現代日本人への予言の書。人気脚本家・太田愛の最新小説『彼らは世界にはなればなれに立っている』 10月30日発売!

鴻巣友季子、町山智浩両氏が衝撃を受けた破滅と希望のエンターテインメント 株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:松原眞樹)は、

太田愛さんの最新長小説『彼らは世界にはなればなれに立っている』(

https://www.kadokawa.co.jp/product/322002000901/)を2020年10月30日(金)に発売しました。 太田愛『彼らは世界にはなればなれに立っている』KADOKAWA

太田愛『彼らは世界にはなればなれに立っている』KADOKAWA

前著『天上の葦(あし)』は高いエンターテインメント性と、 国家によるメディア統治、 権力への忖度の危険性を予見的に描き、 大きな話題となりました。

そんな太田さんの最新刊は、 〈はじまりの町〉と呼ばれる架空の町が舞台。 ファンタジー、 サスペンス、 ミステリ、 青春小説……と多様な要素を持った、

ジャンルを横断したエンターテインメント作品です。

太田さんが「いまどうしても書かなければならなかった」という黙示録的な本書を読み、 衝撃を受けた皆さんより推薦文が続々と届いています。

鴻巣友季子さん(翻訳家)

「これは、 過去でも未来でもない『今』だ。 目の前にあるのにあなたが見ようとしない現実だ。 」

町山智浩さん(映画評論家、 翻訳家)

「選挙をやめ、 報道をやめ、 流民を虐げ、 過去を賛美する、 どこかの国の悲しいおとぎ話。 いや、 どこかの国ではないかもしれない……。 」

「今、 ここ」とは遠く離れた舞台設定にも関わらず、 推薦者のお二人が「これは今の現実」「『どこかの国』の話ではない」という推薦文を寄せているように、

太田さんの感じている「現代日本」を投影した作品でもある本作。

読書家のお二人に衝撃を与えた『彼らは世界にはなればなれに立っている』、 是非この秋の読書に手に取ってみてはいかがでしょうか。

★文芸WEBマガジン「カドブン」(

https://kadobun.jp/

『天上の葦』『幻夏』の著者が放つ、 破滅と希望のエンターテインメント! 太田愛『彼らは世界にはなればなれに立っている』特別試し読み配信中!

https://kadobun.jp/trial/krs_hb/63q5rf5bl30g.html

* 『彼らは世界にはなればなれに立っている』について

【STORY】

この町はとっくにひっくり返っている。 みんなが気づいていないだけでな。

〈はじまりの町〉の初等科に通う少年・トゥーレ。 ドレスの仕立てを仕事にする母は、 「羽虫」と呼ばれる存在だ。 誇り高い町の住人たちは、

他所から来た人々を羽虫と蔑み、 公然と差別している。 町に20年ぶりに客船がやってきた日、 歓迎の祭りに浮き立つ夜にそれは起こった。

トゥーレ一家に向けて浴びせられた悪意。 その代償のように引き起こされた「奇跡」。 やがてトゥーレの母は誰にも告げずに姿を消した。

消えた母親の謎、 町を蝕む悪意の連鎖、 そして、 迫りくる戦争の足音。

「相棒」の人気脚本家がいま私たちに突きつける、 現代の黙示録!

【書誌情報】

書名:彼らは世界にはなればなれに立っている

著者:太田愛

発売:2020年10月30日(金)※電子書籍も配信中

定価:本体1,700円+税

体裁:四六判上製

装丁:國枝達也

カバー写真:Seanen Middleton

頁数:368頁

ISBN:9784041095652

★情報サイト:

https://www.kadokawa.co.jp/product/322002000901/

https://www.kadokawa.co.jp/product/322002000901/

* 著者について 太田愛(おおた あい)

香川県生まれ。 「相棒」「TRIC K2」などの刑事ドラマやサスペンスドラマの脚本を手がけ、 2012年、 『犯罪者 クリミナル』(上・下)で小説家デビュー。

13年には第2作『幻夏』を発表。 日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補になる。 17年には上下巻の大作『天上の葦』を発表。

高いエンターテインメント性に加え、 国家によるメディア統制と権力への忖度の危険性を予見的に描き、 大きな話題となった。

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