かぶっていても頭が痛くならない、跡が残らない、髪が乱れない、帽子嫌いがかぶりたくなる帽子。帽子一筋50年、百貨店の年間売り上げNo. 1、月間600個を手掛ける帽子工房が作る「人の物語に寄り添う帽子」

2024年5月10日

1、月間600個を手掛ける帽子工房が作る「人の物語に寄り添う帽子」

優れた製品・技術を持つ事業者を広く認定し区内外へPRする「足立ブランド」。認定企業である株式会社飯塚商店も掲載された「足立ブランド認定企業紹介冊子」が2024年3月末日にリニューアルされました。

■ 足立ブランド認定企業紹介冊子をご希望の方に送付します

足立ブランド認定企業である株式会社飯塚商店も掲載された「足立ブランド認定企業紹介冊子」のリニューアルを記念して、「足立ブランド認定企業紹介冊子」を株式会社飯塚商店から10名様に送付させていただきます。送付依頼は文末の応募フォームをご利用ください。

以下、株式会社飯塚商店の技術についてご紹介します。

■帽子嫌いが帽子好きになる、自分にぴったり似合う帽子

帽子は、機能性を兼ね備えたアクセサリーの一つ。普段のファッションに取り入れて楽しむ方がいる一方で、帽子に関するこんな悩みもよく耳にします。

「似合う帽子が分からない」「どんな風にかぶったら良いか分からない」「かぶっていると頭が痛くなる」「髪型が乱れてしまう」「跡が付くので、外出先で帽子を外しにくい」

株式会社飯塚商店で帽子作りに携わる飯塚由美子さんも、以前は帽子に対して抵抗を感じていました。「髪が柔らかいため、帽子の跡がついてしまう」という悩みを抱えていたのです。

ところが、同店で製造された帽子をかぶるようになり「うちの帽子は他とは違う」と気付いたそう。

長い時間かぶっていても髪に跡がつかないし、頭も痛くならない。飯塚商店の帽子は、由美子さんの頭の形や髪質に合わせてよく似合うようにデザインされた、オーダーメイドの帽子だったからなのです。

株式会社飯塚商店では、帽子を避けている方にこそぜひかぶってみてほしい、一人一人にぴったりの帽子をオーダーすることができます。

■その帽子があなたに似合わない理由

なぜ、帽子が「似合わない」と感じるのでしょうか。その理由は大きく３つあります。１.骨格に合っていない２.かぶり方が合っていない３.ファッションと合っていない

頭の大きさや骨格の種類は人それぞれです。面長、丸顔、逆三角形など、顔の形によっても似合う帽子は変わってきます。前髪を出すのかしまうのか、深くかぶるのか浅くかぶるのかといったかぶり方によっても印象は異なります。さらには、その日の服装と帽子の色やデザインとのバランスも重要でしょう。

これらの３つの理由を解決すれば、似合う帽子に出会えるはずですが、お店でいろいろと試着してみても、なかなか全てを客観的に判断することはできません。

また、「長く帽子をかぶっていると頭が痛くなる」「髪に帽子の跡が付く」という場合には、帽子のサイズが小さいか、帽子の形が頭に合っていない可能性が考えられます。

お店で売られている既製品の帽子は一定の型で製造されているため、自分の頭の形にぴったり合うものを探すのは難しいのです。

■大手百貨店も認める品質で、オーダーメイドの帽子を

人によって異なる頭の形や大きさに合わせ、かつ良く似合う帽子に出会ってもらうため、株式会社飯塚商店では、オーダーメイドの帽子を製造しています。

同店は、先代から50年続く老舗の帽子工房です。経験豊富で高い技術を持つ職人が、全ての工程を手作業で行っています。

長年に渡り大手百貨店からも製造を請け負い、その仕上がりの美しさに高い信頼が寄せられています。百貨店の帽子コーナーにおいて、年間No.

1の売上を打ち出した実績も。手作業とはいえ、分業化を工夫することにより、月間600個もの帽子を製造できる体制も整えました。

オーダーメイドと聞くと、高額になる印象を持つ方もいらっしゃるかもしれません。しかし同店では、3,000円台から帽子をセミオーダーすることができます。企画から仕上げまで一貫して社内で担うことにより、上質な帽子を手頃な価格で提供するサービスを実現しました。

一人一人の好みに合ったデザインに仕上がるよう、素材や形、色にもたっぷりとこだわることもできます。夏であれば麻を使った涼しげな帽子、冬であればカシミヤを使った暖かい帽子と、季節に合わせた素材を選び、おしゃれを楽しむのも素敵ですね。

それぞれの帽子の使い方に合った要望も叶えてくれます。例えば、運動に使うためよく洗濯をする帽子の場合には、形が崩れることを防ぐため、生地の素材の上に芯を貼り、伸び縮みを抑えます。

大手帽子メーカーのように機械を使った製造ではなく、手作業であれば、その人に合わせて細かな調整をすることができます。一つ一つの帽子に細かな工夫を施し幅広いニーズに応えられるのが、オーダーメイドの魅力なのです。

■「似合わない」と伝えるコミュニケーションが重要

株式会社飯塚商店では、お客様と落ち着いて打ち合わせをしたり、サンプルを手に取ってもらったりできるよう、2017年12月に直営店「帽子屋N&Y」をオープンしました。

オーダーを受ける際には、ここでお客様の声を丁寧に聞き取ります。店内に並ぶさまざまな帽子を試着してもらいながら、似合わない時には「似合わない」とはっきり伝えるそう。「はっきり言われた方がうれしい。そこがこの店の良いところ」と、お客様からは好評です。プロの意見を聞きながら自分に似合う帽子を探せるのは、専門店ならではのポイントでしょう。

一度ここでオーダーした帽子をかぶったら「もう他の帽子はかぶれない」と、リピーターになるお客様も多くいらっしゃいます。

そして、帽子は作ったら終わりではありません。お気に入りの帽子をずっと大切に使えるよう、帽子の修理やメンテナンスも請け負っています。

一人一人の骨格や顔立ちだけでなく、生活習慣やファッションの傾向まで、あらゆる視点からその人のことを考え、似合う帽子を考える。飯塚社長は、お客様の人生に寄り添う帽子を一緒に作り上げてくれます。

■今後の展望

現在、最も多く扱う商品は女性用の帽子ですが、お客様の声をきっかけに、男性用の帽子の製造にも取り組み始めました。

近年では、医療ケアや高齢者の使用を考慮した帽子も製造するようになりました。

「加療中の方も、高齢者の方も、自由におしゃれを楽しんでいただきたい」と飯塚社長は考えています。さらにはペット用の帽子もラインナップに加わり、注目を集めています。

株式会社飯塚商店では、おしゃれだけでなく、健康な生活や、人々の多様な暮らしにも目を向けた帽子作りを進めています。

お客様の声を大切に、必要とされる帽子、納得できる帽子作りを続けること。帽子によって暮らしをより良くするお手伝いをしていくこと。株式会社飯塚商店は、帽子作りの先に広がる豊かな社会を見据えています。