星空でのできごとを眺めて楽しめる、星空観察ビギナーのバイブル。

本書は、2025年に起こる天文現象をわかりやすく解説した星空観察のコンパクトサイズのガイドブックです。12ヵ月それぞれの月の星空の様子と、その月に起こる

天文現象をわかりやすく紹介しました。

2025年に起こる天文現象として注目したい現象は、年明け早々1月12日に起きる、火星の地球への接近

です。2年2ヵ月毎に起こりますが、冬の宵の南の空のふたご座で赤く輝き、人目を引くようになります。

また、3月24日と5月7日には、16年ぶりとなる土星の環の消失が見られます。

環を持つ惑星としてなじみのある土星ですが、この2日は、地球から土星の環が見えなくなります。今年は1年をとおして、土星の環はとても薄い状態で見えています。

初秋の9月8日には、全国的に皆既月食を見ることができますが、皆既食の継続時間が1時間23分と見ごたえのある皆既月食となりますので、ぜひ夜空の暗い場所

で見ましょう。星空の綺麗な場所で見る皆既月食は、皆既中に赤銅色の月と一緒に天の川を見ることができます。

また、2025年にはすばる(プレヤデス星団)が月にかくされるプレヤデス星団食が4回起こります。

本書は、2024年に起こる天文現象を観察できる時刻や観察方法について紹介しながらやさしく解説。天文初心者でも手にとってすぐにわかるように、写真や図版

とともに観測する際のポイントを紹介、子どもから大人まで楽しめる一冊です。

●2025年の注目の天文現象1月12日:火星の地球への接近2月1日:土星食(昼間)3月5日:プレヤデス星団の食3月14日:部分月食3月24日:土星環の消失

5月7日:土星環の消失8月16日:プレヤデス星団の食9月8日:皆既月食11月6日:プレヤデス星団の食12月31日:プレヤデス星団の食【目次】

【監修者プロフィール】相馬 充(そうま・みつる)

国立天文台。専門分野は位置天文学・歴史天文学。主な著書に『天文年鑑』(誠文堂新光社)、監修に『月のこよみ』などがある。書 名:藤井 旭の天文年鑑 2025年版監

修:相馬 充仕 様:B6判、120ページ

定 価:990円(税込)発売日:2024年11月8日(金)ISBN:978-4-416-72365-4

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