実話に基づいた感動のヒューマンドラマ『アトムの心臓「ディア・ファミリー」23年間の記録』が発売
大泉洋主演の映画は6月14日に全国公開
株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区紀尾井町
社長:飯窪成幸)は4月9日(火)、映画『ディア・ファミリー』(6月14日公開)の原作となる、清武英利さんによる書下ろしノンフィクション『アトムの心臓「ディア・ファミリー」23年間の記録』を文春文庫にて発売いたします。
◆内容紹介
生まれながらに心臓に疾患を持っていた娘は、医師から余命10年を宣告される。
娘の心臓に残された時間はたった10年。何もしなければ、死を待つだけの10年。これを運命だと諦めるか、抗うか。
町工場を営む筒井宣政は、家族と共に「人工心臓をつくり、娘の命を救うという不可能」に挑むことを決意する。筒井夫婦は人工心臓開発のための知見を集めるべく、日本のトップクラスの研究者が集う研究会や大学病院を訪ね歩き、東海メディカルプロダクツを設立し、徐々に希望の光が見えてきたのだが――。
絶対に諦めない家族の途轍もない挑戦を描いた、実話をもとにした感動のノンフィクション。
◆著者・清武英利さんのコメント
子供が大きな障害や病気を持って生まれたとき、親や家族の前には2種類の選択がある。人は皆いずれ等しく死に行くのだから、その障害も仕方のない運命だと受け入れるか、あるいは運命に逆らい、必要であれば神の領域にも踏み込んで闘うか。ごく稀にだが、運命に抗った親たちが驚くほどの高みへと上っていくことがある。たぶん、不運だと言われていた子が、彼らを遥かなところへ導いて行ったのだろう。それは奇跡ではなく、愛したことへの報酬だ、と私は思う。
ここに記すのは、「三尖弁閉鎖症」という、先天的な心臓の難病を抱えた娘と、運命に抗った家族の23年間の記録である。
原作には有村架純さんの話は登場しない。だが、監督が映画『ディア・ファミリー』の冒頭で、有村さんを記者に配して描いたのには理由があるように思う。
名古屋の町工場の経営者だった筒井宣政・陽子夫妻は、次女の命を救おうと、人工心臓の研究に挑んだ。「自分の目標を持っているが故に鈍感であり、無知であり、ただひたすら目標に向かって挑戦している」。研究者にそう評された努力はやがて、日本初の医療機器「IABPカテーテル」の製作につながり、約17万人の命が救われた。
その一人一人の顔を私は知らないが、原作や映画に接していただければ、有村さんを通して、明確な像が浮かび上がってくる。それは次女の代わりに救われた、17万の人々の喜びの顔ではないだろうか。
◆書誌情報
書名:『アトムの心臓
「ディア・ファミリー」23年間の記録』著者:清武英利発売:2024年4月9日定価:770円(税込)ページ数:240頁ISBN:
978-4-16-792200-9書誌URL:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167922009
◆映画『ディア・ファミリー』の概要
心臓疾患が日本人にとって致命的な病だった1970年代。そんな時代に、心臓に先天的な疾患を抱える次女の佳美は、幼い頃に余命10年の宣告を受けてしまう。絶望の最中、小さな町工場を経営する父・宣政は娘のために自ら人工心臓を作ろうと立ち上がる。「素人に出来るはずがない」と医療関係者にそっぽを向かれ、佳美の命のタイムリミットが刻一刻と迫ってくる中、後に世界で17万人もの人々を救うことになるIABPカテーテルはどのようにして誕生したのか。その秘話を描く。
宣政を演じるのは大泉洋さん。監督は、映画『君の膵臓をたべたい』『君は月夜に光り輝く』『そして、生きる』などの感涙作を手掛けて来た月川翔さんです。
映画『ディア・ファミリー』より
◆映画情報
映画『ディア・ファミリー』2024年6月14日公開出演:大泉洋 菅野美穂福本莉子新井美羽 上杉柊平 徳永えり ・ 満島真之介 戸田菜穂川栄李奈 / 有村架純 ・
松村北斗 光石 研監督:月川翔https://dear-family.toho.co.jp/
当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000391.000043732.html
※このメールは自動送信されていますので、返信はご遠慮ください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません