第30回小川未明文学賞の贈呈式を開催。大賞は、島村木綿子さん(長崎県)の「カステラアパートのざらめさん」。
第30回小川未明文学賞の贈呈式を開催。大賞は、島村木綿子さん(長崎県)の「カステラアパートのざらめさん」。
大賞には島村木綿子さん(長崎県)の「カステラアパートのざらめさん」(長編部門)、優秀賞に中村真里子さん(茨城県)の「光をつなぐ」(長編部門)が選ばれ、贈呈式がリモート形式で行われました。
新潟県上越市と小川未明文学賞委員会が主催し、 株式会社学研ホールディングス(東京・品川 代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、
株式会社学研プラス(東京・品川 代表取締役社長兼COO:南條達也)が協賛する第30回小川未明文学賞の贈呈式が、 2022年3月30日(水)に開催されました。
小川未明文学賞は、 上越市出身の児童文学作家、 小川未明の文学精神を継承し、 新しい時代にふさわしい創作児童文学作品を輩出する目的で、
平成3年に創設されました。
新潟県上越市と小川未明文学賞委員会が主催し、 株式会社学研プラスが第9回より、 協賛しています。
今回は日本全国及び海外から553作品が集まり、 その中から、 島村木綿子さん(長崎県)の「カステラアパートのざらめさん」(長編部門)が大賞を、
中村真里子さん(茨城県)の「光をつなぐ」(長編部門)が優秀賞を受賞しました。 大賞受賞者には、 賞金100万円と記念品の『定本小川未明童話全集』(大空社)が、
優秀賞受賞者には賞金20万円がそれぞれ贈られました。
式は午後2時より、 上越市と学研プラス東京本社の会場を、 リモートで繋ぐ形で開催されました。
小川未明文学賞委員会の菊永副会長のあいさつに始まり、 上越市の中川市長と宮川会長、 学研プラスの南條社長からのお祝いの言葉を経て、 大賞の島村さん、
優秀賞の中村さんへの賞状・花束の贈呈が行われました。▲東京都品川区・学研ビルでの様子。
写真左より、
宮川会長、
島村木綿子さん、
中村真里子さん、
学研プラス・南條社長。
▲東京都品川区・学研ビルでの様子。 写真左より、 宮川会長、 島村木綿子さん、 中村真里子さん、 学研プラス・南條社長。
▲上越市役所のスクリーンに東京会場を映す形での記念撮影。
スクリーンの左は、
上越市・中川市長。
▲上越市役所のスクリーンに東京会場を映す形での記念撮影。 スクリーンの左は、 上越市・中川市長。
▲大賞を受賞した島村さんに賞状と花束が贈呈された。
▲大賞を受賞した島村さんに賞状と花束が贈呈された。
大賞に選ばれた「カステラアパートのざらめさん」は、 カステラのような外観のアパートが舞台。 小学3年生のこのみの視点で、
風変わりな大家の「ざらめさん」のまわりで起こる、 不思議な出来事を描いたファンタジーです。
最終選考委員を務める、 詩人で評論家の小川英晴氏は、 大賞作品について、 「物語全体に優しい空気があり、 ふわふわとしたあたたかい気持ちになった。
カメの千太郎をはじめ、 様々な登場人物の心の動きが巧みに描けている。 」と評しました。
受賞者の島村さんは、 「今回の受賞は、 大きな励みと自信になった。 不安な時代だからこそ、 人の優しさやあたたかさを子どもたちが感じられるような作品を、
これからも書いていきたい。 」と喜びを語りました。
大賞作品は秋ごろ、 学研プラスより書籍として刊行されます。
なお、 第31回小川未明文学賞は、 2022年4月応募開始、 10月31日(月)締切を予定しております。
小川未明文学賞の募集開始や過去の受賞作に関する情報は、 下記ホームページよりご覧ください。
■上越市ホームページ
第30回小川未明文学賞
https://www.city.joetsu.niigata.jp/site/mimei-bungakukan/list234-2360.html
■小川未明文学館
https://www.city.joetsu.niigata.jp/site/mimei-bungakukan/
https://www.city.joetsu.niigata.jp/site/mimei-bungakukan/
※「第30回小川未明文学賞受賞記念展 受け継がれる『人間愛と正義感』の文学精神」は、 2022年5月8日(日)まで、 小川未明文学館
市民ギャラリー(高田図書館内)にて開催中。 詳細は小川未明文学館のホームページよりご確認ください。
■小川未明文学賞ホームページ(学研プラス)
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