物語が、その場所と人をつなぐ。日本橋を舞台に7人の作家が描く『或るところに、』が公開。

物語が、その場所と人をつなぐ。日本橋を舞台に7人の作家が描く『或るところに、』が公開。 カツセマサヒコ / 古性のち / 赤澤える / あかしゆか らが執筆

株式会社NOD(東京都渋谷区 / 代表取締役 溝端友輔・沼田裕輝)が発表した、 三井不動産株式会社が所有する1棟ビルと空き地を活用し、

古くからの伝統を引き継ぎながら新しい文化が芽生える街「日本橋」で、 期間限定の新しい食文化や人々の繋がりを育む場をつくるプロジェクト『GROWND

-nihonbashi- 』による特別コンテンツ『或るところに、 』(

https://arutokoroni.grownd.jp/)が公開。

日本橋の街や活用されるビルを舞台に、 7人の作家が執筆した小説を順次公開していく。 また、 小説は二編で構成されており、

後編は2020年12月にオープンする店舗にて読むことが可能となっている。 また、 先行チケットなどを販売しているクラウドファンディング(

https://readyfor.jp/projects/GROWNDnihonbashi)では、 今回執筆された『或るところに、

』全小説セットがリターンとして追加された。

或る場所は、 物語を生み出す

物語は、 或る場所を生み出す

たくさんのドラマが時を越えて

薄紙のように織り重なり

そこにしっとりと在り続ける

現実か架空か

それはどちらでもよくて

この広すぎる地の、 途方も無く悠久の時間のなかで

ぴったりと重なった奇跡を

ここに、 したためておきたくて

或るところに、

■ 物語が、 その場所と人をつなぐ。

歴史ある場所に訪れたとき、 不思議とそこに流れていたであろう過去の情景を思い浮かべる。

あるいは、 架空の物語で舞台となった場所が、 その作品の聖地として人を呼び集めることもある。

人と場所は、 「物語」によってつながっている。

自分とは無関係だと思っていた土地も、 今は行けない遠い場所も、 いつか行ってみたい知らない街も。 過去や未来、 現実や架空を軽々と越えて、

人と場所をつなげる「物語」を創り出すプロジェクトです。

日本橋で、 場所に新たな価値を生み出す実証実験『GROWND – nihonbashi – 』では、

「リアルな場」から生み出される新しい価値の届け方のひとつとして、 その場を舞台にした「空想」をコンテンツ化する「場の小説」 というかたちに、

可能性を見出しました。

本プロジェクトの1棟ビルには、 隅田川沿いの屋台からはじまり、 200年近くの歴史を持つ江戸前鮨屋が店を構えていました。 ここは、

“小説の神様"と呼ばれる文豪・志賀直哉の小説にも登場する鮨屋もモデルとなったとも言われています。 これまでに、

多くのドラマを生み出してきたであろうこのビルの最後に、 今までとはまた少し違った新しい物語が生まれることでしょう。

■ 7人の作家より

カツセ マサヒコ

ライター、 小説家 1986年、 東京うまれ。 大学を卒業後、 一般企業に勤務しながら書いていたブログをきっかけに、 編集プロダクションに転職。

2017年に独立し、 2020年6月、 初の著書となる小説『明け方の若者たち』(幻冬舎)が6万8千部のベストセラーとなる。

作品コメント:

「日本橋を舞台にした物語」というテーマをいただいたので、 実際に日本橋に何度か足を運びながら、 構想を練っていきました。 新しさと懐かしさが同居する街で起こる、

小さな奇跡の物語です。

古性 のち

1989年横浜生まれ。 BRIGHTLOGG,INC 取締役 / フォトグラファー。 エッセイも時折。 短い書き出しから物語を広げていくショートショートや、

何気ない日常をドラマチックに綴る文章が得意。 現在はSNSを中心に「写真と美しい日本語」を組み合わせたシリーズ作品を展開中。

日々を雑多に詰め込んだnoteのフォロワーは現在4万人ほど。 好きな作家は森見登美彦・原田マハさん。

作品コメント:

日本橋は江戸幕府開府とともに成長をとげ、 全国から商人や職人が集まり、

あらゆるモノやコトが交差し、 生まれてきた場所です。

そんな「交わる場所」を舞台に、 幻想文学を書いてみたくなりました。

びいどろ満月が繋ぐ、 現実とファンタジーのちょうど交差点の世界を

主人公・ウタと一緒にぜひ楽しんでいただければ幸いです。

赤澤 える

LEBECCA boutique(レベッカブティック)ブランド総合ディレクター。 ファッション分野のクリエイティブディレクション業を中心に活動。

サステイナブルファッションやエシカルコンシューマリズムへ強い関心を寄せており、 自身の体験や解釈をベースに発信を行う。

作品コメント:

小説を初めて書きます。

ずっと敬遠してきたことでしたが、 いざ日本橋へ赴くと、 自然とその光景が目に浮かび、 それを順々に書き留めていたら完成しました。 とても不思議な心地ですが、

あんなふうに見えたからには実在しているのかもしれません。

あの場所が私に見せてくれた物語。 ここにしたためておきます。 私の、 或るところに、 どうぞお楽しみください。

あかし ゆか

1992年生まれ、 京都出身、 東京在住。 大学時代に本屋で働いた経験から、 文章に関わる仕事がしたいと編集者をめざすように。

現在はウェブや紙など媒体を問わず、 編集者・ライターとして活動している。

作品コメント:

場所や空間は、 記憶が濃く、 確かに残っていくもの。 たとえその場所がガラリと変わってしまっていたとしても、 そこにあった空気は少なからず残り続け、

忘れようとしても、 踏み入ったとたんにさまざまな記憶が蘇ってきたりします。 今回は、 とある男性の、 場所と記憶に関する物語を2編執筆させていただきました。

時を超えてつながる思いを感じていただけますと幸いです。

すみた たかひろ

編集・ライター 1991年、 大阪生まれ。 東京大学大学院医学部医学系研究科中退。 ファッション業界紙「WWDジャパン」でのウェブメディア運営・編集を経て、

フリーランスに。 現在はメディアでの執筆、 複数企業のオウンドメディア運営などに関わるほか、 HOTEL

SHE,などを手掛けるホテルベンチャーL&Gにて企画・戦略全般を担当

作品コメント:

自分が生まれた瞬間にもしかすると死んでしまった人がいるように、 物語はつねにあらゆるところで生まれては消え、 しかもそれが単なる偶然として、

世界のあらゆるところで同時進行しているということをわかっていながらも、

それぞれが自分の人生だけを歩むほかないということはよく考えるととても面白いことだと思います。 そんなことを思いながら文章を書かせていただきました。

イトウハルヒ

1月11日生。 栃木県出身。 映画『永遠が通り過ぎてゆく』(2019)、 劇団ノーミーツ『むこうのくに』(2020)などに出演。 イメージ広告、 MV、

CMなどで活動する傍ら、 エッセイの連載をもつなど、 コラムニストとしても活動している。 TBSラジオが好き。

作品コメント:

日本橋の街と『GROWND』には新しさと旧さの交わる不思議な空気がありました。

今回は、 そんな日本橋の街を訪れた姉妹が未来と過去の間で悩む、 すこしふしぎな物語を書かせていただきました。

陳暁 夏代

日本と中国にルーツを持ち、 2009年からフリーで中国で数々のイベントの司会・通訳を行う。 2011年から芸能事業に携わり、

北京・上海・シンガポールでファッションイベントの企画運営を行う。 2013年には東京に拠点を置き、

広告代理店で企業のブランディングや商品の開発から販促まで幅広く手がける。 2017年に独立。 以降は中国へのアーティスト斡旋やイベントの企画実行、

日本の知的財産権の中国輸出など、 両国のコンテンツ産業の橋渡しに力を入れている。

https://www.chinshonatsuyo.com

作品コメント:

街を歩く時、 ふとビルの上の小窓を見上げて見て欲しい。

廻る。 今日も何処かで、 廻る。

* 『GROWND -nihonbashi- 』2020年12月オープン!

古くからの伝統を引き継ぎながら新しい文化が芽生える街で、 元お寿司屋さんのビルと空地を活用し、 期間限定で新しい食文化や人々の繋がりを育む場をつくります。

『GROWND』WEB:

https://grownd.jp

オープンに先立ち、 クラウドファンディング(https://readyfor.jp/projects/GROWNDnihonbashi

https://readyfor.jp/projects/GROWNDnihonbashi)を実施中!HOT SAND

LAB「mm」のドリンクチケットやレセプションへの参加チケットをはじめ、 コラボ商品の開発や空地の貸し切り利用など、 『GROWND -nihonbashi-

』で新しい食文化や繋がりを共に育むパートナーを募集しています。

■ 株式会社NOD

代表取締役:溝端 友輔・沼田 裕輝

所在地:東京都渋谷区西原1-50-8 B1F

設立:2019年12月

事業内容:建築マネジメント事業・空間プロデュース事業・不動産コンサルティング事業

コーポレートサイト:

https://nod.jp.net/

過去のプレスリリース:

https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/52595

■ 本件に関するお問い合わせ先

株式会社NOD PR:中沢・若尾

E-mail:[email protected]