2024年4月11日(木)「飛驒高山美術館」開業開業を記念してオープニングセレモニーを開催しました ~新たな時代のアート体験を提供し、多くのお客様に愛される美術館を目指します~

~新たな時代のアート体験を提供し、多くのお客様に愛される美術館を目指します~ リゾートトラスト株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:伏見 有貴

以下、当社)は、会員制リゾートホテル「サンクチュアリコート高山

アートギャラリーリゾート」の敷地内に、2024年4月11日(木)、『飛驒高山美術館』を開業いたしました。

左から、向井鉄也名誉館長、伏見有貴社長、田中明高山市長、向井公規館長

左から、向井鉄也名誉館長、伏見有貴社長、田中明高山市長、向井公規館長

開業を記念して実施したオープニングセレモニーでは、高山市長 田中明様、飛驒高山美術館 名誉館長 向井鉄也、飛驒高山美術館 館長 向井公規、当社代表取締役社長

伏見有貴が登壇。テープカットが執り行われ、華やかなオープンを迎えました。

■高山市長 田中 明様 祝辞

旧飛驒高山美術館が改めて新しい形でオープンすることに対しまして、心からお祝い申し上げます。「サンクチュアリコート高山」は、ホテルと美術館が融合した、日本国内でも唯一無二のホテルだと思います。世界中から評価され、ミシュランから三ツ星を得た「旧飛驒高山美術館」が復活し、美術館とホテルが一緒になっていくことで、高山の一つの新しいランドマークにもなりますし、高山の新しい強みにもなると思っています。

本日、サンクチュアリコート高山として生まれ変わった飛驒高山美術館を、これからもっと市民の方々にお知らせしていきたいと思っています。飛驒高山美術館では、展示されている美術品だけでなく、光や音などの演出により、来館している方々には目だけではなく、体感しながらゆっくりとした空間を過ごしてもらうことをコンセプトとされています。今後は、高山市民はもちろん、観光客や海外の方に向けても、PRさせていただきたいと思っています。

最後になりますが、リゾートトラスト様の益々の今後のご発展、また関係されている方々のご発展を祈念申し上げまして、私から感謝とお祝いの言葉とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。

■代表取締役社長 伏見 有貴 挨拶

本日、ここ旧飛驒高山美術館の跡地に、新たな「飛驒高山美術館」が開業を迎える運びとなりました。このように無事に開業を迎えられることについて、日頃からご支援、ご協力いただいております関係者の皆様、それから、このたびのご縁をいただきました、向井名誉館長をはじめとした株式会社紀文の皆様に、心より感謝申し上げます。

当美術館は、先日、3月25日に開業を迎えた会員制リゾートホテルの新シリーズ第一号、「サンクチュアリコート高山」と一体となった施設です。当社グループは、昨年、創業50周年を迎え、これまでホテル、ゴルフ、メディカル、シニア施設などの事業を手掛けてきましたが、このようにアートの世界に踏み出すのは初の試みです。サンクチュアリコート高山のメンバーの方々をはじめ、グループ全体で20万に上る会員の皆様からも、当施設が目指す新たな滞在体験に対して、大変強い期待をお寄せいただいているものと感じております。

当美術館においては、貴重な美術品の数々と、地域に根差し多くの人々を魅了した旧美術館の創業からの想いを継承しつつ、さらに、ここにしかない付加価値を創出し、新たな魅力を発信していきたいと思います。地元の皆様には勿論のこと、当ホテルで年間およそ10万人を見込む宿泊客の皆様、それから世界中から高山を訪れる多くの旅行者の皆様に、永く愛される美術館を目指し、精一杯取り組んでまいる所存です。

■飛驒高山美術館 名誉館長 向井 鉄也 挨拶

当美術館の前身である旧飛驒高山美術館は、1997年にオープンしました。

当初、私は高山と縁のある陶磁器に興味を持ち、ガラス工芸品には関わりを持っていなかったのですが、ある時、後に人間国宝に選ばれた藤田喬平先生との出会いがあり、そのガラス作品を見て「なんて彫刻的な、素晴らしいものなんだろう」と感じたことから収集を始めました。

1900年代の末にヨーロッパで花開いたアール・ヌーボー、エミール・ガレやドーム兄弟等といった素晴らしいガラス作家の作品を収集するにあたり、「世界有数のガラスの美術館をここ私の生まれ育った飛騨高山にどうしても作りたい」という思いに至り、専門家の先生方にもご指導を頂きながら、美術館の建設を始めたのです。幸いにも、その後10年も経たないうちにミシュラン社に三つ星として取り上げられ、7期連続で掲載されるといった評価を頂くことができました。

リゾートトラスト様からは、その美術館を、是非ともホテルの中で継続して運営していきたいというお話を頂戴し、それがご縁となりました。館の名称やロゴマークもそのまま継承していただき、こうして第二の飛驒高山美術館に生まれ変わりましたことに大変感謝しております。また是非、今後も皆様方のご指導やご鞭撻を頂きながら、1日も早く、再びミシュランの三つ星を取れるような素晴らしい美術館となることを目指していきたいと思います。本日は本当にありがとうございました。

■飛驒高山美術館 館長 向井 公規 挨拶

この飛驒高山美術館は、19世紀末から20世紀初頭に花開いた、アール・ヌーボー及びアールデコ期の世界でも重要なガラス作品、そして家具を収集し、展示・収蔵している美術館です。ここで旧飛驒高山美術館について少し触れさせていただきますが、「美はトータル」というコンセプトの元、名誉館長が6年の歳月をかけて、世界各地から歴史的にも重要な作品を数多く収集してまいりました。そして、美術品のみならず、美術品を納める箱(建物)と、ランドスケープ、この三位一体を非常に大切にしてきたことで、世界的な芸術の拠点として認められ高い評価を頂きました。

そんな旧飛驒高山美術館が、2020年の5月に閉館しまして、約4年の歳月が経ちます。リゾートトラスト様との貴重な出会いとご縁がきっかけで、美術館があるホテル、ホテルがある美術館がここに誕生しました。また、美術品のみならず、「美はトータル」というコンセプトも含めまして、想いや考えも引き継いでいただきましたこと、リゾートトラスト様には心より感謝を申し上げます。

そして、この北アルプスという雄大な自然に囲まれ、歴史的な飛騨高山にこの美術館があるわけですが、改めて世界中が注目する芸術の拠点としての役割を全うしたいと思います。また、新たな価値ある企画やイベントといった試みも取り込みつつ、会員様はもとより、国内外の観光客の皆様、そして飛騨の皆様方に感動と喜びをお届けするため、精進してまいりたいと思います。

最後になりますが、この飛驒高山美術館の開業に携わられた皆様方に心より感謝を申し上げます。そして今後、多くのお客様がご来場いただきますことを心よりお待ち申し上げております。本日は誠にありがとうございました。

【飛驒高山美術館について】

2020年5月末に閉館した旧美術館からコレクションを受け継ぎ、アール・ヌーヴォーやアール・デコのガラス工芸品を中心に、ルネ・ラリックの「シャンゼリゼ・ショッピング・アーケイドの噴水」やエミール・ガレの「花器『フランスの薔薇』」など、世界中で収集されたアートの名品を展示。美術館は“うつろいを愉しみ、五感を刺激するアート体験”をコンセプトに5つの展示室で構成されており、各部屋のテーマに基づき、最新技術を活用し、「光」「音」「香り」によって最大限に引き出された作品の魅力をお楽しみになれます。なお、美術館はホテル宿泊者以外の一般の方もご利用いただけます。詳細は、美術館ウェブサイト(

https://htma.rtg.jp)をご参照ください。

【リゾートトラスト株式会社について】

リゾートトラストグループは、「ご一緒します、いい人生~より豊かで、しあわせな時間を創造します~」を共通の価値観として、お客様や、地域社会をはじめ、リゾートトラストグループに関わる全ての人々の人生に寄り添い、共に歩み続けます。そして「余暇」と「健康」に関わる様々な社会的課題を解決し、より豊かでしあわせな社会の実現を目指した商品・サービスを協創する企業グループとして、サステナブルな経営を続け、企業価値向上に努めてまいります。

<運営実績>

・グループ運営施設数:104施設(2024年3月末時点)

・グループ会員数:19.9万口(2023年12月末時点)

・ホテル年間宿泊者数:272万人(2023年3月期実績)

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