現代思想の奇才、ウクライナ戦争以後の世界の「常識」の本質をえぐり出す。スラヴォイ・ジジェク『戦時から目覚めよ 未来なき今、何をなすべきか』発売
ウクライナ、パレスチナ、西欧とロシアの文化戦争…ジジェクの思想と政治批評にこの一冊で入門する!
NHK出版新書『戦時から目覚めよ 未来なき今、何をなすべきか』が5月10日に発売されました。
本書の著者は、フロイト=マルクス主義の代表的思想家として活躍するスロヴェニアの哲学者、スラヴォイ・ジジェク。経済思想家の斎藤幸平氏がEテレ「100分de名著
パンデミックを越えて」(2022年放送)でジジェクの著書を紹介
し、マルクス主義と現代思想を現代的な文脈で繋げる稀有な思想家として強い影響を受けていることを公言したことでも関心が高まっています。
スラヴォイ・ジジェク『戦時から目覚めよ 未来なき今、何をなすべきか』定価1,210円(税込)
気候変動、生態系の破壊、食糧危機、世界大戦――人類の破滅を防ぐための時間がもう残されていないのだとしたら、我々は今何をなすべきなのでしょうか?
ウクライナ戦争、パレスチナ危機、西欧とロシアの文化戦争とその影響――いまだ語られざる論点とは。パンデミックを経てますます注目される現代思想の奇才が、西欧と世界で今起きている事象の本質をえぐり、混迷と分断渦巻く世界の「可能性」を問う一冊です。
【著者】
スラヴォイ・ジジェク
1949年スロヴェニア生まれ。リュブリャナ大学社会学研究所教授。ラカン派精神分析の立場からヘーゲルの読み直しを行い、マルクス主義のイデオロギー理論を刷新、全体主義などのイデオロギー現象の解明に寄与。また社会主義体制下のユーゴスラビアで反体制派知識人として民主化運動に加わり、指導的な役割を演じるなど現実的な問題に対しても積極的な発言を行っている。著書に『イデオロギーの崇高な対象』(
河出文庫)、『ポストモダンの共産主義』(ちくま新書)、『性と頓挫する絶対』(青土社)、『パンデミック』『パンデミック2』(Pヴァイン)など多数。
【目次】
第1章
さらばレーニン、ようこそ無能な侵略者たち第2章 戦争(と平和)の異常な平常化第3章 黙示録の五番目の騎士第4章 「サファリ」的な主観性第5章
ほかの国が果たすべき役割第6章 結束する権力者に立ち向かえ第7章 今日のウクライナにおけるレーニン第8章
ヒマワリの種がたっぷり入ったポケットから、何が育つのか?第9章 倫理観の衰退を示す紛れもない兆候第10章 偽の目覚めに騙されるな第11章 ロシアと西欧の文化戦争
第12章 狂気のリズムにブレーキをかけろ第13章 富裕層への課税? それじゃ足りない!第14章 アサンジ:そうとも、われわれにはできる!
【商品情報】
書名:『戦時から目覚めよ 未来なき今、何をなすべきか』
著者:スラヴォイ・ジジェク [訳]富永晶子
出版社:NHK出版
発売日:2024年5月10日
定価:1,210円(税込)
判型:新書判並製
ページ数:288ページ
ISBN:978-4-14-088720-2
NHK出版ECサイト:
https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000887202024.htmlAmazon.co.jp:
当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000908.000018219.html
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