1200年続く玩具製作者が伝統工芸士に
郷土玩具法華岳うずら車を次の世代へ!活性化の機運高まる
小山五雄さん(前列中央)と妻の豊子さん(前列右)、河野俊嗣宮崎県知事(前列左)
宮崎県国富町(所在地:宮崎県東諸県郡国富町大字本庄4800番地 町長:中別府 尚文)は、以下のとおりプレスリリースを発表いたします。
国富町法ヶ岳地区で1200年前から受け継がれてきた法華岳うずら車の製作者、小山五雄さんが宮崎県の伝統工芸士として認定され、2月20日、河野俊嗣宮崎県知事から認定証が手渡されました。
法華岳うずら車の製作者は、以前は地元に数人がいましたが、次第にいなくなり現在は小山さんただ一人です。小山さんも2月22日に75歳の誕生日を迎えられました。次を担う作り手がおらず、小山さんの中で「うずら車を次の世代に残したい」という思いが、歳を重ねるにつれて大きくなっていました。
そのような時に届いた伝統工芸士認定の吉報に、小山さんは「後継者がおらず心配していたが、これでうずら車に光が当たり、少しでも多くの人に知ってもらうことができればうれしい」とほっとした表情で話していました。
また、昨年には松元修さんが小山さんの跡を継ぎたいと「法華嶽うずら車保存会」を発足。現在、トゲのあるイヌタラの木から、ナタなどを巧みに操ってうずら車のカタチを削り出す技術を習いながら、うずら車を後世にも伝えたいと活動されています。松元さんの他にも、国富町在住のデザイナーやシルクスクリーン作家らも保存会に名を連ね、うずら車に新たな付加価値をつけ、その魅力を発信しようと動き始めています。
2月18日に犬熊山萬福寺で開催されたイベント「まんぷくのれんプロジェクト」では、松元さんが絵付けの手前まで製作した30体のうずら車に、親子が思い思いの絵付けを行いました。宮崎県地域づくりネットワーク協議会のコーディネーターでもある松元さんは「小山さんが受け継いできたうずら車は国富の宝。今の子どもたちに伝えることで、またその次の世代にも伝わると良い。親子で絵付けすることで、子どもの意外な一面が分かることもあるので親子の絆づくりにも一役買えたのでは」と手ごたえを感じていました。
3月5日までみやざき物産館KONNEでも展示される。
軽トラックの荷台で打ち合わせをする小山さんと松元さん(左)
地元作家により色付けされたうずら車
パッケージデザインを地元イラストレーターが担当したうずら車のキーホルダー
子どもたちは親もビックリするような自由な発想で絵付けをして伝統文化に慣れ親しむ。
宮崎県国富町は、国指定史跡である本庄古墳群が住宅地内に点在する全国的にも珍しい町並みを保有しています。今後も伝統工芸品のほか歴史、文化を通じた地域活性化に努めてまいります。ご関心をお寄せいただけましたら幸いです。
以上、宮崎県国富町のプレスリリースでした。ご質問や取材のご依頼につきましては、以下お問い合わせ先までご連絡ください。法華嶽うずら車保存会のインスタグラム
https://www.instagram.com/hokedake.uzuragruma/
https://www.instagram.com/kunitomi.uzuraguruma/宮崎県国富町
宮崎県の中央部に位置する人口約18,000人の町。まち並みに溶け込むように点在する本庄古墳群(国指定史跡)など貴重な文化財が多くあり、美しい自然の中に歴史と文化が息づく人情豊かな町です。一年を通して温暖な気候が特徴で、南国宮崎の太陽に育てられたマンゴー、せんぎり大根(切り干し大根)、ピーマン、富有柿(ふゆうがき)、米などの農産物に加え、宮崎牛や鶏の炭火焼きなど食材の宝庫です。最近では、SiCパワー半導体を生産するローム株式会社が町内に新たな生産拠点の設立を目指すニュースや、町出身で演歌歌手の二見颯一さんが初のふるさと大使に就任するなど、商工業や芸能分野にも明るい話題があります。
お問い合わせ先国富町役場 企画政策課 くにとみPR係TEL:0985-75-3126
e-mail:[email protected]
[e-mail%EF%BC%[email protected]]URL:
http://www.town.kunitomi.miyazaki.jp/
当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000113878.html
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