発売前から、絶賛につぐ絶賛の嵐!!全選考委員を唸らせた規格外の大型新人デビュー!!「小説 野性時代新人賞」受賞作、蝉谷めぐ実『化け者心中』10月30日発売!
「こんなにぴちぴちした江戸時代、人生で初めて読んだのである。脱帽!」作家 森見登美彦 2020年10月30日(金)、
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:松原眞樹)は、 第11回「小説 野性時代新人賞」受賞作、
蝉谷めぐ実(せみたに・めぐみ)著『化け者心中』を発売しました。
装画は、 『百と卍』(第22回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞作)で大人気の紗久楽さわ氏が担当。
作品から刺激を受け「ラフイラストがあんなに頭からするすると溢れ出す作品に巡りあえたことは久しぶり」と何点ものイラストを送っていただき、
怪しくも艶やかな作品に仕上がりました。
さらに、 読む者を狂わす本書には、 絶賛につぐ絶賛のコメントが続々と寄せられています。 『化け者心中』書店用パネル
『化け者心中』書店用パネル
本書は、 全選考委員の圧倒的評価を集めた、 規格外の大型新人が描く歌舞伎ミステリ。 発売前にゲラをお読みいただいた作家、 書評家、
書店員から絶賛につぐ絶賛のコメントが続々と届いています。
★「蝉谷めぐ実氏のご近所には、 この奇々怪々な「江戸」がそのまま残っているのではないか、 作者はそんな「江戸」の片隅をひらひらしながら、
身のまわりのことを書いているのではないか、 そんなふうにさえ思われた。 台詞は粒ぞろいの美しさ、 ひとつひとつがつやつやしている。
お正月の皺ひとつない黒豆のごとし!こんなにぴちぴちした江戸時代、 人生で初めて読んだのである。 脱帽!」
――作家 森見登美彦氏(「小説 野性時代新人賞」選考委員)
★「早くもシリーズ化希望!」
――作家 辻村深月氏(「小説 野性時代新人賞」選考委員・選評より)
★「作品の命というべきものが吹き込まれている」
――作家 冲方丁氏(「小説 野性時代新人賞」選考委員・選評より)
◆「大傑作!!江戸という時代と場所、 芝居の世界のバーチャル体験として見事」
――書評家・ライター 吉田大助氏
◆「現代の戯作者としての力量を秘めている。 とんでもない新人が登場したものだ」
――書評家 菊池仁氏
◆「あまりに興奮して、 体が乗っ取られたようになってしまって、 あまりもの面白さに、 読み急いでしまった…。 読んでいるときは、 コロナのことや、
在宅で仕事していることとか、 このアホみたいな暑さのこと忘れられました。 」
――本の雑誌社 浜田公子氏
◆「これで新人とか…本当でしょうか。 ぜひ豪華絢爛な舞台や映画で観たい!」
――丸善 丸の内本店 高頭佐和子氏
◆「男でありながら誰よりも美しく女性を表現する魚之助を含め、 演じることにどこまでも深く魅入られた者たちの想いと覚悟に圧倒される。
まさに頭を下げてでも売らせて欲しい猛烈オススメなデビュー作!」
――ときわ書房 宇田川拓也氏
◆「取り憑いたら離れない「鬼気迫る」以上の物語。 すっかり呑み込まれ、 抜け殻状態。 。 」
――ブックジャーナリスト 内田剛氏
◆「腰骨にぶるぶるくるような怪しい感覚とラストのカタルシス。 ラフイラストがあんなに頭からするすると溢れ出す作品に巡りあえたことは久しぶりでした!」
――装画担当 紗久楽さわ氏
◆「アウトローな存在であり、 かつ男女の性別からも逸脱している役者が、 一般人と違った生理や道徳観念を持っているということを浮き彫りにしていく展開がスリリング。
これは肚の坐った書き手だ」
――書評家 杉江松恋氏
◆「江戸の景色が浮かんでくるような文章のセンスは驚異的である。 今後に期待したくなる有力新人であることは間違いない」
――ミステリ評論家 千街晶之氏(「小説 野性時代」11月号掲載書評より)
◆「登場人物の個性と独特な語り口調、 惹き込まれました!目に浮かぶような人物たちの行動に舞台を見ているような気になり、 まさに自分もその場にいるように。 」
――八重洲ブックセンター 狩野大樹氏
◆「芸道小説+ミステリーになっていて、 エキセントリックな名探偵を、 魚之助の独自のキャラクターに重ね合わせたところが巧み。 芸の畜生道のバラエティ・ショー、
芝居の世界で生きる者たちの地獄を鮮やかに表現していて、 たいへん面白く読みました。 」
――評論家 細谷正充氏
◆「友情でも恋でもない、 魂の鋭いぶつかり合いの先に見えてくる珠玉の結末からは、 人の心の襞を徹底的にえぐり出そうとする著者の心意気が見えてくる」
――書評家・ライター 門賀美央子氏
胸キュンの関係性萌え、 「性」への切実な葛藤といった現代性も備え、 キャラクターの魅力も満載。 新人離れした筆力と熱量を備えたこの才能は、
明日の文芸界を担う大器です!
ぜひ、 その目で、 新たな作家の誕生を見届けてください。
* 文芸WEBマガジン「カドブン」(
https://kadobun.jp/)で読めます
【カドブン】児玉竜一(早稲田大学文学部教授)×蝉谷めぐ実 対談TOP
【カドブン】児玉竜一(早稲田大学文学部教授)×蝉谷めぐ実 対談TOP
【対談】
【小説 野性時代新人賞受賞作『化け者心中』 刊行記念師弟対談】
児玉竜一(早稲田大学文学部教授)×蝉谷めぐ実/芸界の情念に手をつっこんで
https://kadobun.jp/feature/talks/1xcog9331e80.html
【レビュー】
人か鬼か、 芸道に執着する男たちの物語『化け者心中』
評者 ミステリ評論家 千街晶之氏
https://kadobun.jp/reviews/4bfadstznrqc.html
【試し読み】
刊行前から話題沸騰の野性時代新人賞受賞作、 ぶっちぎりの江戸歌舞伎エンタメ、 開幕!!
https://kadobun.jp/trial/bakemonosinju/f4d129t88v4k.html
【読み物】
身体ごと攫(さら)われていく、 かつてない読書体験! 野性時代新人賞受賞作『化け者心中』がスゴすぎると刊行前から話題沸騰!
https://kadobun.jp/feature/readings/6r0dffshqbs4.html
* その所業、 人か、 鬼か――規格外の熱量を孕む「小説 野性時代新人賞」受賞作!『化け者心中』について
蝉谷めぐ実『化け者心中』KADOKAWA
蝉谷めぐ実『化け者心中』KADOKAWA
【あらすじ】
時は文政、 所は江戸。 鳥屋を営む藤九郎は稀代の女形として人気を誇った元役者の魚之助に呼び出され、 中村座の座元の許へと向かう。
数日前『堂島連理柵』という新作台本の前読みを役者六人で車座でおこなった際、 輪の真ん中に誰かの頭がごろぅり、 転げ落ちてきたという。 しかし役者の数は変わらず、
鬼が誰かを食い殺して成り代わっているのは間違いない。 二人は「鬼探し」の道行と洒落こむが、 それは同時に、
役者たちが芸の道をきわめるために鎬を削る地獄めぐりでもあった。 梨園の知られざる闇、 血のにじむような努力や才能への渇望、 葛藤を目の当たりにするうちに、
藤九郎は、 人と鬼の境目に深く思いを致すことになる。
芝居中、 熱狂的な贔屓に襲われて足を失い、 悪態をつきながら失意のうちに過ごす魚之助をなんとか舞台に戻してやりたい、 その一念だった藤九郎だが、
“傾奇者”たちの凄まじい執念を目の当たりにするうち、 心も体も女形として生きてきた魚之助の人生や役者としての業と正面から向き合うことになり――。
善悪、 愛憎、 男女、 美醜、 虚実、 今昔――すべての境を溶かしこんだ狂おしくも愛おしい異形たちの相克。
【書誌情報】
書名:化け者心中(ばけものしんじゅう)
著者:蝉谷めぐ実
発売:2020年10月30日(金)※電子書籍も配信中
体裁:四六判上製 単行本
頁数:288頁
装丁:須田杏菜
装画:紗久楽さわ
ISBN:9784041099858
発行:株式会社KADOKAWA
★情報ページ:
https://www.kadokawa.co.jp/product/322006000161/
* 著者について 蝉谷めぐ実(せみたに・めぐみ)
1992年大阪府生まれ。 早稲田大学文学部で演劇映像コースを専攻、 化政期の歌舞伎をテーマに卒論を書く。 広告代理店勤務を経て、 現在は大学職員。
2020年本作で第11回 小説 野性時代 新人賞を受賞する。
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