辺の私邸で涼を感じる特別滞在プログラム「奥嵐山の納涼滞在」今年も開催|期間:2024年7月1日~8月31日

~青もみじの下での食事や屋形舟で楽しむかき氷で平安貴族さながらに過ごす~

各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。京都府・嵐山にある全室リバービューの旅館「星のや京都」は、2024年7月1日~8月31日の期間、水辺の私邸で涼を感じる特別滞在プログラム「奥嵐山の納涼滞在」を今年も開催します。滞在の始まりは、夏季限定で設置する納涼床で楽しむウェルカムドリンクです。また、今年は新たに、貸し切りにした「空中茶室」で特別夕食に舌鼓をうち、食後に「水の庭」で涼やかな雅楽(ががく)の夜奏会を楽しみます。翌日は、さっぱりとした特別朝食後には、星のや京都の前を流れる「大堰(おおい)川」で舟遊びをしながら特製のかき氷を味わいます。平安貴族が避暑に訪れた嵐山で自然の涼を感じながら、平安貴族さながらに過ごす滞在プログラムです。

背景

星のや京都が位置する嵐山は平安貴族の別荘地であった場所です。平安貴族は夏になると避暑に訪れていたといわれています。古くから京都の人々は室礼や装い、料理などにおいて創意工夫をし、暮らしの中に涼を創りだしてきました。星のや京都では、青もみじが日差しをやわらかく遮り、滝の流れる音が心地よく響き、清々しく過ごせます。自然の涼を味わうことで、京都の夏の風情を贅沢に楽しんでほしいと考えています。

【昼】夏限定の納涼床でウェルカムドリンクを味わう

チェックインの後は、夏限定で設えた納涼床で赤紫蘇しぼりを提供します。赤紫蘇は平安時代から日本で栽培され、薬用や香味用食品として重宝されました*1。特製の赤紫蘇しぼりは、爽やかな香りと酸味のあるすっきりとした味わいが特徴です。青もみじが光を柔らかく遮り、滝の音が聞こえる納涼床で、涼を感じながら一息つきます。

*1 日本既存最古の漢和薬名辞書「本草和名」

【夕】貸し切りの空中茶室で特別夕食を味わう

平安貴族は自身の邸宅の広大な庭に釣殿(つりどの)*2をつくり、涼みながら食事をしていたとされています*3。釣殿を彷彿とさせる空中茶室に帳台*4を設え、平安貴族さながらに過ごす優雅な時間です。日中の暑さも和らぎ、嵐峡を吹き抜ける風に心地よさを感じながら、特別夕食を楽しみます。

*2 寝殿造りの南端の池に臨んで建てられた周囲を吹き放ちにした建物で、納涼・饗宴に用いられた

*3 「源氏物語」第二十六帖 常夏

*4 デジタル大辞泉

寝殿造りの母屋内に設けられる調度の一つ。浜床という正方形の台の上に畳を敷き、四隅に柱を立ててとばりを垂らしたもの。貴人の寝所または座所とした。

先附は手長海老に泡酢を合わせた一品で、京都の夏の風物詩である祇園祭の鉾を設えました。八寸では、青梅と白ワインを合わせた食中酒、酢橘のお豆腐、沢蟹や稚鮎の唐揚げといった旬の食材を味わえます。御椀は、夏に旬を迎える鱧を総料理長特製の鰹節と昆布のお出汁でシンプルに仕立てました。

【夜】水辺の夜奏会で滝の音に重なる雅な音色を楽しむ

毎週土曜日と日曜日には、水の庭に設置した納涼床で水辺の夜奏会を開催します。夜奏会では、日本古来の管楽器である笙(しょう)*5と篳篥(ひちりき)*6で奏でられる雅楽の演奏を聴けます。灯りに照らされた幻想的な水の庭で、ヒグラシの鳴き声や滝の音と共に、夏の夜の調べを楽しむひとときです。

(参加費無料)

*5 長さの違う17本の竹の管がたてられた形状は、鳳凰が翼を立てて休んでいるように見えることから鳳笙とも言われている。やさしい音色が特徴の楽器。

*6 漆を塗った竹の縦笛で、前方に7つ、裏側に2つ孔があり、洋楽器のオーボエの基になったとも言われている。まろやかで心地のよい音色が特徴の楽器。

【朝】青々とした嵐峡の景色をながめながら特別朝食を楽しむ

起床後は、特別朝食を客室にて用意します。冷や汁は、鰻と梅や茗荷、大葉などの薬味を入れた、さっぱりとした一品です。その他、総料理長が厳選した旬魚の西京焼きや、生湯葉と温泉玉子の餡掛けなど、食欲が落ちる夏にも食べやすい内容に仕立てました。客室の窓から見える、朝の光に照らされた青もみじと目の前を流れる大堰川を見ながらゆったりと朝食を楽しめます。

【昼】雅な屋形舟で舟遊びをしながらかき氷で涼を感じる

朝食の後は、星のや京都の目の前を流れる大堰川で、星のや京都専用の屋形舟「翡翠(ひすい)」を貸し切り、朝の光に照らされた水面や嵐峡の青もみじを眺めながら、かき氷を味わいます。平安貴族は、夏の暑さを乗り切るために、削った氷を金属の器に入れ、涼んでいました*7。日本で古くから親しまれている葛*8と日本古来の柑橘である橘*9の特製シロップで味わう、爽やかなかき氷です。器は、このかき氷のために職人の手で形作られた、星のや京都特製の錫の器です。風光明媚な嵐峡の景色を堪能できる舟遊びと涼やかなかき氷で、平安貴族が過ごした夏の風情を贅沢に楽しむことができます。

*7

清少納言『枕草子』に「削り氷にあまづら入れて、新しき金椀に入れたる。」とある。削り氷とは、当時のかき氷の事。氷室を削り、当時の甘味料であった甘葛をかけた物を金属のお椀に入れて食べていた。

*8 日本初の百科字典と言われている『倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』(931~983年)に葛の記載あり

*9 日本に古くから自生している柑橘類。平安時代には京都御所の庭に植えられ、現在の五百円玉や文化勲章に枝付きの果実や花が描かれている。

滞在スケジュール例

<1日目>

15:00 チェックイン・特別に仕立てた滞在着に着替える

15:30 ウェルカムドリンクと共に涼しいひとときを過ごす

18:00 空中茶室で特別夕食を味わう

21:00 水辺の夜奏会で雅楽の演奏に耳を傾ける ※土日限定

<2日目>

8:00 客室で特別朝食を楽しむ

10:00 雅な屋形舟「翡翠」で舟遊びをしながらかき氷で涼を感じる

12:00 チェックアウト

「奥嵐山の納涼滞在」概要

開催日:2024年7月1日~8月31日

料金:1名99,220円 2名130,680円 (税・サービス料込、宿泊料別)

含まれるもの:特別に仕立てた滞在着の貸し出し・ウェルカムドリンク・特別夕食・特別朝食・屋形舟貸切・かき氷

場所:星のや京都

対象:宿泊者

定員:1組1~2名

予約:公式サイト(

https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyakyoto/)にて7日前まで受付

備考:状況により、内容が一部変更になる場合があります。

【ご参考】特別に仕立てた滞在着

チェックインの後には、特別に仕立てた滞在着に着替えます。滞在着は平安貴族が着用していた和装をモチーフとしたものです。チェックアウトまで特別な滞在着を装うことで、平安貴族さながらに優雅に過ごすことができます。

■星のや

「その瞬間の特等席へ。」をコンセプトに、各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。国内外に展開する各施設では、その地の風土、歴史、文化をおもてなしに繊細に織り込み、出合った季節にしか味わえない最高の瞬間を体験していただくことで、訪れた人を日々を時間の流れから解き放つ。

URL:

https://hoshinoresorts.com/ja/brands/hoshinoya/

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■星のや京都

平安貴族が興じた嵐山にたたずむ水辺の私邸で時を忘れる。渡月橋から船に乗り、大堰川を遡った先では、京都に息づく日本の伝統技法を感じる客室、嵐山の情景を映した滋味豊かな日本料理、四季の美しい景観と静けさの非日常が提供されます。

所在地 :〒616-0007 京都府京都市西京区嵐山元録山町11-2

電話 :050-3134-8091(星のや総合予約)

客室数 :25室・チェックイン:15:00~/チェックアウト:~12:00

料金 :1泊 136,000円~(1室あたり、税・サービス料込、食事別)

アクセス:阪急嵐山駅より徒歩約10分、京都南ICより車で約30分

URL :https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyakyoto/

https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyakyoto/

本リリースに関する報道関係からのお問合せ先

星野リゾート 広報 TEL 050-3537-2445/E-mail [email protected]