戸時代の春の野がけを現代流に解釈し、春の訪れを感じる行楽に出かける「草木萌動の野がけ」を今年も開催|期間:2024年3月1日~5日
~江戸時代に多くの人が楽しんだ春の野がけを現代流に表現~
各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。東京・大手町の日本旅館「星のや東京」は、2024年3月1日~5日の期間、江戸時代の春の野がけを現代流に解釈し、春の訪れを感じる行楽に出かける「草木萌動の野がけ」を今年も開催します。江戸時代、人々は娯楽として野がけを楽しんでいました。星のや東京では、春の野がけを現代流に表現し、オリジナルの野がけ弁当を日本橋庭園にて提供します。春の野原に芽を出す蓬を使用したスパトリートメントも体験できる、初春ならではの贅沢なひとときです。
背景
七十二候のひとつである「草木萌動(そうもくめばえいずる)」は、寒い冬を耐え忍んだ新しい命が、芽吹き始める様子を表します。人々の往来に制限があった江戸時代、野がけは人気な娯楽でした。野がけとは現代でいうピクニックや行楽のことで、季節の景色や食べ物を味わう粋な遊びのひとつで、当時は花見よりも主流だったといいます。その中でも春の野がけでは、郊外の野原にお弁当を持って出かけ、野草を摘む「摘み草」を楽しんでいました。
摘み草には、春の野に降り注ぐ陽を浴びてリフレッシュするという目的があったと言われています(*1)星のや東京では、寒い冬から温かい春への移り変わりに気づき、春が来る喜びを存分に味わってほしいと考え、「草木萌動」の暦の時期に合わせて「春の野がけ」を現代に表現します。
*1 佐藤要人監修「図節浮世絵に見る江戸の歳時記」1997年
「草木萌動の野がけ」の3つの特徴
特徴1 星のや東京オリジナルの野がけ弁当
野がけ弁当は、春野菜や柑橘などの旬の食材をふんだんに使用し、星のや東京オリジナルの提げ重で提供します。提げ重とは、重箱、銘々皿、酒筒や盃などの酒器がひとつの箱に収められ、持ち運びできるように作られたものです。四季折々の物見遊山の際に重宝されたと言われています。本プログラムでは、実際に江戸時代に活用されていた提げ重を手直しして使用します。当時、行楽の楽しみといえば、野山で英気を養いつつ季節の味を堪能するお弁当でした。行楽に持っていくお弁当を「野がけふるまい」と言い、旬の食材を活かしたご馳走が詰め合わされています。星のや
東京は、うるいやこごみなど、春の山菜を使用したサラダや、山
菜のジェノベーゼで和えたクスクスをシャリに見立てたお寿司、
さわやかな香りの文旦を使用したタルトなど、春の訪れを感じる
お弁当を用意します。
特徴2 江戸と現代の掛け合わせ
野がけ弁当を味わう場所は、「日本橋庭園」です。江戸時代に呉服店「越後屋」として始まった、日本橋三越本館の屋上に位置しており、中央にはビルの間に広がる都会の青空を映す鏡のような水盤があります。その周りに植えられているのは、水盤と調和した様々な樹木です。これらは日本橋三越本館の高さと皇居の標高が同じであることから、皇居の植生にならった植栽となっています。庭園の周りを見渡すと、高いビルが建ち並ぶ現代の風景も目に入ります。
都心のビル群の中で、屋上だからこそ視界いっぱいに広がる空と緑の息吹を感じながらお弁当を楽しむ、江戸文化と現代の自然風景を掛け合わせた野がけです。特別に設えた席で、ここちよい春先の風と温かな日差しを浴びて、冬から春への移り変わりを楽しむことができます。
特徴3 蓬のスパトリートメント
江戸時代、春の初め頃に行われていたのが草花や山菜を採集する「摘み草」です。摘み草には、野に出かけ春の光を浴びてリフレッシュするという目的があったと言われています(*2)。日本橋庭園で野がけをした後は、当時の野がけでよく摘まれていた蓬を使用したスパトリートメントを体験できます。蓬を練りこみ蒸しあげた葉玉で、身体を温かく包み込みます。蓬のさわやかな香りで春の野にいる気分を味わう、寛ぎのひとときです。
*2 佐藤要人監修「図節浮世絵に見る江戸の歳時記」1997年
<スケジュール例>
11:30 星のや東京 出発
12:00 日本橋庭園にて野がけ弁当を味わう
14:30 星のや東京 到着
16:00 スパトリートメント
「草木萌動の野がけ」概要
■期間 :2024年3月1日~3月5日
■時間 :11:30~18:00
■定員 :1日1組(2名まで)
■料金 :1組90,750円(税・サービス料込、宿泊料別)
■含まれるもの :野がけ弁当、お飲み物、スパトリートメント、交通費
■予約 :公式サイト(
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyatokyo/)より
7日前までに予約
■対象 :星のや東京宿泊者
■備考 :状況によりスケジュール、内容が一部変更になる場合があります。
■星のや
「その瞬間の特等席へ。」をコンセプトに、各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。国内外に展開する各施設では、その土地の風土、歴史、文化をおもてなしに繊細に織り込み、出合った季節にしか味わえない最高の瞬間を体験していただくことで、訪れた人を日々の時間の流れから解き放つ。
URL:
https://hoshinoresorts.com/ja/brands/hoshinoya/
■星のや東京
現代に合わせて進化した「塔の日本旅館」。地下2階、地上17階の塔型の空間は、畳敷きの玄関、伝統的な和室や各階のお茶の間ラウンジ、最上階の温泉で構成されています。日本の歳時記に合わせた室礼、日本文化を身近に感じられる体験や日本旅館らしいおもてなしを提供します。2023年9月には、第1回「The
World’s 50 Best Hotels
2023」で世界のホテルTOP50に選出されました。その他、世界的な旅行専門誌「コンデナスト・トラベラー」や「トラベル・アンド・レジャー」のホテルアワードにおいて多数の賞を受賞しています。
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所在地 :〒100-0004 東京都千代田区大手町一丁目9番1
電話 : 050-3134-8091 (星のや総合予約)
客室数 : 84室・チェックイン:15:00/チェックアウト:12:00
料金 : 1泊 112,000円~(1室あたり、税・サービス料込、食事別)
アクセス:東京駅丸の内北口出口 徒歩10分、
:東京メトロ大手町駅A1、C2c出口 徒歩2分
URL : https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyatokyo/
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