任契約担当役:医学部附属病院 病院長 横手 幸太郎、 千葉県千葉市) は、
都市における2型糖尿病患者数の増加の抑制 (発症抑制) および2型糖尿病患者の重症化予防のための共同研究契約を締結しました。
旭市は、 「旭市生涯活躍のまち構想」を重点戦略として位置づけています。 包括連携協定により、 ノボ ノルディスク ファーマと千葉大学医学部附属病院は、
旭市が実施する旭市民の健康増進施策を図ることによるまちづくり、 および糖尿病予防に関連する啓発活動への協力および連携を検討することが可能となります。
本協定の有効期間は、 2021年6月1日から2025年12月31日です。
包括連携協定と同時に、 ノボ ノルディスク ファーマと千葉大学は、 共同研究契約を締結します。 共同研究では、 包括連携協定に基づき、
旭市が保有するデータを活用し、 旭市における2型糖尿病患者数の増加の抑制 (発症抑制) および2型糖尿病患者の重症化予防をテーマに研究を行います。
研究実施期間は、 2021年6月1日から最長2025年まで継続予定です。 2021年6月から2022年5月に、
調査設計・データ整理・データ分析・糖尿病予防介入プログラムの策定を行い、 2022年6月から2024年末に、
策定された糖尿病予防介入プログラムを旭市と連携して実施する予定です。 2025年は、 アウトカム評価を行い、 論文発表も行う予定です。
ノボ ノルディスクは、 都市における2型糖尿病および肥満症の課題を特定し、 結果を共有するとともに意義のある行動を促すことで、
都市環境における糖尿病の増加に対応するためのグローバルプログラム「Cities Changing Diabetes
(都市に蔓延する糖尿病の克服)」を世界の各都市で行っています。 日本においては、
超高齢化が糖尿病増加のリスク因子になっているという日本特有の糖尿病増加の要因を踏まえて、 2018年に福島県郡山市と日本初となる「Cities Changing
Diabetes」プログラムを行ったのに続き、 千葉県旭市は2例目となります。
■ノボ ノルディスク ファーマ、 旭市 (千葉県)、 千葉大学医学部附属病院による、 糖尿病対策に関する包括連携協定概要
・ 目的
旭市民の健康増進を図る
・ 協定有効期間
2021年6月1日~2025年12月31日
■ノボ ノルディスク ファーマと千葉大学の共同研究契約概要
・ 目的
都市部における2型糖尿病患者の増加抑制の実現に貢献する
・ 研究のテーマ
2型糖尿病患者数の増加の抑制 (発症抑制)
2型糖尿病患者の重症化予防
・ 研究実施期間
2021年6月1日から最長2025年まで継続予定
・ 共同研究の実務責任者
千葉大学医学部附属病院次世代医療構想センター長 特任教授 吉村健佑
・ 共同研究における役割
– 千葉大学 (医学部附属病院):ノボ ノルディスク ファーマと共同で研究のための調査/分析/研究計画策定/研究を行い、 研究に必要な関係者 (旭市)
との連携や調整を主導
– ノボ ノルディスク ファーマ:千葉大学に糖尿病治療における自社の知見を提供し、 世界各国でのノボ ノルディスク グループによる「Cities
Changing Diabetes」プログラムの取り組み事例を共有、 および研究費用を提供
・ スケジュール
ノボ ノルディスクについて
ノボ ノルディスクは、 1923年創立のデンマークを本拠とする世界有数のヘルスケア企業です。 私たちのパーパスは、 変革を推進し、 糖尿病および肥満症、
血液系希少疾患、 内分泌系希少疾患などのその他の深刻な慢性疾患を克服することです。 その目的達成に向け、 科学的革新を見出し、
医薬品へのアクセスを拡大するとともに、 病気の予防ならびに最終的には根治を目指して取り組んでいます。 ノボ
ノルディスクは現在80カ国に約4万5,800人の社員を擁し、 製品は約170カ国で販売されています。 日本法人のノボ ノルディスク
ファーマ株式会社は1980年に設立されました。 詳細はウェブサイトをご覧ください。 (www.novonordisk.co.jp)
「Cities Changing Diabetes (都市に蔓延する糖尿病の克服)」について
糖尿病患者の3分の2が在住している都市環境における糖尿病の劇的な増加に対応するためのパートナーシッププログラムです。 市の指導者や省庁、 学会、 糖尿病協会、
健康保険会社、 コミュニティグループ、 企業などを含む100以上のローカルパートナーが、 分野を超えた新たな形の官民パートナーシップで協力し、 課題を特定し、
新しい健康行動とポリシーを提供し、 健康に影響を与える他の課題に関連づけています。 日本においては、
超高齢化が糖尿病増加のリスク因子になっているという日本特有の糖尿病増加の要因を踏まえて、 2018年2月13日に日本初のCities Changing
Diabetesプログラムとして、 福島県郡山市と「糖尿病対策に関する包括連携協定」を締結し、 福島県立医科大学医学部衛生学・予防医学講座も加わり、
「郡山市における糖尿病対策についての共同研究」を行いました。 (
https://www.novonordisk.co.jp/sustainable-business/society/citites-changing-diabetes.html)
旭市について
2005年7月に旭市・海上町・飯岡町・干潟町が合併して誕生した旭市は、 千葉県の北東部に位置し、 千葉市から50km圏、 また都心から80km圏にある、
人口約65,000人の都市です。 南部は美しい弓状の九十九里浜に面し、
北部には干潟八万石といわれる房総半島屈指の穀倉地帯となだらかな丘陵地帯である北総台地が広がり、 平均気温は15℃と温暖な気候です。 また、 産業では、
全国6位の産出額を誇る農業をはじめ、 水産業、 商業、 工業などがバランス良く成長しており、 東総地域の中核都市として今後の発展が期待されています。 (
「旭市生涯活躍のまち構想」について
旭市では、 人口減少と少子高齢化が急速に進行する中、 地方創生の観点から国が推進する施策の一つである「生涯活躍のまち (日本版CCRC) 構想」に基づき、
2016年2月に策定した旭市総合戦略において、 「旭市生涯活躍のまち構想」を重点戦略として位置づけ、 その実現に向けて市全体で取り組んでいます。 本事業は、
旭市の『宝』であり診療圏100万人を誇る『地方独立行政法人総合病院国保旭中央病院』を核としたうえで、
旭中央病院から連携拠点である『道の駅季楽里あさひ』を一体的にとらえて構想エリアとし、
元気な高齢者を中心とする都市住民の誘致と若者世代の流出抑制と流入促進及び仕事づくりを実現させ、
旭市全体の活性化につなげるための拠点としての「新しいまちづくり」を行うものです。
また、 本事業は、 民間事業者の資金と経営能力等を活用することにより、 長期間にわたって安定的かつ効率的な経営及び質の高いサービスの提供を目指しており、
事業主体となる民間事業者の公募型プロポーザルを実施、 イオンタウン株式会社を代表事業者とするグループ (構成員:大和ハウス工業(株)千葉中央支社、
阿部建設(株)、 (株)楽天堂) による事業計画「みらいあさひ」を選定し、 2020年7月に基本協定を締結しました。 2022年春のまちびらきに向け、 現在、
施設整備等が進められています。 本事業の詳細はウェブサイトをご覧ください。 (
千葉大学、 および千葉大学医学部附属病院について
千葉大学は約150年前の千葉師範学校や共立病院を前身として、 1949 (昭和24) 年に新制国立大学として設立され、 現在では10学部、 17大学院を有し、
学部の枠を越えた幅広い教養と高度の専門性を習得し、 様々な課題を解決できるリーダーを育成すべく日々進化を続けています。
千葉大学医学部附属病院は、 理念として「人間の尊厳と先進医療の調和を目指し、 臨床医学の発展と次世代を担う医療人の育成に努める」を掲げ、
社会・地域医療への貢献にも取り組んでいます。 長い間、 地域に根差し、 同時により高度な医療を安心して提供できるように努めてまいりました。
また職員が誇りとやりがいを持って働ける病院でなければならない、 をモットーに、
患者さんに「千葉大学病院なら安心して自分の家族を診てもらうことができる」と心から思っていただける、 地域から信頼される病院を目指しております。
この度の3者間協定で、 千葉県内において地域住民の方々の健康増進を図ることはもとより、 千葉大学の持つ地域と連携してきた実績や、
大学ならではの研究する能力を生かして糖尿病予防に関する啓発活動の促進に貢献できるように、 努めてまいります。
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