ALCANTARA(R)が韓国ソウルのPlatform-Lにて美術展「Alcantara: Beyond Boundaries」を開催
メイド・イン・イタリーの最高品質を誇るマテリアルブランド「ALCANTARA(R)(アルカンターラ)」は韓国・ソウルの「Platform-L
Contemporary Art Center」と提携し、「Alcantara: Beyond
Boundaries(アルカンターラ:境界を超えて)」の美術展を本年2月22日から3月10日まで一般公開いたしました。
この美術展は東西のアート文化の素晴らしい出会いと、ALCANTARA(R)のアートとデザイン世界との歴史的な関係にフィーチャーし、Platform
LのディレクターであるJeong Sang Un(チョン・ソンウン)氏とのキュレーションによって企画されました。
最初のセクションでは、これまでALCANTARA(R)を使って欧米のさまざまなアーティストたちが製作したコラボレーション作品の中でも最も代表的なピースがアーカイブ展示されました。
中でもオランダのデザイナーである Iris Van Herpen(アイリス・ヴァン・ヘルペン)氏による象徴的なドレス「Extended
Indefinitely」は、幻想的に表現された女性らしいラインや人体を連想させるフォルムが特徴的な作品で、韓国では今回が初お披露目となりました。
その他にも、アメリカの彫刻家兼ファッションデザイナーである Jamie Raap(ジェイミー・ラープ)氏とドイツの建築家 Henrik
Mauler(ヘンリク・マウラー)氏によって創作されたコンテンポラリーアートスタジオ「ZEITGUISED」による感覚的な椅子「Beyond the
Nuclear Garden」や、イタリアのビデオアーティスト兼映画監督である Yuri
Ancarani(ユーリ・アンカラーニ)氏による視覚的なインスタレーション「The Future Landscape」も注目を集めました。
もう一つの「Alcantara-Jaden Cho
Collaboration」と銘打たれたセクションでは、2020年のデビュー以来、ロンドンとソウルを拠点にする注目ブランドとして注目されているJaden
Cho(ジェイデン・チョー)によって製作された4つの衣装が展示されました。
手作業でALCANTARA(R)のマテリアルを加工したフラワーモチーフや色鮮やかなキルティング、そして、幾何学的な図形などが特徴的なこれらの作品からは、ジェイデン・チョー氏による繊細な製作過程を垣間見ることができました。
今回の美術展を企画した事について、アルカンターラ社のアンドレア・ボラーニョ会長は、次のように述べました。
「ALCANTARA(R)を通じて、東洋と西洋のアート作品が一度に鑑賞できる今回の美術展開催は非常に有意義な機会となりました。才能あるジェイデン・チョー氏と共に、創造性の挑戦に適応するマテリアルとしての無限の可能性を示すべく、『Alcantara:
Beyond
Boundaries(境界を超えて)』というテーマの下に開催されたこの美術展を通じて、韓国の一般の方々や芸術コミュニティとの関係性をより発展させることができました。」
Platform-Lのディレクター、チョン・ソンウン氏は、「このコラボレーションを通じて、才能ある若手韓国デザイナーであるジェイデン・チョー氏と世界的に知名度のあるイタリアのマテリアルブランドALCANTARA(R)を結びつけることができ、非常に意義深い美術展となりました。将来、韓国のアーティストとのコラボレーションの機会がさらに増えることを願っています。韓国の才能が世界の舞台に進出するだけでなく、ALCANTARA(R)の韓国におけるブランド認知度拡大にも寄与できればと思います。」とコメントしました。
デザイナーのジェイデン・チョー氏は、「イタリアのクラフツマンシップとサステナビリティの価値を共有する世界クラスの素材ブランドであるALCANTARA(R)とコラボレーションできることを喜んでいます。美しい色彩から繊細なディテールまで、デザイナーの意図をしっかりと汲み取ってくれるこのマテリアルのおかげで、この春にぴったりの作品を作ることができました。」と語っています。
これまでの数年間、ALCANTARA(R)は2011年以来、世界中のデザインコミュニティや美術機関とのコラボレーションを行ってきました。
その象徴的な例には、ローマのMAXXI美術館、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)、上海のYuz美術館、東京の森美術館、トリノのテアトロ・レッジオ、パレルモのテアトロ・マッシモが含まれます。
また、Nendo、Marcel Wanders、Ross Lovegrove、Giulio Cappellini、Ingo
Maurerなどのデザイナー、Nanda Vigoなどの建築家、中国の書家である秦風や曲磊磊、Matthiew Herbert、Caterina
Barbieri、Soundwalk Collectiveなど、幅広い分野のアーティストとのコラボレーションも行ってきました。
また、アートとのコラボレーション以外の取り組みとしては、サステナビリティが非常に重要な活動となっています。2009年、同社は国際的な独立認証機関であるテュフズード(TUV
SUD)からカーボンニュートラル認証を取得しました。
カーボンニュートラル認証は、認定されたプロジェクトによる温室効果ガス排出の相殺に基づいています。それ以来、ALCANTARA(R)は持続可能性への深いかつ一貫した取り組みを促進し、2009年以降、持続可能性レポートを毎年公開しています。
このレポートはALCANTARA(R)のサイト(
https://sustainabilityreport.alcantara.com/
)で公開されており、会社がどのような活動を行っているか、将来の計画は何かについて概説しています。
アルカンターラ社について –
1972年に設立されたアルカンターラ社は、メイド・イン・イタリーの品質を誇る最高級マテリアルを提供しています。ALCANTARA(R)はアルカンターラ社(ALCANTARA
S.p.A.)の登録商標であり、独自の技術により生み出された他に類のない優れた感覚、美しさ、機能性を兼ね備えた画期的マテリアルです。その汎用性の高さから、ファッション、アクセサリー、自動車、インテリアデザインおよび室内装飾、家電など、さまざまな分野の一流ブランドに選ばれています。
これらの特性と、サステナビリティ(持続可能性)という観点からの絶え間ない取り組みにより、アルカンターラは現代のライフスタイルの真のアイコンとなっています。2009年、アルカンターラ社はカーボン・ニュートラル認証を取得しました。この目標は、生産活動から排出されるCO2を測定、削減、補償することで達成されています。この活動の進捗状況を報告するため、アルカンターラ社は、BDO認証を受けたサステナビリティ・レポートを毎年発行しており、その内容は当社ウェブサイト(
https://sustainabilityreport.alcantara.com/ja/
)でも参照いただけます。アルカンターラ社は本社をミラノに置き、生産拠点と研究開発施設はウンブリア州の中心であるネラ・モントロ(テルニ)にあります。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません