北斎・歌麿の春画・あぶな絵の浮世絵を江戸伝承技法で完全復刻!江戸を彩った名品が当時の趣そのままに令和に復活

世界に誇る浮世絵の基礎となる彫りと擦りの伝統工芸技術を継承するために、伝統を守りつつ新しい挑戦を続け、様々な作品をプロデュース・企画・制作する株式会社版三(代表取締役

坂井英治)。現在、版三オンラインショップでは、江戸庶民の間で密かなブームを巻き起こした浮世絵師・葛飾北斎と喜多川歌麿の「春画」を販売いたします。

「春画(しゅんが)」とは、いわゆる昔の性風俗画のこと。葛飾北斎、喜多川歌麿をはじめとする江戸の名だたる浮世絵師たちが並々ならぬ情熱を注いだ春画は、ゴッホやピカソといった印象画の画家にも影響を与えたと言われています。北斎、歌麿の春画が展示された大英博物館(英ロンドン)開催の「大春画展」は入場制限がかかる盛況ぶりでその人気の高さを世界に示しました。近年も再評価の機運が高まっており、最近では映画「春画先生」にも北斎や歌麿の作品が登場して話題になっています。

絵師・彫師・摺師の三位一体の協力体制から生まれる浮世絵木版画の中でもより非常に繊細かつ高度な技術を求められるのが「春画」です。「春画」研究で知られる国際日本文化センター早川聞多名誉教授の監修と国際日本文化センターの協力のもと、『北斎あぶな絵名画撰』として葛飾北斎の名春画タイトルと喜多川歌麿の代表作、合わせて4作品を復刻しました。江戸時代の伝統文化・技術を継承する職人たちによって北斎・歌麿の名作春画が令和に甦ります。

【商品概要】

商品名:『北斎あぶな絵名画撰』特彫り

「つひの雛形(ツイノヒナガタ)」

販売価格:90,000円(税別)

販売数:10部限定

仕様:(絵)縦26.2cm×横38.0cm(額)縦41.8cm×横54.5cm

木製、表面:アクリル

URL:

https://www.ukiyoework.com/view/item/000000000206

商品名:『北斎あぶな絵名画撰』特彫り

「喜能会之故真通(キノエノコマツ)蛸と海女」

販売価格:90,000円(税別)

販売数:10部限定

仕様:(絵)縦27.2cm×横38.3cm(額)縦42.5cm×横55.3cm

木製、表面:アクリル

URL:

https://www.ukiyoework.com/view/item/000000000207

商品名:『北斎あぶな絵名画撰』特彫り

「富久寿楚宇(フクジュソウ)」

販売価格:90,000円(税別)

販売数:10部限定

仕様:(絵)縦26.2cm×横38.0cm(額)縦41.8cm×横54.5cm

木製、表面:アクリル

URL:

https://www.ukiyoework.com/view/item/000000000208

商品名:『北斎あぶな絵名画撰』特彫り 全三図セット

販売価格:264,000円(税別)

販売数:10部限定

仕様:(ケース)縦35.7cm×横50.3cm×高さ5.8cm

URL:

https://www.ukiyoework.com/view/item/000000000209

商品名:喜多川歌麿『歌まくら』「料亭の二階」

販売価格:50,000円(税別)

販売数:10部限定

仕様:(絵)縦23.9cm×横37.4cm(額)縦35.0cm×横50.0cm

木製、表面:アクリル

URL:

https://www.ukiyoework.com/view/item/000000000205

和紙(絵):人間国宝 岩野市兵衛 越前生漉奉書

販売元:株式会社 版三

オンラインショップ:浮世絵工房 https://www.ukiyoework.com/

https://www.ukiyoework.com/

※実際の作品にはボカシは入っておりません。

・摺法:手摺木版画

・用紙:越前生漉奉書(人間国宝・岩野市兵衛)

・彫師:渡辺和夫・菅香代子・馬場沙絵子・石井寅男

・摺師:吉田秀男・伊藤達也・鉄井裕和・入江義光

・画像提供:国際日本文化研究センター

【葛飾北斎(Katsushika Hokusai)】

江戸時代後期に活躍した浮世絵師。代表作には「富嶽三十六景」という全46図(「裏冨士」10図を含む)の浮世絵版シリーズや「北斎漫画」十五編などがあり、奇抜なアイデアと圧倒的な画力で注目を集めました。北斎の作品を筆頭とした浮世絵は海外でも高い評価を得て「ジャポニスム」と呼ばれるブームを呼ぶようになり、19世紀ヨーロッパの印象派画家ゴッホやセザンヌ、ゴーギャンなどにも大きな影響を与えたと言われています。

1999年アメリカの雑誌『LIFE』の「この1000年間で最も重要な業績を残した世界の人物 100人」では日本人で唯一86位にランクインされています。

【喜多川歌麿(Kitagawa Utamaro)】

美人画を得意とする江戸時代後期の浮世絵師。烏山石燕に師事し、版元蔦屋(つたや)のもとから出版した狂歌絵本『画本虫撰』や『百千鳥狂歌合』では花鳥や虫類を繊細な筆致で描いて好評を博しました。のち、女性の上半身や顔を画面一杯に描いた大首絵を発表。この新たな試みは従来の美人画を一変させ、美人画の第一人者として時代の寵児となります。その後も蔦屋重三郎の援助も得て抜群の才を発揮、様々な姿態の女性美を追求し、女性の仕草や表情を繊細に描写するだけでなく色香や内面までも見事に表現した歌麿の浮世絵は風紀取り締まりの出版規制をかわしながら次々と世に出されました。