棕櫚箒・シダ箒の伝統を、和歌山の主婦軍団が受け継ぎ主婦ならではの視点で開発したオリジナル箒が2024年5月1日に新発売
和歌山県海南市の中小企業(深海産業)が、従来の伝統の常識を覆す商品開発でオリジナルブランド“Broom
Craft”を展開中。ショールームのような工房もオープンしました!
■ 企業名深海産業有限会社(
https://fukami1178.jp/)■ 事業内容
棕櫚縄・棕櫚箒・棕櫚製品・国産シダ箒・麻製品・天然養殖縄緑化資材全般・山産物の卸売り及び販売■ 代表者代表取締役 深海 寛昭(ふかみ ひろあき)■ 所在地
〒642-0024 和歌山県海南市阪井1391-4
新発売商品概要【商品名】国産棕櫚箒 4玉【サイズ】W180 x H1140mm【価 格】¥19,800税込【特 徴】
軽さを追求した棕櫚繊維の最高級「鬼毛」を使用。フローリング以外に、畳・大理石あらゆるところの掃き掃除が可能。【発売日】2024年5月1日
以下の当社ECサイトにて
https://syurosidahouki1178.jp/【特 徴】
・棕櫚箒長柄の最上位クラスでの繊維の部分を斜めにカットしている箒はほとんど無い。・棕櫚箒は重い事で年配の方に敬遠される方が多かったが、軽さを追求した商品を製作。
・主婦ならではの視点で「お掃除のしやすさ」にこだわった箒(上記の軽さも含めて)。
「深海産業有限会社」とはどういった会社なのか
深海産業は、1950年頃に創業者の深海洋治が自宅において棕櫚縄の生産を開始した事が起源です。そこから緑化資材等の販売を行うと同時に国内では生産者が激減している棕櫚箒(しゅろぼうき)の製造販売も行っておりました。しかし、家庭で箒を使うという文化がだんだん希薄化してきた近年は売上は下がり続けていました。しかし、今は、新たな試みを行い、売上がV字回復し伸長し続けています。東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2022でも、開発した斬新な箒がグランプリを獲得しました。
オリジナルブランド“Broom Craft”とは?
現代表の息子である深海耕司(ふかみこうじ)【39歳】は、最初から家業を継いでいたわけではなく、運送会社の社員でした。その後、父である現代表からの呼び戻しで家業に戻りました。そして仕事で京都のある棕櫚箒の工房に訪れた際に、運命の転機が訪れました。それまでも「伝統の棕櫚箒の職人は、現状かなり数が少なく、減少を続けており、このままいくと国産棕櫚箒の職人は絶滅してしまう」という危機感を持っていた深海耕司でしたが、この京都の棕櫚箒工房は、その深海の想いに共感し、深海にその伝統の製造ノウハウを惜しみなく教えてくださいました。
この工房の想いを汲み、箒職人の文化を途切れさせてはいけないと、深海耕司は2020年「箒職人育成プロジェクト」を立ち上げました。これは、棕櫚箒職人が減少傾向にあり、国内生産の棕櫚箒が途絶えそうにある今、年齢・性別・経験の有無を問わず、箒作りのノウハウと共に、手づくりの素晴らしさを後世に繋げていけるよう、惜しみなく箒作りを伝えていくプロジェクトです。昔は箒職人としてば数十年の修行の元にようやく一人前になる事が要求されていました。しかし、今、それをやっている時間はもうありません。深海耕司は、異業種の様々な人材にも声をかけて、感性豊かな独自の「箒職人集団」を創りました。
同時にこの集団が作る箒ブランドを「Broom Craft」と名付けました。Broom
Craftの由来は、日本伝統の棕櫚箒やシダ箒を日本のみならず、世界中の人に使って良さを感じてもらいたいと思いました。そこで、なるべく全世界で理解いただきやすいように、「Broom=箒」「Craft=手工芸」と簡単な英単語を組み合わせたブランド名としました。
【当社に関する動画】■製造している様子(場所は旧工房にて。今の工房はリニューアルされています)
【これまで、深海耕司が声をかけて集めたBroom Craft の箒職人集団】・某メーカー出身で手先が器用だった50代男性を初代工房長に起用(現在は休職)
・100年以上続く老舗棕櫚原料問屋5代目の20代男性を、一緒にものづくりを復活させようとジョインしてもらう。・同じ和歌山県の漆塗り職人
藤井嘉彦氏とコラボレーション。この時に開発した箒で東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2022のグランプリを受賞。新・棕櫚箒
紀州黒江塗~FUKAMIBROOM~
https://syurosidahouki1178.jp/products/detail/36受賞のURL(19ページ)
https://www.giftshow.co.jp/tigs/pdf/94tigs_report.pdf
・元ディズニー出身のプロマーケターからブランディングをレクチャーしてもらう
「京都 棕櫚箒の伝統を、和歌山の主婦軍団が受け継いだ」とは?Broom
Craftとして多くの商品を製作し順風満帆でしたが、2023年、さらなる転機が訪れました。深海耕司が声をかけ、初代工房長として礎を築いてきた「某メーカー出身の男性」が休職を決断された事です。
当初、深海耕司はその後任探しに奔走しました。しかし、妻の一言でハッとさせられました、それは「この箒を一番使うのって、おそらく主婦だよね」という言葉です。
深海は、後任の工房長には「箒の基礎知識の有無よりも、ターゲットの事をしっかりと考えてくれる人材」を絶対条件としていました。そこに妻の一言があり「じゃあ、ターゲットである女性の感性を活かして創ってもらうのが一番良いのでは?」と考えました。
「職人は女性よりも男性であるべき」「工房には必ず工房長がいるべき」あらゆる固定概念を深海耕司は取っ払い、ゼロベースで何をすべきかを考えました。
そこで導き出した結論が以下です。「主婦の箒職人軍団を作る事」「工房長を敢えて置かない事」これは従来の伝統のモノ作りでは稀有な発想と体制でした。
まず、深海耕司はそれまで箒作りを手伝ってくれていた妻の知り合いに声をかけ、4名の主婦を集めてもらいました。その人たちに箒作りを丁寧に、丁寧に教えていきました。
主婦の方は元々、手先が器用な人は多いです。ゆえにぐんぐん成長していきました。現状、Broom
Craftの商品の多くはこれら「主婦職人」が日々手作りをしています。【主婦の職人軍団の方々の年齢、前職一覧】・Aさん(41歳)元IT系会社事務員
・Bさん(42歳)元保育士・Cさん(45歳)元阪急交通社・Dさん(49歳)元エステティシャン
ショールームのような工房 とは?
主婦の職人軍団の「せっかくならオシャレな工房にしたい」という声から、2024年2月9日に、当社内にまるでショールームのようなスタイリッシュな工房をオープンしました。本当にこの中で制作をしております(制作している様子はお客様にも見学いただけます)。
当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000109209.html
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